真鶴・三石海岸の見晴らしの良い喫茶店で・・・店の看板に「ここは喫茶店」と書いてあるから、由緒正しい喫茶店だと思う
旅に出た時、最高の楽しみは、ぶらっと入った喫茶店(カフェと呼ぶらしいが・・・)で、美味しい珈琲に巡り合う事。
日帰りで出かける時は、一人でいれば、ここと決めないで、食事やお茶をとるけれど、連れがあると、どうしても、一度でも行った事がある場所を選んでしまう・・・要するに、案外、珈琲の味は、店の見かけと違う事が多い。
会社勤務時は、旅での体験もあるが、仕事の都合上、外に出る機会が多く、仕事の手順をお昼に合わせて出掛け、あちこち、食べ歩き(正しくは飲み歩き)をして、出合を楽しんでいた。
勤めを辞め、泊まり旅を中断していた、おおよそ7年間は、ぶらっとの出会いは、全くと言ってもイイくらいなかった。
で、今回、久方ぶりの泊まり旅が出来る事になって、まず一番、「喫茶店で珈琲を・・・」だった。
「温泉」も「刺身」も、嫌いではないけれど、大好きという範疇でない私は、どこに着いても、風光明媚な場所であれば言う事ない喫茶店を探してしまうのだ。
三石海岸で見つけた「喫茶店」で、何は何でも、まず「珈琲」を注文する。
ちょいと薄めだが、熱さと香りと降り注ぐ陽の光の中で、一時を、堪能した(三ッ星と迄はいかないけれど、カップがカワイイし)・・・多分、もう、来る事も無いなと思いながら。
湯河原のとある美術館では、人間国宝作の茶碗で、一服のお茶を頂ける。
私は、萩焼で大振り茶碗を所望して、お抹茶のふくよかな香りを楽しんできた。
この茶碗、先ごろ亡くなられたある人間国宝氏作だそうで、お値段が400万円すると言っていたが、ま、「眉唾的」と素人判断をした・・・事実は、皆目、不明である。
しかしながら、高価な茶碗でお茶を頂くなんて経験は、この先も無いだろうから、疑う事も止め、この機会を楽しむ方がGoodですよね。
偶には、お抹茶もイイものである。