万城の滝(ばんじょうのたき)にて
伊豆市中伊豆、天城山を源流とする狩野川支流の地蔵堂川にある高さ20メートル、幅6メートルの滝・・・夏の名残を感じながら、轟く水音とマイナスイオンの中で、しばし「静けさ」を楽しむ。
以前には「裏見の滝」も可能だったと言うが、現在は進入禁止。
9月4日。
夏休み中、「おばば」として孫の御守責任を全うし疲労困憊したという友達と連れだって、湯ヶ島の老舗旅館に併設された「足湯」に出掛けた。
私自身は、あまり温泉好きではないので、近くにある日帰り温泉にも出かける事はない。
ただ、この夏の暑さを凌ぐため、目いっぱい冷房を効かせていた為か、足腰関節が痛むので、足湯で治療(大げさ!)して見ようかという気持ちになり、それと同時に、併設された喫茶でのランチも楽しみたい(が主で)という気持もあって、御守疲れしている友を誘った訳である。
この足湯、今まで混雑していた事は無かったが、我らと同じような人が居るのだろうか、通常より混み合っている。
看板には「混み合っている場合のご利用は20分程度でお願いします」と書かれていた・・・はい、はい・・・と、一応、脳細胞にインプットしたが、何しろ、忘れっぽいからねぇ・・・足湯自体は無料である。
この日は、ピカーと晴れてなかったので、足湯に浸かっているのには、とても、条件が良く、ぬくぬくしながらランチを取り、積もる話をし・・・そろそろ上がろうかとしたのは、多分、20分以上は優に過ぎていたと思う。
ドライブ好きな友は、「これからどうする?何処へでも行くよ」というので、「万城の滝に行ってみよう、あそこは観光客は少ないから静かだと思う」と提案し、すぐさま、ナビに設定した。
何やら、逆方向に指示をしているが、まぁ、このまま指示に従って行ってみようという友に従った。
こんなところまで舗装された道路があるの?と疑問が湧くほどの山の中を、指示に従いながらクネクネと走り(友の運転テクニックには不安なし)、ひと山越えてぐるりと回ったのではないかと思われる道のりだった。
結論:ナビは遠回りをさせるのを基本とする。
3度目(かな?)の「万城の滝」には、人影も無く、ただ、滝の落ちる音と空中に漂う飛沫に包まれ、身も心も潤い、生き返った気分になる・・・人間には、水(足湯も滝も)は命である・・・と、実感した一日だった。
あっ、足腰ね、治りません!
治療の根本的な事が欠けていますもの、運動するとか体重減を図るとか・・・
庭の「ほうづき」の実が色付き始めています。