見もの・読みもの日記

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【初日】出発~南京

2004-08-19 23:27:30 | ■中国・台湾旅行

■出発 

 今日から晴れて夏季休暇...のはずが、この日、タイから帰国予定の所長に、どうしても確認したい案件があったので、旅行用のキャリーバッグを引きずっ て、研究所に出勤。早朝、成田に着いたばかりの所長をつかまえる。「あれっ今日から休みじゃないの?」「そうです、今から成田です」と弁明しつつ、短い打ち合わせを済ませる。

 さて、出かけようかというところ、大木先生が現れて、「へー今日から中国なの。江南?蘇州も行く?そりゃあちょうどいい」と、うれしそうな顔。「あのさ、滄浪亭という庭園に行ったら、宋犖という人物の重修碑を探して”康煕三十五年”という年記が入っているかどうかを確かめてきてほしい」と、思わぬ宿題 をいただく。

 「上海も行くの?じゃ、和平飯店の北楼8階のレストランがおすすめだよ」というアドバイスもしっかり耳に収め、研究所の玄関まで見送ってもらって、成田へGO。

■成田空港

 出発便は「CA919」だったので、「CA、CA...」と唱えながら、チェックインカウンターを探す。栗林さん夫妻と菅野さんの姿を見つけて合流。 「石川さんと池浦さんの姿も見たんだけど、どこかに消えちゃったのよ」と言う。トイレか両替えだろうと思ったが、30分ほど待っても現れない。

 もしかして2人で食事にでも行っちゃったわけ?と疑っていたら、池浦さんが探しにきた。「どうしてここにいるの?」「え?」と話が噛み合わない。我々が 待っていたのは「China Airline =中華航空(台湾系)」で「CA(Air China)=中国国際航空」はまったく別のカウンターだったのである。

■上海着~南京へ

 上海では、大阪発で先に到着していた中村さんと合流。ガイドの茅(マオ)さんと対面する。中国人ガイドには珍しくきちんとネクタイを付けたおじさんであった。少し頭髪の薄くなったところ、老眼にメガネが合わなくなっているらしいところなど、中年の哀愁がただよう。

 中村さんが打ち明けるには、旅行社の手配書には、1人部屋の中村さんの名前に「T/C」(ツアーコンダクター)と注記されていたそうで、到着早々、マオさんに「仕事の打ち合わせをしましょう」と切り出されて面食らったそうである。

 専用車に乗り込み、高速道路を走ること約4時間。夜遅く、南京に到着。北方の中国の都市と違って曲線の多い街路を、巨大なプラタナスの樹影が覆っていて、古都らしい懐かしさを感じる街並みだった。

【2019/5/4 geocitiesより移行】


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