■邯鄲市内、河北省へ
午前中は、再び社長の案内で、邯鄲市内を見てまわる。武霊叢台、邯鄲市博物館、黄梁夢(”邯鄲の夢”ゆかりの道教寺院)。邯鄲市博物館では、最近、マイブームの磁州窯の逸品を見ることができて、うれしかった。
この日は、北京まで走り倒す、最後の長距離ドライブが待っている。途中の石家荘は、昼食と、河北省博物館だけの予定だったが、道案内をかねて、初老の ローカルガイドさんが乗り込んできた。昼食後、河北省博物館に到着したのは13時半過ぎ。しかし、なんと、14時半まで昼休みで入れてもらえないという。 むかしの中国ではよくあったが、最近では想定外のシチュエーションだ。
博物館で十分な見学時間を見込みつつ、かつ、北京到着が遅くなり過ぎないように、朝から綿密な予定を立てていた于さんはがっかり。我々は、ローカルガイ ドさんに付いてきてもらって、近所の食品スーパーで、お土産を買う。池浦さんの買った、邯鄲銘酒120元が、この旅のお買い物の、たぶん最高額。
■北京到着
そんなわけもあって、北京市内に到着したのは、もう夜だった。宿泊先の東方文化酒店(どこかの研究所みたいな名前!)は、孔子廟や国子監、雍和宮に近い。3年前の北京ツアーで、さんざん歩きまわった一帯である。
高速道路を降りて、ホテルが近づいた頃、北京のローカルガイドの王さんが乗り込んできた。「いやいや、皆さん、お疲れさま~」と、夜も遅いのに、よく喋 る。于さんとは旧知の仲らしいが、「スルーガイドは于さんだと言ったら、オレの部下、こわがって誰も出たがらないんだよ。しょうがないから、部長のオレが 出てきたんだ」と、漫談の独演会。(ちょっと東文研の大木先生に似てるよなあ)
ホテル到着後、夕食を食べに出たが、あたりは”辣(ラー)”のお店ばかり。北京人は辛い味が大好き。「ここまで来てお腹こわしたくない」という、石川さ んの弱音を容れて、ホテルに戻ってレストランで食べる。最終日の夕食は、また1人10元コースに逆戻り。昨年の最終日、300元ディナーは何だったんで しょう・・・。