○TBS日曜劇場 ドラマ『JIN-仁-』
放送が始まる前に、たまたま、ネットの掲示板で記事を見た。原作は村上もとか(スーパージャンプ連載中)。「幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医・南方仁が、満足な医療器具も薬もない環境で人々の命を救っていき、その医術を通して坂本龍馬・勝海舟・緒方洪庵ら幕末の英雄たちと交流を深め、いつしか自らも歴史の渦の中に巻き込まれていくという、壮大なストーリー」だという。「面白い」「期待できる」という声が多かったので、よし、見てみようと思っていた。
けれども、第1回放送日の10/11は、すっかり忘れていて、30分くらい見逃した。テレビをつけたら、金槌とノミで頭蓋骨に穴を開けるという、とんでもない手術の場面で、ぎゃっとなった。私は、こういう肉体損傷もの(医療もの)は苦手なのである。しかし、そこを我慢して見ていたら、だんだん面白くなってきて、泣いたり笑ったり、感心したりしているうちに、あっという間に2時間(スペシャル版)が経ってしまった。
ドラマのオリジナル・キャラを演じる俳優さんもいいし、歴史上の人物を演じる俳優さんもいい。内野聖陽の坂本龍馬は、期待どおりキュートに演じすぎで、ちょっとズルい。武田鉄矢の緒方洪庵、小日向文世の勝海舟は、なるほど!と頷ける適役である。でも、これだけ俳優がいいと感じさせるのは、脚本の力なんだろうと思う。
第2回で、主人公の脳外科医・南方仁が、龍馬に向かって、思わず「乙女さんという、男まさりのお姉さんがいる…」と、豆知識を披露してしまうのには笑った。確かに、もし歴史上の有名人に会ったら、こんなふうに口を滑らせてしまいそうだ。嬉しかったのは、オープニングとエンディングに、幕末の古写真が効果的に使われていること。何枚かは確実に見覚えがあって、たぶん蜷川式胤編『旧江戸城写真帖』ではないかと思う。東博の常設展で見た。よくぞ、こんなものを引っ張り出してきたなあ、と感心した。久しぶりに熱中できるTVドラマが始まって、幸せ。
公式サイトによれば、時代考証は山田順子さんという女性である。調べてみたら、いろいろ、著書やインタビューがヒットして、興味が湧いた。
※日刊サイゾー:時代劇のエンタメ化で、時代考証は犠牲にされがち!?
http://www.cyzo.com/2008/02/post_298.html
原作とドラマは「別物と思ったほうがいい」らしいが、原作の公式サイトを見に行ったら(最近はマンガも公式サイトを持っているのね!と驚く)、へえ、ポンペや松本良順も出てくるのか。幕末好きにはたまらないだろうな。ネットの書き込みでは、多紀元琰も出てくるそうだ。
※原作:公式サイト
http://sj.shueisha.co.jp/contents/jin/
放送が始まる前に、たまたま、ネットの掲示板で記事を見た。原作は村上もとか(スーパージャンプ連載中)。「幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医・南方仁が、満足な医療器具も薬もない環境で人々の命を救っていき、その医術を通して坂本龍馬・勝海舟・緒方洪庵ら幕末の英雄たちと交流を深め、いつしか自らも歴史の渦の中に巻き込まれていくという、壮大なストーリー」だという。「面白い」「期待できる」という声が多かったので、よし、見てみようと思っていた。
けれども、第1回放送日の10/11は、すっかり忘れていて、30分くらい見逃した。テレビをつけたら、金槌とノミで頭蓋骨に穴を開けるという、とんでもない手術の場面で、ぎゃっとなった。私は、こういう肉体損傷もの(医療もの)は苦手なのである。しかし、そこを我慢して見ていたら、だんだん面白くなってきて、泣いたり笑ったり、感心したりしているうちに、あっという間に2時間(スペシャル版)が経ってしまった。
ドラマのオリジナル・キャラを演じる俳優さんもいいし、歴史上の人物を演じる俳優さんもいい。内野聖陽の坂本龍馬は、期待どおりキュートに演じすぎで、ちょっとズルい。武田鉄矢の緒方洪庵、小日向文世の勝海舟は、なるほど!と頷ける適役である。でも、これだけ俳優がいいと感じさせるのは、脚本の力なんだろうと思う。
第2回で、主人公の脳外科医・南方仁が、龍馬に向かって、思わず「乙女さんという、男まさりのお姉さんがいる…」と、豆知識を披露してしまうのには笑った。確かに、もし歴史上の有名人に会ったら、こんなふうに口を滑らせてしまいそうだ。嬉しかったのは、オープニングとエンディングに、幕末の古写真が効果的に使われていること。何枚かは確実に見覚えがあって、たぶん蜷川式胤編『旧江戸城写真帖』ではないかと思う。東博の常設展で見た。よくぞ、こんなものを引っ張り出してきたなあ、と感心した。久しぶりに熱中できるTVドラマが始まって、幸せ。
公式サイトによれば、時代考証は山田順子さんという女性である。調べてみたら、いろいろ、著書やインタビューがヒットして、興味が湧いた。
※日刊サイゾー:時代劇のエンタメ化で、時代考証は犠牲にされがち!?
http://www.cyzo.com/2008/02/post_298.html
原作とドラマは「別物と思ったほうがいい」らしいが、原作の公式サイトを見に行ったら(最近はマンガも公式サイトを持っているのね!と驚く)、へえ、ポンペや松本良順も出てくるのか。幕末好きにはたまらないだろうな。ネットの書き込みでは、多紀元琰も出てくるそうだ。
※原作:公式サイト
http://sj.shueisha.co.jp/contents/jin/
第3話が待ち遠しいですね
個人的には綾瀬はるかちゃんの演技がいい感じです