余りにも有名で、奈良の絵葉書やポスターの定番となっている「猿沢池」を訪ねた。 修学旅行の時の感動がよみがえった。もうあれから何十年だろう?感慨深いものがあった。
興福寺の放生池として造られ、4月17日の「放生会」では鯉やフナが放されるようです。私達の訪問時は亀も見かけました。
今回は天気も良く、池面に映る興福寺の五重塔が青空をバックに、絵葉書のように綺麗でした。
五重塔は天平2年(730)に光明皇后の発願により建立され、火災や兵火によって焼失と再建を繰り返し、現存するのは応永33年(1426)に再建された6代目だそうです。 天平時代の伝統的な建築様式で復興されており、高さ51m。京都の東寺五重塔に次ぐ2番目の高さとの事です。
五重塔の反対側には沢山の参拝者で賑わう朱塗りの堂宇 「南円堂」が見られました。 西国33ヶ所観音霊場の第9番札所で参拝者は絶えないそうです。 国宝の木造不空羂索(ふくうけんじゃく)観音坐像などが安置されているとの事です。