神がおわす聖なる原生林内の参道を両脇の石灯籠に見守られながら進んだ。 2月と8月に行われる万灯籠には多くの参拝客が訪れるようです。 その名残か参道側の石灯籠に和紙が貼られ、灯されたと思われる小さなロウソクが見られました。
春日大社の祭神、鹿島神が降臨したといわれる春日山は神聖なるものとして、千年以上もの間、手厚く保護され、同時にこの山は僧侶にとっては自然信仰に基づく山岳修行の場であったようです。
深い緑に囲まれた境内には61もの摂社や末社が祀られているとの事です。 そんな広い境内の大社を参拝して来ましたが、帰ってから地図を見直したら参拝順序として二の鳥居から南門、舞殿、回廊、御神木と中門、内侍殿、直会(なおらい)殿と進むようですが、ちょっと間違ってしまったようだ。 どうも参拝していて、これが春日大社だと言う感じがしなかった。
奈良公園といえば鹿。この鹿とゆかりの深いのが春日大社だそうです。 春日大社は、奈良時代に平城京鎮護のため、常陸国から鹿島神を勧請したことに始まるようですが、このとき鹿島神が白鹿に乗ってこられた事から春日大社にとって、鹿は神の遣い。 以来、一帯では鹿が大切にされるようになったのだそうです。
鹿センベイをねだる鹿は可愛いが、その昔、シカの死骸に関われば死刑ものだったとか。 特に秋は発情期の牡鹿に注意。 江戸時代から危険防止のために角伐りが始まり、10月の日・祝日、春日大社鹿苑で勇壮なシーンが見られるそうです。 ちなみにバンビの誕生は5月から6月頃のようです。