素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 西鎌尾根を歩く ▲

2011年09月03日 | 北アルプス

昨晩は宿泊者の皆さんと共にリピート山中さんのコンサート聞かせて頂きラッキーでした。  そんな事でとても良い眠りができ、朝食も完食、今日も快調。               外は最高の天気に恵まれ、今回初めて挑戦する西鎌尾根経由で槍ヶ岳を目指す。        まずは樅沢岳(標高 2755m)の西側斜面に取り付く。振り返るとお世話になった双六小屋と双六岳が綺麗に見えた。

もう森林限界を越えた稜線歩きなので、槍ヶ岳直下の千丈沢乗越までは、周りの山岳風景やお花畑に目をやりながらの緩いアップダウンの道を進む。                           樅沢岳の登りは石屑の登山道である。                                山頂は広く好展望地であり、左に三俣蓮華岳(標高 2841m)、中央のピークが鷲羽岳(標高 2924m)、その中央に三俣山荘が見える。

また進行方向に目をやれば 、これから進む西鎌尾根と槍・穂高連峰の大パノラマが広がっているが、太陽に向かって行くコースであり非常に見難いのが残念である。

西鎌尾根は非常に歩き易く、周りの山岳風景やお花畑を見ながらハイキング気分である。

逆光のせいか目指す槍ヶ岳は、遥か彼方に見えるが順調に歩けた。                     樅沢東峰の南側を巻いて進む。

硫黄乗越を過ぎ、左俣岳(標高 2674m)の山頂を通らず岐阜県側を巻いて進む。

 

蛇紋岩のザクザクした岩礫で滑り易い道を下って鞍部に出る。                 尾根上から左奥に見える硫黄尾根の 赤褐色の荒々しい岩肌は周りの山々とは対照的に目立って見えた。

段々 槍が大きく見えてくると、西鎌尾根も今迄の優しい感じから厳しい感じへと変わり、長いクサリ場が続き瘦せた岩場そして足場の悪い狭いルンゼを登る。                      ただそれほど緊張せず、慎重に歩けばクサリに触れなくても通過できる。

クサリの掛かる岩峰の右にあるガレ場を登り切れば、西鎌尾根の足場の悪い核心部は終了である。                                         稜線の左側に入ると槍ヶ岳が正面に見える千丈沢乗越に到着である。

上高地側から槍沢を登って来ると見えない小槍がハッキリと見える。                 千丈沢乗越を過ぎると槍ヶ岳本峰への急登が始まる。                         道は小槍の右手に延び、ガレ場の斜面に取り付き、浮き石に注意しながらジグザグに登る。                                  見上げると間近かに槍ヶ岳山荘が見えるのである。なのに地図上では1時間半と表示されておりビックリした。                                                    

急登ではあったが、休まず1時間で一気に登った。                         槍の肩に出て信州側を覗き込むと見慣れた殺生ヒュッテが見えた。

お疲れ様でした。

 

 

 

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🐤 雷鳥と遊ぶ 🐤

2011年09月03日 | 北アルプス

天気快晴。見通しは良いし、この天気では山の動物には会えないだろうな と思いながら歩いた。

今迄の山行で怖かった思いは、南アルプス北岳の大樺沢で大人の指くらいの真っ黒なヒル、休憩していた時、付近に点々と見られ、鳥肌が収まらなかった。                                                                                         また黒部渓谷から内蔵助平に登った時の休憩時、20センチ位の岩の様なものが動いており、ハッと見たら何と大きなカエルでビックリでした。

逆に可愛いかったなと思ったものは、涸沢へ行く途中の横尾谷登高中に、動きの素早いオコジョを発見。                               私の周りを走り回り、何と私の登山靴の上にチョコンと、体が固まり動けずカメラは出せず、じっと見つめた仕種が、とても愛らしかった。

あと大きいものでは、南アルプスの行者小屋に向け登高中の南沢でニホンカモシカに出会いました。                                   カモシカは人に会っても、急に逃げたりせずジッと見ているんですね。           写真だけ撮らせてもらいました。                                                                  もっと怖いものは、やはり熊ですね。まだ、お会いした事はありません。           熊除けとして鈴などが売られており、私も付けてみましたが、荷が軽ければリンリンと鳴るが、自分の場合は全然鳴らず、今では必ず小型ラジオを携帯しています。

                                                       

西鎌尾根の左俣岳(2,674m)通過時に、ガサガサと音を立てて現れたのが雷鳥でした。エッ ビックリ                                      通常は外敵を避けるため雨の時やガスの出ているような天候の時に見かけることが多いのですが、晴天の見易い縦走路でご対面です。

雷鳥は寒さは得意の様ですが、夏の暑さは苦手の様です。               もともと寒冷な地域を生活圏とする鳥であり、夏の時期はハイマツの群落内、岩の隙間、雪渓の中などに身を隠しているようです。

雷鳥は空を飛ぶと思いますか・・・・・・                                                                             基本的には地上を徘徊して餌を取っているようですね。でも飛ぶことも出来るんですよ。実は南アルプスの鳳凰三山で飛んだ所を見たのです。                   岩の上に格好良く佇んでいたのでカメラを向けたら飛び去ったのです。           最初、自分も知らず「エッ」と思いました。

雷鳥の鳴き声はどんな声だと思いますか?・・・・・・                                                                 グェ、グェと言うか、カエルの鳴き声に似ています。  

今回、遭遇した雷鳥は目の上に赤いシャドウが見えました。              目の上が赤いのはオスの特徴の様です。赤がハッキリしているのは興奮しているからのようで、私が会った雷鳥は少ししか見えなかったので、落ち着いて採餌していたようです。                                           私を見てもビックリもしなかったようで安心しました。

縦走路脇で植物の新芽をついばんでおり、チャンスと思いその姿をカメラに収めました。色々ポーズをとってくれ、じっくり撮影できたので助かりましたが、そこから一向に動く気配が見られず、「先に行きたいんだけど」と言っても、聞く耳なし。          私も急ぐわけでも無いので、イケメン雷鳥の仕種をじっくり眺めさせてもらった。

5分ほどしたら急に登山道に入り、槍ヶ岳に向けて歩きだし、後ろを振り返ったりしながら30mくらい先導してくれた。                         何だか道先案内をしてくれているようで微笑ましく感じ「ありがとう」と言って別れた。

 

 

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▲ 槍から天狗池を訪ねる ▲

2011年09月03日 | 北アルプス

8月、天狗池(氷河公園)の古い絵をご紹介いたしましたが、今年の8月28日(日)西鎌の裏銀座コース縦走のあと、天狗池に寄りましたので最新映像をお届けいたします。                                                                               槍ヶ岳への到着時間によっては、一気に槍沢を下る計画をしておりましたが、双六小屋で充分な睡眠がとれ体調が万全であったこと、そして西鎌尾根通過中の天気が素晴らしかったことで、槍ヶ岳山荘に予想外に早く10時30分到着。                                               30分の大休止をしたが時間的にこのまま下るのは勿体無いと思い、槍沢カールにガスが湧いてきたが天狗池を見に行ってみようと、穂高連峰に向け南下した。

槍穂高縦走は国内でも第一級の岩稜縦走路。                                                                        ただ南岳までは長大なゆったりした岩稜コースになっています。

槍ヶ岳山荘を過ぎ、テント場の脇を通り斜面をジグザグに下り、大喰岳(おおばみだけ)(3,101m)との鞍部になる飛騨乗越を通過。                  再び大喰岳への登り返しとなり、石屑の道を登って行くと岩がゴロゴロした稜線に出る。中岳(3,084m)そして南岳手前の天狗原稜線分岐まで岩の転がる河原のような縦走路を進む。

天狗原分岐(12時50分)で縦走路と分かれ東に進路を取り、横尾尾根に入る。   上部はヤセ尾根でクサリや二段の鉄バシゴの道を慎重に下る。               眼下には天狗のコルが見え、あそこまで下れば気が抜けそうだが、そこまでは一歩ずつ確実な歩を進めた。

天狗のコルに出ると左の谷へ下り、雪渓を横切りカールの底に見える天狗池に下る。  丁度この頃、ガスで見えないと思っていた槍のピークが見え出し早く行こうと気が焦るのを感じた。                                     でも天狗池の周辺は氷河期の痕跡が残る大岩が点在し、その岩に登山路である丸い印が表示され、そこを進むので踏み外したら大変であり、焦る気持ちを抑えた。

13時50分、天狗池到着。                             私が着いた時は誰も居らず、やったね 貸し切りだ。30分の大休止とした。

                                                                                            ザックを降ろし水分補給をし、リンゴをかじり、三脚を立て槍のピークも見えたので、存分にシャッターを押した。                              周りには青々としたナナカマドの木々が目に付いたが、来月20日過ぎには紅葉が始まり素晴らしいだろうな~ッ と思うと、また来たい思いが強くなった。 

 

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