金峯山寺の蔵王堂を出て、中千本を通過し上千本に向かった。 花矢倉に8時25分着。 標高600m辺りにある吉野一の展望台です。
眼下には上千本の一部、中千本、そして吉野山のシンボル「蔵王堂」を中心に広がる街並みが一望でき、山一面に咲き誇る桜は絶景です。 ところが今年は3月が異常に暖かく、桜の開花が早まり、私としては残念な思いであった。
と言うのは2009年4月11日に訪問した時の満開の感動が余りにも大きかったので、今回の桜見物は遅かったと残念な思いをしたのであります。
吉野の桜はシロヤマザクラと言う種類が多く、ソメイヨシノよりも白っぽい花のようです。
そのヤマザクラは赤茶系の葉と花がほぼ同時に咲くため、花が赤茶系の葉に押され気味のように感じました。
息を弾ませながら、吉野水分(みくまり)神社に8時40分到着。 今回は御朱印帳を忘れたので、参拝のみを済ませた。 この神社の主神は、水の配分をつかさどる天之水分大神。
“みくまり”から“みこもり(御子守)”となまって、子宝の神として子授けの御利益があるとの信仰も集めているようです。
また、水分神社の社殿は慶長9年(1604年)、豊臣 秀頼によって再建され、桃山時代の建築様式が色濃く残った神社のようです。 建物自体がカッコ良いと感じ、他の神社では見た事が無く、屋根がとても印象的です。