栃木県北部に位置し、一等三角点のある釈迦ヶ岳 を盟主に、鶏頂山・西平山・前黒山などからなる山塊は総称として『高原山』と呼ばれています。
こちらの大入道(標高 1402m)から剣ヶ峰(標高 1540m)の尾根沿いは ゴヨウツツジ(別名:シロヤシロ) の花街道であります。
例年は5月下旬から6月にかけて開花するようですが、温暖化 などが関係あるのでしょうか❓ 今年の大入道からの尾根沿いは5月 20日頃で満開でした。
ゴヨウツツジは、真っ白なラッパ状の花を幾つも咲かせます。 お辞儀をしているかのように、少し下を向いて咲き、控えめながらも上品で、とても美しい花です。
5枚の葉が輪を描くように生えていることが由来となり『五葉躑躅』という名前になっています。
『ゴヨウツツジ』の花が、天皇・皇后両陛下の長女である愛子様の《お印》になっています。
《お印》とは、皇族の方々が それぞれ持っている「シンボルマーク」のことで、愛用されているものなどに付けられているようです。
ご両親である天皇・皇后両陛下が『ゴヨウツツジ』の花がお好きであることから《純白な花のように純真な心を持った子供に育ってほしい》という願いを込めて、愛子様の《お印》にされたと言われています。
上品で愛に溢れている『ゴヨウツツジ』の花が、敬宮(としのみや)愛子内親王 に とても良くお似合いであります。
皆様も高原山の尾根伝いに例年になく素晴らしい花を見せてくれる『ゴヨウツツジ』別名:シロヤシオをご覧ください。
山に来て真っ白な花を見ていると心が洗われ、森林の中を散策するなど森林環境に身を置くことで、清々しい感覚や爽快感が味わえます。