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梅雨明け後、毎日暑い日が続くうえ新型コロナも全国的に拡散傾向にあり、大変な年になってしまいました。
そんな事で中々外出もできず、以前に登った山の回想をしながら自宅待機をしています。 《平成22年(2010)6月26日撮影》
今回は尾瀬のシンボル的存在の燧ケ岳(2356m)の御案内です。 燧ケ岳とは柴安ぐら(2356m)、俎(まないた)ぐら(2346m)、御池岳、赤ナグレ岳(2249m)、ミノブチ岳の5峰の総称であります。
今迄は既成の登山靴で歩いていましたが、これが最後と考え自分の足に合った登山靴を作って頂き、その靴で一番最初に登った山が『燧ケ岳』なのです。
大清水から三平峠を越え尾瀬沼へ入りました。 尾瀬の開拓と植生保護に尽力されました故平野長蔵氏が作られた長蔵小屋のある尾瀬沼東岸まで進み尾瀬沼ビジターセンターで休憩。 そこから朝湖(あざみ)湿原の分岐より長英新道に取り付き、ぬかるみのある鬱蒼とした樹林の道を進むと徐々に傾斜が増し岩が露出した溝状の登山道に変わる。 この溝状の道は風が入らず蒸し風呂の様であったことがきつくて忘れられない。 そこをただひたすら登って行くと、やがて少し視界が開け左下方に樹間から尾瀬沼が俯瞰できる。ビジターセンターが見える。
更に登って行くと、傾斜が緩やかになり歩き易く小さな丘に出て、ここからも尾瀬沼が見える。
ダケカンバの多い樹林の道を登って行くと右手に高く俎(まないた)ぐら
の山頂が望める。
やがてハイマツが現れ、急斜面を一気に登るとパッと視界が開けミノブチ岳到着である。右に高く目指す
俎(まないた)ぐら
が聳え、左眼下には大きく尾瀬沼が広がり、その先には日光連山、上越の山々も眺望できる大展望台である。
ハイマツに中に切り開かれた道を少し行くとナデッ窪道分岐で、ここは御池岳方向への斜面をトラバースするように進むと俎(まないた)ぐら
との鞍部で、正面に最高峰の
柴安ぐら
が望まれる。 途中から尾瀬ヶ原と至仏山が遠望できた。
ここからは岩が露出した砂礫の急斜面で、足元に注意しながら登ると
俎(まないた)ぐら
に到着。
展望はこちらも申し分なく、360度の大展望が得られた。
俎ぐら
山頂より燧ケ岳最高峰の
柴安ぐら
山頂を望む。
柴安ぐら山頂
俎ぐら
からは尾瀬沼と奥日光の山々。そして
柴安ぐら
からは尾瀬ヶ原や至仏山、アヤメ平など西方向の眺望が開けている。
燧ケ岳はまさに尾瀬一番の大展望台である。
柴安ぐら
から尾瀬ヶ原と至仏山を望んだところです。
こんな事でも考えていないと家の中には居られません。