早朝の山岳地帯は荘厳な風景が味わえます。
日常の雑踏を避け、たまにはこんな涼しげな風景はいかがですか
今年は北アルプスきっての鋭鋒、天空にそびえる「槍ヶ岳」(3,180m)を訪ねてみました。 この頂を目指して6本のルートが集結しています。 今回は槍沢ルート計画しましたが、毎回同じでは?と思い、大曲から東鎌尾根の水俣乗越へと抜ける、ヒュッテ西岳の歩荷道(ぼっかみち)であり、東鎌尾根へのエスケープルートとして利用されているコース取りで槍ヶ岳を目指しました。
一気に尾根に上がるひどくきついコースでしたが槍から穂高へ続く稜線がハッキリみえ、ニッコウキスゲも出迎えてくれました。 初日の天候はまずまずで合羽無しで槍ヶ岳山荘に無事到着。 上高地より11時間歩行のハードコース、やせ尾根ではふらつく事も有り、お互いに声を掛け合い慎重に歩を進めました。
2日目は水俣乗越から見えた穂高への稜線を大喰岳(おおばみだけ・3,101m)・中岳(3,084m)そして南岳手前の分岐より天狗原へのコースを進みました。 このコースを選んだ目的は天狗原の別名「氷河公園」にある天狗池に写る逆さ槍の絵を撮ることがあったのです。 ところが雪の多さで池のカケラも見る事は出来ませんでした。 当初よりコーヒータイムを予定していましたが、雨でもあり、そのまま槍沢へ下りました。
雪渓は大小幾つも有り、縦横斜めとトラバースしなくてはならず、キックステップ、サイドステップ、バックステップと靴の中で足が縁に当たり、足の指や甲、かかとが痛み、上高地までまだ5時間ほどの歩行に耐えられるか不安になりました。
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