大阪との府境にそびえる釈迦岳から小塩山の東麓、京都市西京区大原野の一帯は西山と呼ばれている。
この西山地区には、風情漂う隠れ寺が点在し、
爽やかな
竹林
も広がっている。
在原業平ゆかりの十輪寺
、見事な松の
善峯寺
、紅葉名所の
金蔵寺
、「花の寺」こと
勝持寺
など、道路は狭い
が参拝の価値は十分あります。
最初、テレビで話題の『十輪寺
』を参拝しようと出かけてみたら、「十輪寺には駐車場はございません。」と看板があり、「警備員の指示に従って下さい。」となっていたので、警備員さんに尋ねたら「善峯寺の駐車場を利用して下さい。」との事で、折角来たので2.6キロ先の善峯寺まで登った。
西国三十三ヵ所めぐりの第20番札所として知られる天台宗の大寺で、釈迦岳東北の山腹に多くの堂塔が並んでいる。
平安中期の長元2年(1029)に源算上人が開き、後一条天皇の勅願所となってからは皇室の崇敬を集め、中世には門跡寺院として栄えた。
一時は50余を数えた堂宇は応仁の乱で焼失し、現在の伽藍は徳川五代将軍綱吉公の生母である桂昌院(けいしょういん)が再建されました。
門前の車道から急な石段を登り、仁王門をくぐり、更に石段を上がって源算上人作と伝わる本尊「千手観音」
をまつる本堂、
遊龍の松、
多宝塔、
桂昌院廟所、
釈迦堂、
市街の展望が開ける奥の院薬師堂と回る順路となっている。
日本一の松と言われる『遊龍の松』
は昭和7年に天然記念物に指定されました。 これは桂昌院お手植えと言われ、樹齢600年以上の五葉松で、現在全長37mだそうです。
そして、その先にある桂昌院しだれ桜
が見事な枝振りで満開、感動しました。
花の時期は、どこも混雑していますが、それでも
出かけないと
見られません。階段の多いお寺ですが参拝した御利益はありました。
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