「泣いたねー」とは、大河ドラマ「天地人」の子役・与六(のちの直江兼続)の演技というか愛らしさ…新潟県は、正に天地人ブームが沸き起こっている。
地元は「揚北(阿賀野川以北=阿賀北(あがきた))」と呼ばれ、謙信(景虎)から景勝へと上杉家が変遷を遂げる中で、家臣として重要な役割を担う。本庄、色部、中条、安田、そして「御館の乱」の武功から一転、景勝や天地人主人公である直江兼続に滅ぼされることになる新発田重家などがそれだ。
もしかして、大河ドラマで地元の「殿(親方様=お館様)」が配役されるか否か、わくわくドキドキ、戦々恐々として見守っている節さえもある。影響大きいですからねー。地域の活性化やそれに携わる地元住民の士気にまで影響する…隣町が取り上げられたのに、うちは取り上げられなかったとなると…これまた戦国時代の様相を呈している?
新潟は今年、トキめき新潟国体やJR東日本と地元自治体が繰り広げるデスティネーション・キャンペーンなど、大観光交流年と位置付けている。多くの人が新潟県を訪れることは間違いない。
新潟県人とすれば、せめて大河ドラマで取り上げられる程度の地元の歴史について、抑えておくべきだろう。この歴史ネタが、訪れた人々との会話を弾ませ、ビジネスや交友関係を広げることは容易に想像できるからだ。新潟県人のエチケットにもなるかも…。
私は、上杉(長尾)景虎から勉強をはじめ景勝・兼続へ。上杉や天地人にちなんだ本が出版され、各地で「天地人博」などの特別展・イベントも開催されている(写真:役所のロビーなどでも「天地人」関連イベントのパンフが手に入る)。時間があれば、ぜひ足を運んでみたい。もちろん、ドラマも見逃しませんよ!