行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

温暖化の中の降雪に思う

2009年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は通夜。新潟市(しかも南区)まで一往復。いやー、寒かったですもんね。帰り道は、北上するごとに雨がみぞれに変わり、9時過ぎ地元では雪になっていた。そして、朝明けるとこの銀世界。やっと新潟らしい冬げしきになった。温暖化が叫ばれる中、しばらくこの雪模様が続きそうで、さぞスキー場関係者はホッと胸を撫で下ろしているかもしれない。

生活の上では降らないほうがいいのは当たり前だが、スキーを初め雪を売り物にしている地域がある。また、この雪は春には大事な生活用水として、私たちをうるおしてくれる。まるで、景勝と兼続の会話みたいなことをいうが、越後はこの雪が敵の侵入を防ぎ、その時代も大きな戦場にはならなかったという説がある。つまり、雪は恵みと繁栄をもたらしてきたんだね。

そんなことも含め、私はこの景色が好きである。四季折々の風景は、日本人でもごく限られた人に与えられた場所と感性により作り上げられている。そういう人は、除雪車が置き去りにした雪をありがたいと思いながら片づけることができる。

ともあれ、ツバルやヤクーツク(先に紹介したシベリア・サハ共和国の首都)の現状からすれば、かわいいもんですよ!COP15も、そんな人の立場になって議論してほしいものだが…。(写真下:本社からの雪景色、本日8時30分撮影)

Dsc07831

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