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上越市の高田を訪ねた。後で改めて紹介するが、高田瞽女の文化を継承しようという活動が気になり、ある人を訪ねる旅。
駅前は、どこも同じように閑散としており、綺麗な商店街の中にもシャッターが閉まったままのところも多い。(写真上:JR信越線高田駅前の通り)
人口20万の上越市の中心だが、春日山付近から日本海沿岸で交通の要所・直江津と人口密集地が拡散。13市町村の合併で誕生した経緯から面積も広く、山間部の過疎地を多く抱える。
それで北陸新幹線開業で、上越妙高(脇野田)駅周辺にも土地開発を進めているが、こちらもあまり盛り上がらず、どうなることやら。
そんな中、雁木と町家は魅力的だと思う。
家康の六男・松平忠輝がこの地に高田城を築城して400年。駅前こそ再開発されているが、少し路地に入ると街道文化の象徴とも言える町家が存在する。それが一軒二軒というものではなく、城を囲むように(正確には、北側から西の駅方向、そして南側へと巡る)北国街道沿い5キロ以上に及び連なる。
そこには個人の土地を雁木という半公共のスペースのアーケードのような庇のような、豪雪地帯の知恵から生まれた空間がある。これが何とも言えない趣きを醸し出している、そんな町でした。
これをまちづくり、町おこしに使わない手はないでしょ!もちろん、そんな活動や保存運動はあるのですが、新幹線開業で首都圏からの人を呼び込むには、どこにも負けないインパクトがありますよ。
今回は目的が違い、一番の雁木通りや高田城、67の社寺が密集する寺町などまで足が及ばなかったのは残念。近いうちにゆっくりとお邪魔してみたい。
(写真下:町家の保存とPRのため再生活用された交流施設の「高田小町」の雁木を備えた外観と内部)
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