越後のいちご売り生活も、あっという間に本日で一週間。ミッションの半分を終えることになる。
少々疲れは引きずるものの、売れ行き好調のため心地よさも感じる。なかなかできない機会を与えていただき感謝している。何事も経験だからね。
私の1日の日課は、東京駅に新幹線の手荷物扱いで入荷するいちごを受け取りに行くことから始まる。JR東日本で、仙台、盛岡と、そして新潟と駅限定で東京と結ばれる「レールゴーサービス」だ。
この仕事に就いて、いちごの輸送方法が大きな課題となっていたが、新幹線で運ぶという案が浮上し、「JRのことなら」と、以前時刻表で見たことのあるこのサービスを提案し、採用されたものだ。
東京駅の荷受窓口の人たちとは既に顔見知り。いちごも「丁寧に運びました」と、気を使ってくれている。
問題は、八重洲南口から丸の内南口への手持ち輸送。北口を結ぶ自由通路を使うか、京葉線のコンコース併設の通路を使うか?線路を挟んで最も遠い位置関係にある。
これも駅構内の南口通路を、入場券を買って横断することを提案。好評を得ているいちごだけに、私が搬入するいちごの入荷を待つ人もいることから、一刻を争うんですよ。
ただ、京葉線のコンコースと交差するこの場所は、東海道新幹線やJR東日本の各線の乗り換え口になっていて、四方八方から人が湧いてくるかのよう現れる。旅行者は、あちこち見回しながら歩くし、歩きスマホも多く、大事ないちご入りの段ボールにぶつからないか、かなり神経を使う。
速やかに、そして丁寧に、いちごは新潟の工場からイベント会場であるJPタワーに運ばれているんですよ。「越後の越後姫」ならぬ「我が社の箱入り娘」なんです。