仕事上、大変お世話になっている方で、信頼できる方のブログでの記事に、「時刻表が発刊中止になった」という衝撃の内容を目にした。
少なくとも3カ月に一度は購入していたものの、このところ出かける機会もめっきり減ってしまった昨今、私のような優柔不断で中途半端な鉄道ファンなどがコロナ禍により大きく出控え、買い控えに走り、時刻表出版業界にもそんな影響が表れたのだろうか?
基本「JTB時刻表」派の私も、確か7月号までは店頭に並んでいたのを確認したはず。そんな情報が流れたのが8月の下旬で、9月号が発売を迎えるところだった。
そろそろ並んだかな?と思い、数度足を運んでもない。隣町の少し大きい本屋さんに行き、売り場を確かめるがない。他の出版社のものは数冊残っているのだが、愛読書でバイブルであるJTBのものがないのである(写真上:本屋さんの店頭で。JTBの時刻表が写っているが、実はこれは6月発売の季刊誌で「夏号」の残部。)。
まさか、本当に発刊中止や休止になったのではと、思い切って店員さんに聞いてみた。
鉄道ファンがどこまで影響しているかは分からないが、コロナの影響でビジネスユーズも低下しているようで、書店で納品数を減らしているという。減らしていいるといっても、店頭から消えるほどなので依然愛読者はいるという裏返しにもなるのでは?
口の悪い人(?)は、「毎月、時刻表を買う意味があるのか?」とも言うが、確かに内容的にそれほど変わるものではないので、口が悪くなくともそう思うのも当然。私などはコツコツと毎月買っているというほどのどっぷりでもないが、普段必要としていた人も出歩く機会がなくなれば、その需要は下がってしまうということだろう。
現に、「発刊中止」は決してガセネタではなく、交通新聞社の「コンパス時刻表」は、コロナ禍にあって情報等の掲載時期が遅れてしまうとの理由で6月号を休刊。(その後、復活発刊されています。)
まあ、出版社側もコロナの影響により社員の在宅勤務などが続き、この6月号は夏の臨時列車の掲載などにより需要も高いが、編集のための情報収集も難しかっただろうし、正確な情報提供ができ難いと考えてのことのようだ。
季刊で9月に発行される「JTB小さな時刻表」を狙い、店員さんの教えてくれた発売日の数日後本屋に行ってみた。しかし、ない!月刊のものもない。
仕方ない、Amazonに頼るしかない。時刻表をAmazonで購入するのは初めて(写真下)。地元の本屋さんで買いたいんだけどなー。これもコロナ禍か!