行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

春のダイヤ改正、上越新幹線からE2系が引退するにあたり

2023年02月19日 | 鉄道


東京出張(正確には横浜出張)の帰り、狙っていた上越新幹線を逃し、やむを得ずその時間に乗れる新幹線に乗車することになった。おー、E2系かー!
今春のJRダイヤ改正について触れていなかったが、実はこのE2、上越新幹線から引退することが発表されている。上越新幹線は、北陸新幹線同様、すべてE7に置き換わる。(多分、東北新幹線の東京・仙台間のやまびこ・なすのでは残るものと予想される。)
長年、上越新幹線の顔として活躍してきたが、200系を見送り、E1、E4を見送って、ついにE2も終焉の時?まあ、JR東から完全に廃止ということではなさそうだが、もしかすると自身最後の乗車になるかもしれないと思い、しみじみと乗車することになった。



E2は東北新幹線で1997年にデビュー。速達タイプ(停車駅の少ない列車)の「やまびこ」で使用され、上越新幹線にも1998年12月、同様の速達タイプで導入されている。当時は、新潟人にとっても画期的な導入だった。
ただ、東北新幹線に新型車両E5が導入されると、余剰のE2が上越新幹線に回されたり、そもそもその開発経緯は長野オリンピックに合わせて長野新幹線に導入されたものであったりしたことから、新潟人にとってはお古感も強かった。
E2に置き換わるE7(W7)系もそうである。北陸新幹線開業に合わせて製造されたものの、当初から導入を予定していた上越新幹線には1年遅れで新造車がつぎ込まれにも関わらず、どうしても二番煎じの感が否めない。



さて、この日に乗車したE2は「J57」という編成の車両で、決してE2の中では古い方ではない(2004年製造)。乗り心地やスピードについても、E7と極めて劣るというわけではない。(設計最高速度では、時速315キロのE2の方が勝る。)
サービスのないグランクラスの有無は関係ないが、ただシートピッチにどれほど違いがあるかまでは分からないものの、E7に比べるとE2は足元が狭く感じる。これって乗り心地ってことでしょうかねー?
最大の弱点は座席に電源がない!この日も一緒だったミーは「スマホの充電ができない」と閉口。不便も思い出よ。私だけが、黄昏色の車窓を楽しんだり、新潟駅のホームで両側E2という光景をしっかりと目に焼き付けながら、お疲れ様をいうのであった。
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