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楢下宿で「こんにゃく番所」に捕まってしまう

2024年10月30日 | 食(グルメ・地酒・名物)


楢下宿というと「こんにゃく番所」?聞いたことある人、すでに行ったことがある人も多いかと思う。
山形県は各地で大鍋に玉こんにゃくを煮て販売する光景を、あちこちて見かけることが多いこんにゃく県であるが、そのこんにゃくの名店が「丹野こんにゃく店」。国道13号沿いの山形観光物産会館やJR山形駅のエスパルなどにも売店を構える。
上山から楢下宿に入る手前にある「こんにゃく番所」はその本店でもあり、こちらではこんにゃくを多彩にアレンジした料理を提供していることから、全国各地から多くの人たちが訪れるのである。



料理は「懐石」をお勧めする。初めは「こんにゃくでは、淡白すぎて物足りないのでは?」と思っていたのだが、次々提供される料理は「これは、本当にこんにゃく?」、「こんにゃくでこんなことができるの?」というものばかり。
前菜のサーモン、黒豆、はまぐり、揚げ物のホタテ貝柱、お刺身の盛り合わせなどは、すべて「〇〇風の蒟蒻(こんにゃく)」である。そばもこんにゃくをつなぎに使っていて、正にこんにゃく尽くしの懐石なのである。
食感(硬さ)や形、色を微妙に変えて、おなじみの食材に見立ててきれいに盛り付ける。見た目ではこんにゃくであることは分からず、提供する際に係の人が丁寧に説明を添えてくれると、「へー!」の連続だ。
どの料理にもに職人の技が十二分に発揮されているとともに、こんにゃくにかける情熱が料理や技術を進化させているのではないかと思う。「たかが蒟蒻、されど蒟蒻」と店頭に掲げられた文字が印象的だ。



売店でもお馴染みの玉こんにゃくはもちろん、懐石に使用されていたもののほか、いろいろな商品が並べられており、お土産にすることができる。串に刺した海苔巻き団子風、焼き鳥風などこれも面白いというより感動もの。
別棟には、スイーツショップ「日々蒟蒻」があり、タピオカに見立てたこんにゃくドリンクや、寒天の代わりにこんにゃくを使ったあんみつなど、これまたこんにゃく料理を極めたといっていい品々を口にすることができる。
行く前は、まあ物の話として行っておかないとと思う反面、二回目はないな!と思っていたのだが、ぜひまた行きたい感動と美味しいスポットになる。楢下の「番所」で引っかかった!てなところです。

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