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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

県内お勧めの「道の駅(その2)」当たり前のことを実践する「庭園の郷・保内」

2021年12月29日 | 旅行記・まち歩き
道の駅の制度は平成5年(1993年)に開始された。県域の広さもあってか、新潟県内では当初から8か所(豊栄、加治川、神林、朝日、新潟ふるさと村、能生、三川、関川)の道の駅が登録された。これは北海道に次ぎ全国で二番目。
道の駅は、ドライバーが安心して休憩できて、かつ地元の物産や観光情報を提供することを目的に設置されるが、その原型となったのは新潟・新発田間の「豊栄パーキング」だ。一般道のパーキングエリアとして日本初(1988年)とのこと。
その道の駅だが、このところどんどん進化を続けているようで、私が選ぶベスト3も「単に便利、施設充実、広くてきれい」という基準ばかりではない。



第二位としてお勧めするのが「庭園の郷・保内」。国道403号線から少し入ったところの三条市保内にある。国道沿いではないので、ちょっと分かりづらいので道の駅の看板が頼りになる。
「きれい」だけが基準ではないと書いておきながら、とにかくここはきれい!最初からトイレの写真を掲載して失礼するが、写真を見てもお分かりのとおり、とにかくトイレがきれいというのは、大きな加点要素だ。
しかしもっと凄いのは広大な敷地が庭園となっており、施設もガーデニングのお店と間違えるような緑あふれる道の駅だ。三条市は金物の町として知られているが、この保内地区は植木や造園技術の町として発展した歴史があることによる。正に庭園の郷なのである。



母屋である「庭園生活館」は地場の野菜や名産品の直売所、カフェテラス等があるが、それを抜けると庭園が広がり、庭園・園芸植物見本園があり、奥には各テーマに基づいた庭園が広がる。
その中心にあるのが庭園体験館で、これが本格的なイタリアンを提供するレストランになっている(写真下)。地元・三条の野菜をふんだんに使用してつくられるピザやパスタは、素敵な庭を眺めながらいただくと美味しさが増すことは間違いなく、地元の主婦層にもファンが広がっている。
加えて斬新なのは、この道の駅の駅長は加藤さんという女性。全国でも珍しい。(全国で25駅中、新潟は4駅長がいる。加藤さんは全国の女性駅長の会の会長)。加藤さんにより、この施設が再生されたという見方もあるくらいだ。



さらにさらに、ここの運営は株式会社テレコムベイシスという南魚沼市にあるdocomoショップなどを運営するモバイル事業を展開する会社。この4月から指定管理者となった。女性社員が活躍する会社だ。
運営会社、三条市、道の駅の駅長と、テナントなのかどうなのかイタリアンレストランと、どういう関係(役割分担、条件等)になっているのかはよく分からないが、施設を見れば上手くいっていることは一目瞭然。
とにかく女性目線を大事にしていることは確か。素敵な緑・花、美味しい料理、きれいなトイレ、明るい対応などなど、みんな求めていることなのに当たり前にやることは難しい。でもここはできている!




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