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雪の中をなぜ長岡に行ったかというと、「長生橋フォーラム2020」に参加するため。
以前紹介した長生橋は、信濃川に初めて架橋されたという初代から現三代目の永久橋が三代目。三代目は1937年完成だから83歳。いまなお長岡市民の生活路として活躍している。(長生橋については、11月16日の記事参照。)
この橋を「もっと知ろうよ」ということで、市民の有志の会である「長生橋を愛する会」と、地元建設業協会の主催で開催された。
以前の記事で、長生橋のことについて調べていると、この日にフォーラムが開催されるという情報に遭遇した。すかさず申し込みました。
プログラムは「長生橋の歴史」から始まり、「長生橋の構造と土木工学」、「長生橋の現状と補修工事」という内容。「長生橋ライトアップの経過と意義」にも触れながら、長岡の街づくりに寄与してきた長生橋をとことん掘り下げていくもの。
普段なら眠くなる午後の時間帯の会議だったが、わくわくドキドキしながら、あっという間に時間が過ぎていった。とても興味深いものでした。
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特に、カンティレバー(ゲルバー)トラス橋の構造は、分かりやすい解説付きで私にも十分理解できた。(構造計算の話はちんぷんかんぷんでしたがー。)
その稀有な構造こそが、美しい景観を生み出しており、市民に愛されることになっているということや、土木に関わる人たちにとってはとても貴重な資料でもあることに改めて感心した次第だ。
県の地域整備部の方からは、「今後も補修工事を施しながら大切にしていきたい」との言葉もあって、長岡市民でもないのにのめりこんでしまうことになってしまった。
こんなマニアックな会に、しかも遠方から参加しているので、会場内に知っている人はいないだろうと思っていたら、いました!しかも、司会をしているではありませんか!
いわゆる「ドボジョ(土木女子)」の彼女は、筋金入りの技術職。お酒も強い。知識もお酒も足元には及ばないので、軽く挨拶を交わし会場を後にしました。
土木遺産をテーマに、あちこちでこんな会があったら楽しいだろうに。マニアや技術者だけでなく、単に趣味の素人も楽しめるような今回のようなフォーラムに期待して、来年もまた来ます(毎年やっているのかどうかは分かりませんが)。
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