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「謝罪の王様」 水田伸生監督 ××× PPいろいろ
「謝りたい人が謝れば、謝ってほしい人は笑顔になる。」、というわけで「謝罪のプロ」となった黒島(阿部サダヲ)のもとには様々な問題を抱えた人が謝り方を教授してもらうために訪れます。初めに訪れた帰国子女の典子(井上真央)は車をぶつけてしまいましたが、海外では「簡単に謝るな。」と教育されていたため、小さい事故でしたが大ごとになってしまい、その上相手はやくざでした。黒島に助けられた典子は黒島の仕事を手伝うことになるのでした。セクハラ、芸能人の子どもが起こすトラブル、そして国家の危機(?)など「土下座を超えた」謝罪法で対処するのですが・・・。
宮藤官九郎脚本ということであちこちに彼流の笑いがちりばめられ、楽しい作品ではありますが、期待ほどではなくちょっと不完全燃焼です。あとふたひねりほどすると爆笑ものになるところでしたが・・・。
タバコは、目立つところでは大物女優役の松雪泰子が何回か喫煙(×)、そろそろ急性心筋梗塞が心配なお歳では? やくざも喫煙(×)。主役の阿部サダヲもラスト近くで喫煙(×)。子どもも楽しめそうな内容なだけにもっとタバコにも神経を使ってほしいものです。JTの缶コーヒーの竹野内豊が喫煙しなかったことと、若い女優が喫煙しなかったのは評価できます。ちなみに松雪が喫煙すると夫の高橋が煙を手で払うしぐさをしていましたがあのようなしぐさで受動喫煙の有害物質を消すことはできません。
軍隊の銃はモデルガンだし、ビールはノンアルコールで演技しているのに、なぜタバコだけは本物を使うのでしょうね。それとも疑似タバコ?