無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

スーサイド・ショップ

2013-12-03 | 2015以前の映画評


「スーサイド・ショップ」 パトリス ルコント監督 仏 ×→◎

 フランス映画界の巨匠が生きていることのすばらしさをセンスあふれるアニメで表現しました。
 “自殺用品専門店”を代々営むトゥヴァシュ一家に、なんと元気で笑顔いっぱいの赤ちゃんアランが誕生しました。暗い一家の姉も兄も笑ったことがないのです。ところがいつも楽しそうなアランの影響で一家に少しずつ変化が訪れるのでした。
 タバコネタは、あまりに明るいアランに父親が「タバコを吸ってみるか。」と喫煙を勧めます。その上、「深く吸って肺に入れるんだ。もう1本、いや一箱あげよう。今度はカートンで買ってやる。」と常習的喫煙者にしようと企みます。ところがアランの友達は、タバコを吸っているアランに「タバコなんか吸うとガンになるんだぞ。やめろよ。」とタバコを取り上げます。フランスでは子どもたちにも防煙教育が行き届いているのですね。また、タバコが「自殺用品」の一つであることもさりげなく表現しています(×→◎)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする