無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

スペック 結 爻ノ篇

2013-12-05 | 2015以前の映画評


「スペック 結 爻ノ篇」 堤幸彦監督 ○

 映画評112番の後半です。スペックホルダーを狙ったシンプルプランという暗殺計画に立ち向かう当麻(戸田恵梨香)たちですが、いよいよその黒幕が正体を現し当麻と瀬文(加瀬亮)の前に立ちはだかります。二人の運命は如何に・・・。 
 「神」とも呼ばれる人類の運命を決めている男(向井理)に「人間たちは、欲の塊となり、ガイアに国境などといった意味のないものを作り出し、それを守るために人を殺したりもする、まったくミジンコ以下の動物だ。」とか「差別を作り出してはマイノリティを排斥している。」などちょうど国会で活躍中(?)の皆様には耳に痛い台詞もあります。もちろん独特のギャグで笑いを取る場面もありますが、今作はかなりVFXシーンにお金をかけたようです。最後になってやっとこの物語が理解できました。
 タバコはなし。無煙です。病院に「タバコはニコチン依存症」のポスターが貼ってありました。

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渡されたバトン さよなら原発

2013-12-05 | 2015以前の映画評


「渡されたバトン さよなら原発」 池田博穂監督 ×

 1969年、新潟県巻町に「原発建設」の話が起きてからの町民の原発への是非を巡っての25年に渡る闘いを描いています。
 割烹旅館を営む「珊瑚屋」の一家を中心に物語は展開します。莫大な補償金の提示に振り回されたり、原発の利権に群がる人々が描かれていきます。珊瑚屋の家族内でも意見の対立がある中、スリーマイルやチェルノブイリの事故を体験することで少しずつ変化が現れてくるのでした。
 金に群がる人々の姿は今でこそ滑稽ですが、当時は夢のような話だったに違いありません。それを住民投票を通して覆した巻町の人々の闘いは福島を体験した私たちに勇気を与えてくれます。原発に反対する人たちの地道な活動は民主主義の原点をみるおもいです。
 タバコは、「珊瑚屋」の常連客のひとりである土建屋の代表が喫煙者でいつもタバコを吸っていました(×)。その人は脳梗塞で死亡してしまいます。その他は宴会の場面でひとり吸っていただけでした。ジェームス三木の脚本にしてはタバコ露出は少なかったです。
 なお、この作品は一般上映はされていません。

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