日々好日

さて今日のニュースは

食品の偽装

2007-11-12 10:31:21 | Weblog
よくもまあこんなに次から次と食品偽装問題が発覚するものですね。
まずは、02年雪印食品の輸入牛肉を国産と偽り補助金詐取事件。日本ハム同じ様
な牛肉偽装事件。昨年の不二家の消費期限切れの牛乳使用の洋菓子出荷事件。
そして今年になってこの手の事件が多発しています、
まずは、北海道ミートポープ牛ミンチ事件。同じく北海道の白い恋人賞味期限改ざん事件。特にこの10月になって赤福の製造日偽装事件。比内鶏食品加工会社の
比内地鶏偽装出荷事件。伊勢の御福餅本家の製造日偽装事件。最後は船場の吉兆の
賞味期限切れのお菓子や惣菜を販売していた事件。
特にこの吉兆は偽装はパート店員が独断でやったもので、会社は一切関わって居ないと、強気の姿勢とか。これに対し農水省の聞き取り調査では、会社の直接的な 指示で行われたとの、心証を得たとか。
ついに商売道も地に墜ちここまで来たかの感じです。
お客様のため美味しい、安全な素晴らしい品物を食べて頂くと言う事はもう神話になってしまったのか?
これらの事件の底に有るのは儲ける為には手段を選ばない、お客の事を考えて
居ては企業がやっていけない。悪と判っていても、やらざる得ないと言う、切羽つ
まった崖っぷちに追いやられた企業のトップ達の考えで引き起こされた事件です。
何がここまで追いやったのでしょうか?
私は根本には、構造改革と規制緩和、競争原理の導入による誤った競争の仕方等
やそれについていけない企業のリーダーが引き起こした事件と思われます。
日本で名の通った大企業ですらこの有様ですので、表にでない中小企業では遙か
に多い事件が闇の中で起こって居ると思われます。
何も構造改革や規制緩和が悪と言っているのではありません。全てを強引に推し進めた つけがひずみとなって出てきたのではないでしょうか。
いずれ、落ち着くと思われますが、暫くはこの状態が続きまだ次々と起こる可能性
があると思います。