日々好日

さて今日のニュースは

道路特定財源

2007-11-14 12:31:44 | Weblog
この度国交省は来年度から10年間の道路整備の中期計画素案を発表した。
年間5兆6千億余りの道路特定財源を全部使い切り全国高速道路未整備区間
2,900キロ全てを建設するため68兆円を計上すると云う。
1年間の我が國の国家予算は86兆余りだから10年間と言えど如何に巨額な金額か判る。そもそも道路特定財源はより多く道路を利用する人により多くを負担して
貰うため、自動車利用者に揮発油税石油ガス税や自動車重量税等負担する事になった。この様な道路整備目的税や有料道路料金の負担その収益等が財源です。
処が小泉内閣頃から道路の整備はほぼ完了した。今後は不急不要な道路の整備に
金を使わないで一般財源化しようと云う動きが出た。それは約束違反ではないかと、反発が出て一時は収まったかの様に思われたが、阿倍内閣には入り、道路特定
財源は聖域にしないで、道路特定財源の8割を占める揮発油税の一部を一般財源化
する閣議決定したが、公明党等の反対で骨抜き状態にされました。
結果は道路整備で余ったら一般財源化するとなった。ただし不急不要の道路の整備
には配意するとなりました。
これが今回全ての道路特定財源を使い日本の高速道路を整備する事になったのだから、我々受益者の立場にある自動車利用者にとっては朗報と云うべきではないか。
ただ、國の財政再建の立場からは、850兆も年度予算の10年分に当たる借金を抱えた日本にとっては、果たしてどうであろうか?