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さて今日のニュースは

国産ジェツト旅客機

2008-03-29 10:00:10 | Weblog
今回三菱重工業は初めての国産ジェツト旅客機MRJ開発計画を発表しました。
2013年就航を目指し本格始動にかかるという。
戦後悲願の国産旅客機でプロットYS11が開発されて世界に飛び出してから40年振りの快挙と云えます。
MRJは70~90名乗り小型ジェツト旅客機。価格1機30億~40億円。
開発費1500億円。國としても600億円の国費投入して後押しをします。
何によりも売りは騒音対策で宇宙開発JAXA開発の技術を導入して騒音を低く
押さえる事、燃費を30%軽減する事です。
早速ANNから25機の予約発注があつたと言う。心強い事です。
小型旅客機は現在カナダのバンボルディア社とブラジルのエンブラエル社が世界の
空を圧権して飛び回って居ます。これに近く中国、ロシアも参戦して来ると言う。
5000機と言われる世界の需要のうち日本は1000機の受注獲得に動きだすと言う。
前回の世界に誇れるYS11が海外への販売戦略に失敗して182機で昭和48年
で生産終了撤退と言う苦い経験があります。
開発は計画通り出来るでしょうが、後は如何に世界に売り込むか?と言う問題を
抱えています。
今回もしこのプロゼクトが失敗して中国に小型旅客機開発で大きく水をあけられと、今後の国産ジェツト旅客機計画に日本が負けると言う恥辱を受ける大変惨めな立場に追いやられる可能性がある極めて重要なプロゼクトだと云えます。
技術立国を売りの日本の底力を是非発揮して頂きたい。