日々好日

さて今日のニュースは

国債抑制の言い訳別枠「つなぎ国債」検討か?

2012-06-20 08:43:27 | Weblog
社会保障と税一体改革関連法案の三党修正協議で基礎年金国庫負担分
増額の財源確保に「交付国債」の発行があったが、此が撤回された。

年金基礎負担半分を国費でと言う趣旨で、自公民時代決定しました。
処が財源はとなると、一応特別会計の埋蔵金が充てられた。

やがて民主党政権になって此が枯渇すると必要財源2兆6千億円捻出
のため年金特別会計の積立金からひとまず取り崩す。

後は利子の付かない謂わば小切手代わりの交付国債を発行し消費増税分
で償還する意向でした。

処が此は予算に計上しなくて良く健全財政化への目くらましの粉飾的
手法と非難され撤回させられた。

政府は至急財源確保が求められ代案として「つなぎ国債」を検討。

此も交付国債同様消費税増税分を充て償還と言う、つなぎ国債も謂わば
苦肉の奇策的抜け道です。

このつなぎ国債は、44兆円枠とは別枠と言う認識で、財政健全化目標
達成に何等支障はないと言う詭弁を弄しています。


よくまあ色々思いつくものと感心するより呆れてしまいます。

恐らく財務省の悪知恵が働く、官僚達が考えついた事でしょう。

このつなぎ国債だと年金積立金を取り崩さないので少なくとも交付国債
より良い選択かも知れませんが、消費税増税を期待しての場当たり政策
の様に思えてなりません。

此が同一政党か?怒号乱れ飛ぶ民主党政調合同会議

2012-06-20 06:53:15 | Weblog
一体改革関連法案は一応三党合意で後は採決を待つだけかと思われたが
そう簡単には事が済まない様です。

民主党はいよいよ党内の意識統一と言う難題が残されました。

民主党本部では全議員を対象に政策調査会の合同会議が開催された。

会議は始めから荒れ模様で血の気が多い若手議員の怒号が飛び交います。

此が同じ政党かと言う様な完全に対立した勢力のぶっつかりです。

言わずと知れた小沢氏に煽られた経験不足の若手議員です。

純真であるだけに言動は激しく、益々峻烈さをまして居ます。

壊し屋と言われる小沢氏にとっては満足な状況になった訳です。

既に除籍も覚悟の反対姿勢で新党結成をちらつかせて居ます。

一応合同会議は民主党執行部の強引な「前原氏一任」を押しつけて
閉会しました。

余計禍根を残した状況になりつつありそうです。

党執行部は裁決時の造反には強い態度で臨むと言いつつも、輿石幹事長
等はあくまで党分裂は避けたい意向です。

しかし此処まで来ては修復不可能とさえ思えます。

自民党も壊し屋の居る政党とは協調出来ないとハッキリ言って居ます。

ここに至っては一か八か政権をかけるほか無いようですね。

果たして採決でどの位の造反者が出るか?

小沢氏と運命共同体を選ぶのは30人?それとも50人?

今の処その位と見られて居るが将来の政治生命を賭けるとなると、その数は
もっと少なくなる可能性も考えられそうです。
また逆も真なりでもっと多くの造反者も考えられます。

野田総理もゆっくりG20の会議で油売って居る事態ではないですぞ。

政変があるのか?ないのか?

全く先が見えない今日この頃の様に感じてなりません。