トランプ氏は大統領就任と同時に米国第1主義を打ち出し、米国産業・雇用等
米国に有利な企業を優遇する事とした。
貿易にしても米国に有利な二国間貿易協定FTAの推進で、是に反するTPP
協定から離脱、北米自由貿易協定NAFTAの見直しを宣言しました。
TPP協定は前のオバマ氏の努力で発効寸前でしたが、トランプ氏の離脱声明
で壊滅状態となった。
今度はこのNAFTAの見直しがやり玉に挙げられて見直しが始まった。
NAFTAとは米国・カナダ・メキシコ3ケ国がが結ぶ貿易協定です。
トランプ氏は特に、メキシコを目の仇にしてメキシコ叩きが激しい。
メキシコに対する巨額な赤字を減らし、米国製造業再生と雇用の増大を
狙い、トランプ氏はメキシコに対し姑息な手段を実行して居る。
これは安い労働力でメキシコに製造拠点を置き米国への輸出を狙う日本に
とって大変影響が大きく見逃せません。
関税もさる事ながら原産地規則の基準見直しが最大の争点でもある。
このトランプ氏のNAFTA見直には、メキシコは勿論カナダも反対で
メキシコの製造拠点を置こうとする日本や独逸まで反対して居ます。
ただ泣く子と地頭には勝てずと地団駄踏むばかりです。
何しろ米国は世界の経済を左右する大国ですから・・・・