年末の16年度予算案編成はいよいよ最終段階に入った様です。
今回その骨格が大体明かされて来た。
まず政府が行う政策経費は過去最大の73兆円台である事。
これは各省庁の概算要求76兆3千億円を絞り込んだ結果ですが、まだまだ高齢化に伴う社会保障費を何処まで
抑えるかと攻防は続いて居る様です。
緊迫する中国との関係で先島諸島等離島関係の防衛等が関係し防衛費はとうとう5兆円を突破しました。
この頃は中国が太平洋の孤島「鳥島」までも中国領だと言い出して居るとか。
中国は何を言い出すか油断出来ませんね。
16年度一般会計予算案は総額97兆円規模でどうやら100兆円内に納まりそうですね。
15年度の政策経費は72兆8912億円ですが、16年度予算案幾らで納まるか?
問題の社会保障費ですが、15年度は31兆5297億円でした。
概算要求段階で6700億円増でしたが、是を医療サービスの診療報酬引き下げ等で5千億円増にする意向。
予算案では32兆円台に納める模様。
防衛費は15年度予算で4兆9801億円でしたが、南西諸島防衛で宮古島への部隊配置やガイドラインに
示された宇宙・サイバー空間対応強化等で5兆円突破となる模様。
公共事業は既存インフラの維持・集約で前年通り横這いで6兆円台。
地方交付税は地方税収の増を見越して15年度から減らす意向との事。
地方自治体は益々厳しくなりますね。
なお国債発行は12月の国税収入見積もり次第で発行額が決まり最終的一般会計予算案の総額が決まるとの事。
日本のGDPが500兆円足らずで日本の総負債額1000兆円と云われて居ます。
税収の不足分は国債発行で16年度も補う事になるのでしょう。
さてその国債額をどうするかで2020年プライマリバランスを黒字化する財政健全化に大きく影響して来る。