『ホリイの調査』堀井憲一郎 1993年双葉社
去年だかおととしだか、どーしても読みたくなって、古本屋で買った。
古本屋といっても、ネットである、便利な世の中だ。
(便利すぎて、ちょっと感慨がない)
ホリイ氏は、私の好きな、えーと、なんだろう、「物書き」?のひとり。
(いま、氏の最新の新書『落語の国からのぞいてみれば』のカバーの
著者紹介みたいのをみたら、「コラムニスト」とあった。そうなのか。)
学生のころ、マンガ週刊誌は「アクション」を読んでて、
そこにホリイさんのコラムが載ってて、すごく面白い記憶があった。
(コラムといっても、各ページの下の、マンガの余白みたいなところに、
1ページに少しずつ書いて何ページにもわたってるやつとかがあった。)
当時は、そういうものが本になるもんだとは思ってなかったんだけど、
最近になって、そういったのをまとめた本があると知って、
読んでみたくてたまらなくなって、古本を買った。
なにが面白いかというと、なんかっていうと、
いろんなものを数えたりするのが、私には妙にツボにくる。
この本にも、「TVを数える」という章があって、
CMなど、テレビの世界には、外人の出演が多い、
ぢゃあ、どのくらいの割合で出てくるのか、調べてみようって、実践する。
とっかかりは、簡単に言い出してるみたいだけど、やってることはすごい。
1987年10月8日(木)に18時から放送終了までの時間帯で(ビデオ録って)、
テレビ画面に登場した人の数をかぞえている。
東京の7局をやろうとして4局で力尽きたらしい。
(ちなみに、テレビ東京、日本テレビ、NHK教育、テレビ朝日)
その結果、テレビには、1万5625人の人が出てきて、
そのうち5737人がガイジンさん、外人率は36.7%でした、と。
…で、だから、どーした?という無意味感が、サイコーにいい
ほかにも、いろんなとこに電話調査とかして、
回答ぶりランキングを作ったりしてるのが面白い。
山手線29駅で、「永田町へ行くにはどうすればよいのでしょうか」と聞いて、
応対態度をチェック、レポートしているシリーズでは、
29位が“唯一の国鉄的ブッキラ発揮駅”だった東京、
1位は路線図までくれて丁寧に教えてくれた田端、
という好感度カウントダウンができあがってて、
別に真剣に参考になるわけではないけど、ヘタなフィクションよりは、全然面白い。
去年だかおととしだか、どーしても読みたくなって、古本屋で買った。
古本屋といっても、ネットである、便利な世の中だ。
(便利すぎて、ちょっと感慨がない)
ホリイ氏は、私の好きな、えーと、なんだろう、「物書き」?のひとり。
(いま、氏の最新の新書『落語の国からのぞいてみれば』のカバーの
著者紹介みたいのをみたら、「コラムニスト」とあった。そうなのか。)
学生のころ、マンガ週刊誌は「アクション」を読んでて、
そこにホリイさんのコラムが載ってて、すごく面白い記憶があった。
(コラムといっても、各ページの下の、マンガの余白みたいなところに、
1ページに少しずつ書いて何ページにもわたってるやつとかがあった。)
当時は、そういうものが本になるもんだとは思ってなかったんだけど、
最近になって、そういったのをまとめた本があると知って、
読んでみたくてたまらなくなって、古本を買った。
なにが面白いかというと、なんかっていうと、
いろんなものを数えたりするのが、私には妙にツボにくる。
この本にも、「TVを数える」という章があって、
CMなど、テレビの世界には、外人の出演が多い、
ぢゃあ、どのくらいの割合で出てくるのか、調べてみようって、実践する。
とっかかりは、簡単に言い出してるみたいだけど、やってることはすごい。
1987年10月8日(木)に18時から放送終了までの時間帯で(ビデオ録って)、
テレビ画面に登場した人の数をかぞえている。
東京の7局をやろうとして4局で力尽きたらしい。
(ちなみに、テレビ東京、日本テレビ、NHK教育、テレビ朝日)
その結果、テレビには、1万5625人の人が出てきて、
そのうち5737人がガイジンさん、外人率は36.7%でした、と。
…で、だから、どーした?という無意味感が、サイコーにいい
ほかにも、いろんなとこに電話調査とかして、
回答ぶりランキングを作ったりしてるのが面白い。
山手線29駅で、「永田町へ行くにはどうすればよいのでしょうか」と聞いて、
応対態度をチェック、レポートしているシリーズでは、
29位が“唯一の国鉄的ブッキラ発揮駅”だった東京、
1位は路線図までくれて丁寧に教えてくれた田端、
という好感度カウントダウンができあがってて、
別に真剣に参考になるわけではないけど、ヘタなフィクションよりは、全然面白い。