ブッシュ 原百代訳 昭和52年 講談社文庫版
きのうから推理小説つながり。
『Yの悲劇』の私の持ってる文庫の解説に、
>英米における探偵小説の最盛期というと、ほぼ1915年ごろから1935年ごろまでの約二十年間ということになっているようである。この期間に、こんにちでも名作としてひろく読まれている幾多の本格探偵小説が続出したというわけである。
なんてあって、そこにいくつかの作品名が挙げられているんだけど、そのなかに“ブッシュの「完全殺人事件」”って入ってたんで。
この文庫本は、友だちからもらった、それは明確におぼえてる。
推理小説が好きだって言ったら、中学生のとき、友だちがくれたんだ、これ読んでみなって。
その後読み返してないから、ストーリーも何も忘れちゃってるけど。
犯人を追う探偵だか何だかが、英語だかフランス語だか通じないふりして近づくんだけど、相手はわざと咄嗟にその言葉で「危ない!」みたいに話しかけてきて、それでも何言われたかわかんないふりして転んだりする、ってとこがあったような気がする。そこが印象に残ってるもんで。
思うに、ガキのころは、犯人は誰だか当ててみせるとか、謎を解いてみせようとか、そんな感じで探偵小説にあたってた気がするけど、いまとなっては、面白く読めるかどうか、スッと流れるままに読んで、楽しめたらそれでいいってほうに、本に向かう主題が変わってる気がする。
きのうから推理小説つながり。
『Yの悲劇』の私の持ってる文庫の解説に、
>英米における探偵小説の最盛期というと、ほぼ1915年ごろから1935年ごろまでの約二十年間ということになっているようである。この期間に、こんにちでも名作としてひろく読まれている幾多の本格探偵小説が続出したというわけである。
なんてあって、そこにいくつかの作品名が挙げられているんだけど、そのなかに“ブッシュの「完全殺人事件」”って入ってたんで。
この文庫本は、友だちからもらった、それは明確におぼえてる。
推理小説が好きだって言ったら、中学生のとき、友だちがくれたんだ、これ読んでみなって。
その後読み返してないから、ストーリーも何も忘れちゃってるけど。
犯人を追う探偵だか何だかが、英語だかフランス語だか通じないふりして近づくんだけど、相手はわざと咄嗟にその言葉で「危ない!」みたいに話しかけてきて、それでも何言われたかわかんないふりして転んだりする、ってとこがあったような気がする。そこが印象に残ってるもんで。
思うに、ガキのころは、犯人は誰だか当ててみせるとか、謎を解いてみせようとか、そんな感じで探偵小説にあたってた気がするけど、いまとなっては、面白く読めるかどうか、スッと流れるままに読んで、楽しめたらそれでいいってほうに、本に向かう主題が変わってる気がする。