many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

キャラ者

2009-11-30 18:03:28 | 江口寿史
江口寿史 1巻は2000年双葉社、2巻は2002年ぴあ
1巻と2巻で発行元が違うってのは、なかなかすごい。最初は「アクション」、その後は「ぴあ」に連載されてたからだけど。
最近、また新しい版で出てるらしいけど、買ってない。まあ、そのうち買っちゃうでしょう、私。
きのうの続きで採りあげたのは、「BOXERケン」の終盤に、“プックン”というキャラ者が出てくるんだが、そいつらが主人公になってるのが、このマンガ。
毎週1ページだけど、カラーなんで、けっこう連載はたいへんなんぢゃないかと思った。
ときどき、こわれた感じの回があるのが、締め切りに追われてるか、アイデアが出てこないか知らないけど、それはそれで、らしくて面白いっす。
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ケンとエリカ

2009-11-29 22:36:20 | 江口寿史
江口寿史 1997年 マガジンハウス
きょうは、ボクシングの世界タイトルマッチをやってたんで、ボクシングものをと思ったんだが。
「あしたのジョー」は、前に文庫になったとき、そろえたんだけど、何度目かの引越しのときに、そろって売ってしまった。(あしたのジョーより巨人の星派なので惜しくなかった)
「がんばれ元気」も「リングにかけろ」も持ってないので、本棚を探したら、江口寿史のギャグマンガ「BOXERケン」しかなかったw
「BOXERケン」の主人公アニマル・ケンは、アニマル級の世界チャンピオンで、アニマル級ってのは、文字どおり動物と戦うという何だかわかんない設定である。
戦った相手は、カンガルー、テナガザル、ヤマネコ(?)、キングコブラ、オオアリクイ(これには不戦勝)、ワニ、(年老いた)ターザン、うさぎなど。
どっちかっていうと、この本には「エリカの星」が4本収録されてて、そっちのほうが、もうどの単行本にもまとめらんないかと思ってたんで、うれしかったっす。(「エリカの星」の雑誌初出は、1985年4月、同5月、1987年8月、1991年9月)
ちなみに「エリカの星」で、江口の描く「ハナのあなのある女のコ」は、ほぼ完成されたんぢゃないかと思われます。
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恋の街東京

2009-11-28 18:51:59 | マンガ
赤星たみこ 1989年 双葉社 上・下巻
きのうからのつながり。同時代に読んでたマンガで、こちらは「アクション」連載。
都会に生きる20代半ばの恋愛ものですが、柴門ふみよりも、こっちのほうが、すぐに私は好きになりましたね、おかしくて。
これは、そのころ流行りはじめてた、いわゆるトレンディーものを、からかってます。
宮崎県山奥郡山奥町出身(←今みると改めてスゴイ)の山田ミキコが主人公ですが、いちいち、トレンディーな生き方をしたいとか、結婚するなら東京の人ぢゃなきゃダメだとか、いろいろワガママ言って勝手に苦悩する物語。
今や、県知事が変わってからか、宮崎も俄然全国から注目されるようになったんだけど、「京大を出ちょらすと!?」みたいな方言が思わず飛び出しちゃうクスグリが本作にはあちこちにあります。
それまで、赤星たみこはあまり読んだことがなかったんだけど、週刊連載でよく使う「ヒキ」が妙におかしくて好きでしたね。(「いったいどうなる!?次号へ!」みたいなやつ)
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同・級・生

2009-11-27 22:10:37 | マンガ
柴門ふみ 1988・1989年 小学館 上・下巻
ちょっと前に江口寿史の「THIS IS ROCK!!」をあげたけど、あの単行本のチャプターのひとつが「同・年・輩」
江口寿史が、いいトシして“学年一緒”とか持ち出しちゃうのは何なんだろう、とか何とか言いつつ、同い年というのは意識してしまうってことで、同世代の著名人と対談する企画なんだが。
その冒頭で、ただ「同年輩」ぢゃ何なんで柴門ふみ風に「・」入れて「同・年・輩」としてみた、とか書いてんだが、まあ、それで思い出したわけで「同・級・生」
あと、荻野目ちゃんのニューアルバム「Songs & Voice」を毎日聴いてるんだが、そのなかの「YES-NO」を聴いてたら、なんだかそういうトレンディードラマ風のものを想起させられたってのもある。
よく調べたら、「YES-NO」は1980年なんで、80年代末のそういう系とは直接リンクしてないんだが。どっちにしても、私はマンガは読んでも、テレビドラマは見ないので、そのへんのイメージ、すごい適当なんで。
ちなみに、「Songs & Voice」の一曲目、「DOWN TOWN」は私の好きな曲で、それはもちろんEPOの歌ってたものである。「オレたちひょうきん族」のエンディングテーマ。あれを土曜日の夜9時前に聞くと、めでたく一週間も終わりって感じ。“ひょうきん族”のDVDも欲しいんだけどね。

さて、このマンガのほうは、有名なんで中味いまさら言うまでもないですが、鴨居クンとちなみサンの恋愛ものですね。
スピリッツに(たしか毎週ではなかったが)連載されてて、当時はリアルタイムで読んでました。学生んときですね。自分よりちょっと年上の主人公の話って、おもしろかったんでしょう。
単行本は当時初版買って持ってますが、いま、気恥かしくて、読み返す気しませんけどね。
私の友達には、こういうのを毛嫌いするのがいて、まあ、なんというか、空虚な話だってことなんでしょう、ばっさり酷評して切り捨ててました。
私としては、そのころ、女性の描くもの面白がって読んでたんで、「女ともだち」とかにも手を伸ばして読んでましたが。
女性の書いた小説って基本的に読まないんで、マンガ読んで、いわゆる女性心理みたいなのが描いてあるのが珍しかったんでしょう。
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FAIR TENSION

2009-11-26 23:11:33 | 荻野目ちゃん
荻野目洋子 1989年 ビクター
で、きのうから、荻野目ちゃんのニューアルバムを聴いている。

荻野目ちゃんを聴いてるのは高校生のころからだけど、そのころとはちょっと歌い方が変わってきてる(年々うまくなってる)と思う。
低音は力強く、高音はよく伸びて、私はそんないい機材を使って音楽を聴いたりしてないんだけど、歌ってる人のおなかのなかからというか全身から出てくるような声がズンズンと私には届いてくる。
ま、たぶんに私の心理的なものかもしれないんだけど。
近ごろのアーティストやらとか歌姫やらとかいうのの歌が、ヘショヘショしてるのとは対照的である。
荻野目ちゃんを聴くと、私にとっては、鼓膜だけぢゃない、何かが自分のなかで震えているのを感じる。すごいヘンなたとえだけど、フロのなかで歌をうたうと普段よりうまく聞こえるみたいに、響きが違う。

で、あくまで私の個人的な感想にすぎないんだが、荻野目ちゃんの声が変わったのはアルバムでいうと『VERGE OF LOVE』(1988)くらいからだと思うんだけど、『FAIR TENSION』で決定的になったんぢゃないかという気がする。
曲をきいたときに、それまで「うん、カワイイなぁー」とか思ってたのが、これを初めてきいたとき、「あ、すごい」と思った。
「ユア・マイ・ライフ(YOU'RE MY LIFE)」なんて特にいいです。
私を元気にさせる一枚。
1.情熱
2.ハートブレイクをぶっとばせ
3.アンダー・ザ・ボードウォーク(UNDER THE BOARDWALK)
4.千年浪漫
5.誘惑の街で
6.モーニング・コール
7.レトリカ
8.ビーチ・ドライブ
9.昨日より輝いて
10.ユア・マイ・ライフ(YOU'RE MY LIFE)~ALBUM MIX~
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