many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

Joe Satriani - Summer Song

2012-07-31 23:33:25 | Weblog
はい、夏の歌のつづき。
きょう、たまたま聴いて、いいなあと思った曲。
初めて聴いたし、ギタリストどんなひとか知らない。
しかし、いい。こういう音は、好き。
たぶん夏に関する曲なんでしょう、タイトルから察するに。
Joe Satriani - Summer Song
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏が来た!~misato・Lucky

2012-07-31 16:11:57 | CD・DVD・ビデオ
「Lucky」は渡辺美里のアルバム、1991年エピック・ソニー
暑くて、本なんか読んでらんねー。(馬乗るなんて、もっとやってらん…?)
それでも、なんか夏の物語書いた小説でもねーか探そうと思ってたんだけど、めんどくさいからやめた。
渡辺美里の「夏が来た!」でも聞こうっと。
渡辺美里って、私にとっては、夏のイメージというか聞いてた記憶が多い。(若いころ[遠い、若いころ]の話。)
「夏が来た!」は、タイトルそのまんまの内容した歌で、イントロからなにから元気があってよろしい。
ただねえ、べつにこの曲に限ったことぢゃないけど、渡辺美里の書く歌詞って、凝りすぎててというか、力はいりすぎててというか、リアリティーを感じないんだよね、私は。
>防波堤の先の岩場で 服のまま 泳いでキスした
とか
>きみに貸した マドンナのレコード ベートーヴェン 入れて返したね
とかってあたりが、「まーた、作って。そんなことするわけないじゃん」って感想を持っちゃうんである。
そのへんが、若いときから聞いてた日本語の歌い手としては好きななかでも、RCサクセション・キヨシローとは全然ちがう。
でも、このアルバム2曲目の「ライオン・ドリーム」の
>彼女が笑うと 世界は輝くのさ
>あのFace あのVoice あのBody すいこまれそうさ
ってとこは、すごく好きですけど。
どーでもいーけど、曲のタイトル、改めて見てみると、卒業とかクリスマスとかバレンタインとか、夏だけぢゃないな、オールシーズン?
(ジャケット裏みたら、レコーディングは1990.12.11~1991.4.21だって。)
「夏が来た!」
「ライオン・ドリーム」
「卒業」
「クリスマスまで待てない」
「はだかの気持ち」
「恋する人魚」
「めまい」
「タイムトンネル天国」
「さよならバレンタイン」
「大冒険」
「画用紙」
「JUMP」
「Kick Off」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未来歳時記 バイオの黙示録

2012-07-30 17:11:07 | 諸星大二郎
諸星大二郎 2008年 集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
諸星大二郎のSFっぽいマンガ。
同じシリーズの短編を一冊にしてあって、単行本化するときに加筆・修正したらしく、読んでてまとまりがあってうれしい。
ヒトと動物と植物との遺伝子が混ざり合ってしまっている世界。
植物はヒトの形をしてるし(ヒトニグサみたい)、鳥もヒトの形をしてるし(これは“鳥類図譜”などでもおなじみ)、ヒトも他の生物の遺伝子が発現してきちゃうと、動物みたいな顔になったり羽が生えてきちゃったりする。
なんかいろんなものが、生物だろうと無生物だろうと融合して、姿を変えていくのは、諸星マンガの基本というか王道なんで、らしさがあっていい。
「暗黒神話」とか「妖怪ハンター」なんかが小難しいと感じちゃう(普通の)ひとにも、「生物都市」とかと同様に、諸星入門編としてもオススメできるのではないかという気がする。
収録作と発表年度は以下のとおり。(「幕間劇」は単行本描き下ろし)
・「野菜畑」(2000年)
・幕間劇1「難民」
・「養鶏場」(2000年)
・幕間劇2「サトル1」
・「案山子」(2006年)
・幕間劇3「花」
・「百鬼夜行」(2007年)
・幕間劇4「サトル2」
・「シンジュク埠頭」(2007年)
・幕間劇5「サトル3」
・「風が吹くとき」(2008年)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

colour me pop

2012-07-26 18:20:19 | CD・DVD・ビデオ
フリッパーズ・ギター 1993年 ポリスター
ときどき聴きたくなる、フリッパーズ・ギターのベストアルバム。
オリジナルアルバムを持ってるアーティストに関しては、あんまりベスト盤とかには興味もたないんだけど、これに関しては、「フレンズ・アゲイン」「ラヴ・トレイン」「スライド」「クラウディー」といった未収録曲があったもんだから買ったんだったけか。
また、これらが、いい曲なんだな。
おっと、「ラヴ・アンド・ドリームふたたび」もだ。意味のない言葉を繰り返すだろう 向こうの見えない花束のようってフレーズは、パーフリの曲のなかでも指折りで好きなとこ。
1.Hello
2.Coffee-Milk Crazy
3.Exotic Lollipop(And Other Red Roses)
4.Friends Again
5.Camera! Camera! Camera!(guitar pop version)
6.Summer Beauty 1990
7.Southbound Execursion
8.Young Alive,In Love(live)
9.Love Train
10.Cool Spy On A Hot Car(live)
11.Slide
12.Groove Tube part2
13.Love And Dreams Are Back
14.Cloudy(Is My Sunny Mood)
15.Big Bad Disco(smaller)
16.The World Tower
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねじまき鳥クロニクル

2012-07-24 16:27:02 | 村上春樹
村上春樹 第1部「泥棒かささぎ編」・第2部「予言する鳥編」1994年 第3部「鳥刺し男編」1995年 講談社
ふう、ひさしぶりに読み返した。
私の村上春樹長編読み返しシリーズの次の順番は、これだったもので。
読み始めちゃえばすぐなんだけど、やっぱ物語長くて、重いからねえ単行本三冊。
どんな話だったか、さっぱり忘れちゃってた。
この小説の最初の章は、「ノルウェイの森」が「蛍」から始まったように、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」(「パン屋再襲撃」に収録)から始まってるから、そこはわかるんだけど。
憶えてたのは、1巻目の最後のほうの、間宮中尉のノモンハンの話ぐらいなもの、これは強烈だったんで。
でも、登場人物名は、間宮中尉を含めて、全然具体的な記憶はなかった。
そもそも村上春樹の小説って、往々にして人に名前がなかったりしたはずなんだけど、この長編ではちゃんと名前がある。
主人公の「僕」が岡田亨(オカダトオル)、離れてっちゃう妻がクミコ。
クミコの兄で悪役なのが、綿谷ノボル。これについては、悪い奴なので、村上作品まいどおなじみのワタナベノボル(安西水丸氏の本名?)を使わずに、ワタヤノボルにしたという。
あとは間宮中尉と、間宮中尉を紹介してくれた、占い師のような本田さん。
おなじく占い師のような、謎の力をもつ加納マルタ・加納クレタ姉妹。
それと、主人公の近所に住んでいて、なんだかんだと関わってくる少女の笠原メイ。「5月生まれだからメイ」ってフレーズは、ほかの作品でも見たような気がするんだけど。
さすがに、これだけ登場人物がいたら、名前つけないわけにはいかないか。
物語は、1000ページ以上にわたって延々とあるもんだから、何の話かってのは、要約しづらいなあ。
最初にネコと奥さんがいなくなって、例によって大切なものを失ってしまい、それを探し求めようとする話、って言えばそうかもしれないけれど。
なんか人の内部の暗い闇というか、精神の穴倉というか(そんなもん無いか?)、そういうとこへ潜ってくんで、サラサラと常識的な流れだけぢゃなくて、超常現象的な世界にもつながってます。
でも、「羊をめぐる冒険」だって羊に取りつかれちゃうような点ではそうだったし、「ダンス・ダンス・ダンス」でも現実と非現実の壁を超えて裏側にいっちゃうようなとこあるんで、似たようなものか。
そーゆー非現実的なとこを、ウッソだーい、そんなことありっこないよ、と言わせないとこが村上作品の強いとこなんだけど。
ひさしぶりに読んでる途中では、あー「羊」に似てるかも、なんて思ってたんだけどね。ネコに「サワラ」なんて名前つけてるし。(「羊」ではネコに確か「イワシ」と命名してた。)
後半には主人公がヘンな仕事を請け負うようになって、だんだんとやっぱり現実ではないどこかの話っぽくなってくる。
ここではない別の世界につながってて、そっちに行っちゃうとか、そっちから何かが出てきちゃうとか、そういうイメージってのは、「海辺のカフカ」とか「1Q84」なんかにもつながるものがある。
ほんと「1Q84」の方に近いかなって、後半は思ったとこもある。物語の冒頭の舞台は1984年だしね。そうそう、牛河っていう、政治家秘書で、汚れ仕事やりますよって感じのキャラも出てくるし。
それにしても、どの小説もそうなんだけど、自分自身を取り返すためにというか、失われたものを取り戻すためにというか、なんか巨大な暗黒のようなものと戦うようなとこあるぢゃないですか。あれって、何のメタファーだか象徴なんでしょうね。「システム」?
以前は、村上春樹の小説って、誰にでも書けそうなことを作者にしかできない書き方で書く、ってんで世間的には共感を呼んでんのかなーと思ってたんだけど、このあたりから、個人的には特に「海辺のカフカ」で顕著だと思うんだけど、作者にしか書けないことを誰でも読みやすい文章で書く、って感じになってるよーな気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする