水島新司 昭和56年~59年 講談社コミックス全19巻
宮仕えというのはありがたいもので、きょうから年末の休み、年始も3日まで休みである。
当然、ブログなんて書く気はないのだが、どうしてももうひとつくらい書いとかないと、なんか気持ちの収まりがよくない。
(ほんとは昨日書こうと思ってたんだが、夜遅くなったこともあり、書き損なった。)
ことしは、だいたい週3回をノルマとして自分に課してたようなとこあるし。
それはそうと、そんなわけで、週3回ったって、そのうち1回は馬のこと書いてたりして、もうあらかた蔵書の並べるのも終わったかなって感じで。
新しい本買ってきては、それ読んでそのこと書くってのも、なんかちょっと趣旨がちがってくるし、って気もして。
ことしの夏ぐらいには、年内でこのブログもヤメっかなあ、12月で満8年だしなあ、とか思ってた。
あといくつかの、むかし愛読したマンガでも並べられれば、もう更新やめても悔いないなあと考えてた。
ところが、ずるずると続けてしまっているのが私の無計画でいい加減なところ、年内終わる予定が、まだやりのこしたのあって、達成できなかった。
そういうわけで、この水島野球漫画は、あー、これは是非とも並べとかねば、って思って、秋になって、わざわざ仕舞ってある押し入れまで取りに行ったものなんだが。
断片的に、何度かマガジンで読んだことあって、こんなのもあるのね、って気になってたんだが、いつだったろうか、たぶんヒマだったから学生のときだと思うけど、地元の古本屋で19巻そろいで買った。
ヒマだったというのは、これ買ったその日に読み始めたら、なんかおもしろくて興奮するわ先は知りたいわで、夜寝ないで、とうとう一気に読み通してしまった記憶があるからである。(徹夜しても翌日支障がないほどヒマだったはず。)
お話は、架空の12球団のプロ野球マンガなんだけど。
1981年夏の甲子園で準優勝して、プロへ進んだ新田小次郎投手が主人公。160キロの速球を投げるんで、人呼んで光の小次郎。
とはいえ、プロ野球のデビューは、高校卒業の翌年ぢゃなくて、さらに一年後の1983年シーズン。
これはドラフト制に反対の小次郎が、指名を拒否して一年間どこにも所属せず浪人したため。
晴れてプロに入ってからは、無敗の快進撃をつづけることになるんだが。
いまのプロ野球で日本ハムファイターズの大谷の二刀流が注目されてるけど、このマンガの主人公もDH制のあるリーグにもかかわらず、開幕戦を始めとして自分が登板する日は打席に立つ。
さすがにほかの日にDHで出場することはない、そこはマンガの想像力は現実にかなわないところ。
ただ、当時のプロ野球の常識だと、今みたいに中6日で100球であがっちゃうなんてことは無かったからねえ。
逆にこのマンガのなかでは、中3日で3連戦のアタマでビシビシ投げ続けてる。すごいよ、前半戦だけで16勝しちゃうんだから。
まあ、どんなに超人的だろうと、それはマンガのなかでのことだから、いいんだけど。
このマンガを私が好きなのは、水島野球マンガにしてはめずらしく、一本スジが通ってるとこがあるからで。
水島マンガって、なんか話がその場の流れで思わぬほうにいっちゃうような印象があるし、伏線いっぱい張ってるけど、それはどこ行っちゃったのってのがよくある。
そこへいくと、このマンガには、最初から最後まで、光る球、光るボールっていうテーマがある。
速過ぎて見えなくなり、打者には光って見えるボールなんだが、高校生のときも投げたことがあるし、プロに入ってからもときどき投げる。
ちなみに、自分でもどうして投げられたかわかんない小次郎がいう、「心技体 一瞬の結合 なんでしょうけどね」ってセリフは、私の好きなもののひとつ。
それはそうと、最後は光るボールの投げ方を、強引に理屈づけて、完成させることになるんだが。
そこにでてくる、クロールのキャッチの要領ってのは、初めて読んだときは、すごい考えだなと思ったもんだが、後に「男どアホウ甲子園」を読んだら、すでにそこに出てきているアイデアだとわかって、なーんだ焼き直しかと思ってしまった。
ま、今回律儀に全巻ひさしぶりに読み直したけど、おもしろいことにはかわりがない。
宮仕えというのはありがたいもので、きょうから年末の休み、年始も3日まで休みである。
当然、ブログなんて書く気はないのだが、どうしてももうひとつくらい書いとかないと、なんか気持ちの収まりがよくない。
(ほんとは昨日書こうと思ってたんだが、夜遅くなったこともあり、書き損なった。)
ことしは、だいたい週3回をノルマとして自分に課してたようなとこあるし。
それはそうと、そんなわけで、週3回ったって、そのうち1回は馬のこと書いてたりして、もうあらかた蔵書の並べるのも終わったかなって感じで。
新しい本買ってきては、それ読んでそのこと書くってのも、なんかちょっと趣旨がちがってくるし、って気もして。
ことしの夏ぐらいには、年内でこのブログもヤメっかなあ、12月で満8年だしなあ、とか思ってた。
あといくつかの、むかし愛読したマンガでも並べられれば、もう更新やめても悔いないなあと考えてた。
ところが、ずるずると続けてしまっているのが私の無計画でいい加減なところ、年内終わる予定が、まだやりのこしたのあって、達成できなかった。
そういうわけで、この水島野球漫画は、あー、これは是非とも並べとかねば、って思って、秋になって、わざわざ仕舞ってある押し入れまで取りに行ったものなんだが。
断片的に、何度かマガジンで読んだことあって、こんなのもあるのね、って気になってたんだが、いつだったろうか、たぶんヒマだったから学生のときだと思うけど、地元の古本屋で19巻そろいで買った。
ヒマだったというのは、これ買ったその日に読み始めたら、なんかおもしろくて興奮するわ先は知りたいわで、夜寝ないで、とうとう一気に読み通してしまった記憶があるからである。(徹夜しても翌日支障がないほどヒマだったはず。)
お話は、架空の12球団のプロ野球マンガなんだけど。
1981年夏の甲子園で準優勝して、プロへ進んだ新田小次郎投手が主人公。160キロの速球を投げるんで、人呼んで光の小次郎。
とはいえ、プロ野球のデビューは、高校卒業の翌年ぢゃなくて、さらに一年後の1983年シーズン。
これはドラフト制に反対の小次郎が、指名を拒否して一年間どこにも所属せず浪人したため。
晴れてプロに入ってからは、無敗の快進撃をつづけることになるんだが。
いまのプロ野球で日本ハムファイターズの大谷の二刀流が注目されてるけど、このマンガの主人公もDH制のあるリーグにもかかわらず、開幕戦を始めとして自分が登板する日は打席に立つ。
さすがにほかの日にDHで出場することはない、そこはマンガの想像力は現実にかなわないところ。
ただ、当時のプロ野球の常識だと、今みたいに中6日で100球であがっちゃうなんてことは無かったからねえ。
逆にこのマンガのなかでは、中3日で3連戦のアタマでビシビシ投げ続けてる。すごいよ、前半戦だけで16勝しちゃうんだから。
まあ、どんなに超人的だろうと、それはマンガのなかでのことだから、いいんだけど。
このマンガを私が好きなのは、水島野球マンガにしてはめずらしく、一本スジが通ってるとこがあるからで。
水島マンガって、なんか話がその場の流れで思わぬほうにいっちゃうような印象があるし、伏線いっぱい張ってるけど、それはどこ行っちゃったのってのがよくある。
そこへいくと、このマンガには、最初から最後まで、光る球、光るボールっていうテーマがある。
速過ぎて見えなくなり、打者には光って見えるボールなんだが、高校生のときも投げたことがあるし、プロに入ってからもときどき投げる。
ちなみに、自分でもどうして投げられたかわかんない小次郎がいう、「心技体 一瞬の結合 なんでしょうけどね」ってセリフは、私の好きなもののひとつ。
それはそうと、最後は光るボールの投げ方を、強引に理屈づけて、完成させることになるんだが。
そこにでてくる、クロールのキャッチの要領ってのは、初めて読んだときは、すごい考えだなと思ったもんだが、後に「男どアホウ甲子園」を読んだら、すでにそこに出てきているアイデアだとわかって、なーんだ焼き直しかと思ってしまった。
ま、今回律儀に全巻ひさしぶりに読み直したけど、おもしろいことにはかわりがない。