1988年8月 青土社
きのうのつづき。マンガ論のようなもの。
こないだ読んだ『マンガ大戦争』に、私の好きだった「アクション」の発展について、ちょっとふれられているんだけど、そのなかで、
>大友は大胆な構図を用いてマンガ表現の幅を広げた。(略)
>大友が以降のマンガ表現に与えた影響は計りしれない。
って大友克洋の登場を特筆してる。
大きな目と太い眉という少年マンガの表現を採らずに、日本人本来の実際のモンゴロイド系の顔の表現をしたってことが評価してたりする。
で、そこで「ユリイカ臨時増刊総特集大友克洋」(青土社1988年)があげられてて、矢作俊彦が、大友のマンガがどんどん白くなったことについて書いてる内容が引かれてたりするんだけど。
この研究本(?)は1988年なんで、「AKIRA」がⅣ巻まで出たくらいのとこの時代のもの。
まあ、もちろん大友マンガは好きなんだけど、執筆陣がまた私の好きな作家とか入ってんで、思わず買っちゃったんだろう。
手塚治虫 カミソリ感覚
諸星大二郎 眩暈
佐藤史生 四角モノの悦楽
久住昌之 小学生のような体型の大友さんの事
いしかわじゅん ニューウェイブの果て
内田美奈子 創作・大友劇団
飯田耕一郎 一本の線を描いたとする
四方田犬彦 墨地の絵 Boogie Woogie Waltzについて
稲川方人 1/24のアクション
鎌田東二 「流れ」と「力」の果てに 幼童神アキラの誕生
大塚英志 ゆがまバやがて世なおし~ 都市フォークロアの宗教世界
永瀬唯 コンクリート・エデン 『童夢』における非在の構図
黒川紀章 廃墟こそ未来都市
小林恭二 『AKIRA』と未来
市田良彦 リアリティー・ゾーン
梅沢葉子 ニューヨークの『AKIRA』 翻訳にあたって
川本三郎・伊藤俊治 対話『AKIRA』‐未来都市のアルシーヴ サイバー・スペース・カタストロフ
矢作俊彦 空白の雄弁
亀和田武 清潔な内蔵とカタストロフィ
加藤幹郎 大友克洋あるいはものごとの具体的な表情について
米沢嘉博 マンガからのエクソダス 大友克洋についての覚書15項
北中正和 喪失のメロディー
伊豆一彦 童夢外伝
浜口稔 ホラーSFの精神薬理学 スティーヴン・キングと大友克洋
中沢新一・石井聡互 対話スーパーネイチャーと向き合うスピード
米沢嘉博・村上知彦・高取英・小谷哲・上野俊哉・北野浩之 大友克洋全作品徹底解題
大友克洋作品リストもついてます。
きのうのつづき。マンガ論のようなもの。
こないだ読んだ『マンガ大戦争』に、私の好きだった「アクション」の発展について、ちょっとふれられているんだけど、そのなかで、
>大友は大胆な構図を用いてマンガ表現の幅を広げた。(略)
>大友が以降のマンガ表現に与えた影響は計りしれない。
って大友克洋の登場を特筆してる。
大きな目と太い眉という少年マンガの表現を採らずに、日本人本来の実際のモンゴロイド系の顔の表現をしたってことが評価してたりする。
で、そこで「ユリイカ臨時増刊総特集大友克洋」(青土社1988年)があげられてて、矢作俊彦が、大友のマンガがどんどん白くなったことについて書いてる内容が引かれてたりするんだけど。
この研究本(?)は1988年なんで、「AKIRA」がⅣ巻まで出たくらいのとこの時代のもの。
まあ、もちろん大友マンガは好きなんだけど、執筆陣がまた私の好きな作家とか入ってんで、思わず買っちゃったんだろう。
手塚治虫 カミソリ感覚
諸星大二郎 眩暈
佐藤史生 四角モノの悦楽
久住昌之 小学生のような体型の大友さんの事
いしかわじゅん ニューウェイブの果て
内田美奈子 創作・大友劇団
飯田耕一郎 一本の線を描いたとする
四方田犬彦 墨地の絵 Boogie Woogie Waltzについて
稲川方人 1/24のアクション
鎌田東二 「流れ」と「力」の果てに 幼童神アキラの誕生
大塚英志 ゆがまバやがて世なおし~ 都市フォークロアの宗教世界
永瀬唯 コンクリート・エデン 『童夢』における非在の構図
黒川紀章 廃墟こそ未来都市
小林恭二 『AKIRA』と未来
市田良彦 リアリティー・ゾーン
梅沢葉子 ニューヨークの『AKIRA』 翻訳にあたって
川本三郎・伊藤俊治 対話『AKIRA』‐未来都市のアルシーヴ サイバー・スペース・カタストロフ
矢作俊彦 空白の雄弁
亀和田武 清潔な内蔵とカタストロフィ
加藤幹郎 大友克洋あるいはものごとの具体的な表情について
米沢嘉博 マンガからのエクソダス 大友克洋についての覚書15項
北中正和 喪失のメロディー
伊豆一彦 童夢外伝
浜口稔 ホラーSFの精神薬理学 スティーヴン・キングと大友克洋
中沢新一・石井聡互 対話スーパーネイチャーと向き合うスピード
米沢嘉博・村上知彦・高取英・小谷哲・上野俊哉・北野浩之 大友克洋全作品徹底解題
大友克洋作品リストもついてます。
