many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

二日続けて、乗馬

2011-03-29 19:30:29 | 馬が好き
きのうは、ひさしぶりに乗馬したせいもあったのか、心地よく疲れて、八時半くらいには寝ちゃった。小学生かよ、俺は?って感じ。
今日は、何をすべきか自分でもよくわかってなかったんだけど、いろいろ考えた末、午前中に緊急を要する事態が起きるとは思えなかったんで、乗馬に行く。
春休みだけど、少年団の練習は今日は休み。水木金と社会人が乗って、土日月と子どもたちの練習なんで、火曜日は馬の休日ってことなのかもしれない。
昨日もそうだったんだけど、いつも子どもたちを見てて、乗馬ってぇのは早くに始めるに越したこたぁないなって思う。
私は自分にはどっちにしろ乗馬のセンスはないとわかってんだけど、早く始めてれば、落ちる落ちないレベルで悩むこたぁなかったろうとは思う。
水泳でいうと、水に浮かぶ浮かばないレベルだと思う。そういうのは子どものうちに自然に学んぢゃうべきで、大人になって体力あるからって上手にできるとは限らない。水泳みたいに学校でみんな教えてくれればいいのに。
まあ、日本の学校教育はさておき、休みなんでどの馬をとってもいいんだけど、動かしたほうがよさそうな(あまり馬房に入れっぱなしだと疝痛になる?)ウィスパーIIがあてがわれる。

ウィスパーIIには、こないだちょっと常歩で乗っただけで、練習はすごいひさしぶりである。
そのこないだも私は苦労したんだけど、最近どーにもハミをつけさせてくれない
どうもヤなことがあったらしく、口は開けるんだけど、項革を耳んとこ通そうとすると、アタマ上げて逃げる こないだなんか一度まわれ右して馬房んなかへ逃げ込まれちゃった
きょうは鞍を置く前にハミつけちゃうことにして、真横に踏み台もってきて、なるべくそーっとやったら、ビクッとはした(右耳に触ろうとすると嫌がった)けど、どうにかかけさせてくれたけど
背中にも油断すると鞍傷こさえちゃうから、プニプニした素材のパッド置いたりして、鞍をつけるにも気をつかう
そんなこんなで、どうにか馬装したら、さあ馬場に行きますか。

常歩から軽速歩。「もうちょっと身体起こして!」 あらあら、やっぱ初歩からやり直しだ
すごく揺れるなーと思いつつ、巻乗りとかして、ヒザとか足首で衝撃を吸収しようと心掛けながら乗る。
んー、手綱を左右同じ(目盛りがついてるんでわかりやすい)長さに持ってるんだけど、馬のクビが右向いてるよ どっちの手前でも、馬のカッコにだまされないように、自分の外側のヒジから手首から手綱をしっかりするように気をつける。
なんか歩きがパワフルだよなーと思いつつ、速歩で横木通過を何回かやって、さらに前に出すよーにする。うん、馬の体がでかいことと動きが重いことは、当然のことながら、まったく違うことだ。ウィスパーIIの動きは頼もしい
輪乗りして、駈歩。最初右手前で気づかなかったんだけど、左手前にしたらやっぱ馬が右向いてるのが気になる
「いま右(外)に傾いて座ってる、もう少し真ん中に。人間の腰はあまり向きを左右にしない!」 ありゃりゃ、人間の姿勢がねじれてるよ。おしりと内股とヒザの力を極力ぬいて、馬の背中のうえで左右真ん中にいるように気をつける。
輪乗りの駈歩のなかで、地上横木1本置いてもらって跨ぐ。左右に手前をころころ替えながら、駈歩で通過。横木ひとつあるだけで、輪乗りが楕円になっちゃう、ダメだな、俺
駈歩の歩度を伸ばして、グルーっと大きく回転したら、こんどは5本の横木を通過。おおっ、揺れるっつーか、弾む、弾む 勢いなくて横木をヨッコラショって跨がれちゃうと、跳ねあげられちゃいそうになるんで、入るときから元気のいい駈歩で向かってく、ポンポンポンと
そしたら障害 アブミひとつ短くしたら、いきなり駈歩だ 手前の横木三つを跨いでって、クロスを飛ぶ。

クロスの高さが上がる。X字に組んだバーの両脇の高さが上がると、ド真ん中を飛ばなきゃってプレッシャーが強くなる 回転して、真っ直ぐ入る距離を十分にとって向かう。
少し助走の勢い弱いかな?なんて思ってたら、大違い 障害のとこで、力強い踏み切り、ダーンッって飛ぶ。すごい勢いで上にあがって、着地。人間の体勢が前に崩れまくり。「カラダ起こして!」
何回か繰り返し。回転して入ってく、横木またぐ、身体起こして待って、飛越 飛んだあと走らないからイイやね、ウィスパーII
何度目かに飛んでたとき、ポケットに入れたケータイが鳴る 出られないよ ちなみに、ケータイ持ちながら乗るのは、平成19年の夏以来の私の習慣ではある。フツーに常歩してるときだったら出られることもあるんだけど、障害練習始まっちゃうと、ちょっとムリだな。飛ぶのの合間に常歩してるときだって、手を放せない常歩だから。緊急ぢゃないことを祈りつつ練習を続けることにする。(もう一回鳴ったら中断して出るつもりだった。)
障害は垂直のコンビネーションに変わる、けっこう高いよ
駈歩だしてって前進しながら回転、あまりの馬の落ち着きぶりに、ホントに飛ぶのかなーと不安になって、横木の前でちょっと推進。
「バカ、まかせとけ!」って馬の背中から聞こえてくる ペースを乱すことなくウイスパーIIは障害に向かって、力強く高く飛ぶ 体勢崩れた私を背負って、ふたつめの障害もポーンと飛ぶ。「どうだ、飛んだろ?」力強い馬の背中が語る。
はい、もう余計なことはいたしません もう一回、障害に向かってく。「おまかせしてよろしいですか?」とは私。「つかまってろ!」とウィスパーII。安定した飛越
飛んだあとは「次は左?右?どっち行く?」って、冷静に待っているウィスパーII。私のすべきことは、馬のジャマしないのに専念することだけなんだな。
「1つめ飛んだあと、身体前に倒れないよーに!」 はい、繰り返し。
輪乗りの駈歩のとき馬のクビの向きに不安感じてた私の心配をよそに、ウィスパーIIはどっちの手前でも、問題なく真っ直ぐ障害に向かっていき、力強く飛ぶ。
人間は、身体起こして、待って待って、邪魔しないように真上にいて、飛ぶのについていく。ジャンプの頂点で高く上がるよ、着地んときヒザと足首を柔らかくしなきゃ
最後、バーは1mくらいに上がる。けど、ウィスパーIIは、50センチくらいのクロスのときと同じように、淡々としたペースで、でも力強く踏み切って、ラクラクと飛んでいく
んー、優秀だ ちょっと呼吸音が荒く聞こえるんだけど、全然練習を嫌がってる素振りもない。ああ、こーゆーんで競技とか出たら、ラクだろうなって、思う

速歩でクールダウンしたあと、常歩して、となりの芝馬場を一周してから帰る。そういえば、馬事イベントとかの予定も無くなっちゃってるけど、体験乗馬とかもするんだよな、ウィスパーII。スーパーホースだよねー
(ちなみに、馬の手入れ終わったあと、練習中に鳴ったケータイに折り返しかけたら、問題は解決済みでした。ホッ。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3週間ぶりに乗馬

2011-03-28 17:33:01 | 馬が好き
乗馬に復帰する。3週間ぶりである。
以前だったら、一か月くらいごぶさたするのは当たり前だったのに比べれば、あいだ2週休んだくらい何でもないんだが。
こと今の状況において、乗馬に関しては、練習の継続とか技量向上うんぬんぢゃなくて、地震以来ぶっこわれた仕事と生活のなかで、自分を取り戻すために必要なんぢゃないかなーと思ってるところなんである。
こんなに乗馬が自分のなかで大きいウェイトを占めているものだとは思わなかった。
ま、いいや、なんでも。

きょうは月曜なんだけど、春休みってことで、少年団も来てる。
いつもだったらノコノコ9時ぴったりに行くんだけど、少年団の練習日には、ちゃんと8時半より前に行って、馬房掃除に参加することにしてる。
寝藁を出したり入れたり干したりしたら、んぢゃ、乗りますか

馬は強鉄だ。
さっさと馬装して馬場へ。ひさしぶりだし、強鉄で障害やるのもなんだから、部班チームへ入る。
前からフラヴォン、キリーン、ミラノの後ろにつけて、私のうしろにはメジロリュウジン。

常歩で歩かせてるうちに強鉄のご機嫌をうかがう。反応はよろしいようで、一度グーッと前にクビを引っ張ろうとしたときだけ、好きにさせないようにちょいと戦ってみる
んぢゃ、速歩。軽速歩で手綱を片手に持って、もう片っぽの手はゆっくりグルーっと回しながら乗っていく。
軽速歩やめて正反撞。アタマの下におしり、おしりの下にカカト。
「爪先を、できたら、もうちょっと前に向けて」あちゃ、言われちゃったよ。
ふくらはぎで密着するんだってば、俺のはカカトを馬にくっつけようとしてんだよ、根本的にまちがってる
軽速歩にもどって、歩度を伸ばしたり詰めたり。さあこんどは地上横木を通過。
せっせと歩かせていったつもりが、いちいちコツンコツンと横木に肢をぶつけてるよ
次からはさらに前に出していく感じで跨がせる。

んぢゃ、輪乗り。小さく区切った馬場のなかなので、ラチの3辺と弧が接するように輪の大きさをつくる。
駈歩、出るかなー 「歩度をつめー、駈け…」おお、号令で駈歩しよった、強鉄
それはそれで賢くていいことだが、そこは一度抑えて、あらためて脚の合図で発進 得意の左手前なんで、なんの問題もなし、歩度を伸ばそうと思えばスイっと伸びる。
蹄跡に沿って走ってから、こんどは手前を替えて、輪乗り。右手前は出るかな? お!また号令で走ろうとしよる 合図で発進、なんの問題もなし
駈歩をひとしきりやったら、いちど常歩して、また速歩するよ。こんどはアブミをはかずに
アブミはかずに正反撞で乗っていく。前の馬と離れちゃうと、ちょっと歩度を伸ばす、乗りやすいなー、強鉄でよかった
アブミはかないくらいで手綱にぶら下がっちゃダメだー ふくらはぎで密着するのにヒザを上げるこたぁないだろー ああ、うまく乗れないねー
もいちどアブミはいて軽速歩したら、また駈歩だ。
今度ぁ駈歩しながら、手綱を片手にもって、内側の腕はまたゆっくりグルグルと回すよ。馬は元気よく走らせても、腕はゆっくり回すんだ。
両手でガチッと手綱もつより、片手をまわしながらのほうが、馬の背中にちゃんと坐ってついていけるってのは不思議だね
はい、練習終了。馬替えて障害やるかって聞かれたけど、やめとく。

強鉄は楽勝すぎたのか汗もかいてない。肢洗って、顔とか鞍の下とか拭いて。
そうそう、水道とか電気とか、節約しないとね。
なんとなーく気になって、ちょっといつもよりブラシを長いこと丁寧にかける、クビとか背中とか凝ってない?

長くやってたら、いーかげん強鉄のほうがジレたように、腹減ったんだよぉって言いだしそうになったんで、適当なとこでやめて、リンゴやって、おしまい
隣の隣で、キリーンが、無言で目を合わせて訴えかけてきたんで、おすそわけ いきものって、いいなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポニーの展示、やってます

2011-03-27 22:57:31 | 馬が好き
地震のあった直後と先週はさすがに休業してたんだけど、この土日から、またポニーを展示しています。

施設見学とかを中止してるんで、訪れてくれるひとが少ないみたいだけどね。

去年12月に来たミニコマ↑は、まだ2歳。
どうにもヤンチャで、手あたり(クチあたり?)次第にいろんなものイタズラしたり、ほかの馬を見ると偉そうに威張ってみたりで、1月中は様子を見てたんだけど、先月から展示を始めた。
広い世間を見せれば、そのうちおとなしくなるだろ。

↑ジョニーは相変わらずマイペース。
年下のミニコマにちょっかい出されて、一時期は風下に立たされてんぢゃないかと心配したけど、最近はあまり相手にしない大人の態度にでているみたい。
まあ、仲良くやってほしいものです。

5月には、ちょっと近くまで2頭でお出かけってプランもあるらしいんで、がんばってもらいましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

罪と罰

2011-03-26 22:31:01 | 読んだ本
ドストエフスキー・米川正夫訳 昭和26年・新潮文庫版(上・下巻)
きのうからロシア文学つながりで。
って言ったら、やっぱこれでしょ、「罪と罰」。知名度高いよね。なんで有名なのかね。
たぶん二回しか読んでないです、私。
持ってる文庫本は、上巻が昭和57年6月の64刷、下巻が昭和58年5月の60刷。
んー、まさか上巻読むのに1年かかるはずもないので、昭和58年に読んだのかな?
でも、わからんぞー、上巻と下巻でかかってる書店の紙カバーが違うから、同時に買ってないな、これ。
たぶん買ってから長くほっぽっといて、ようやく読み始めたら、それなりに面白いんで下巻を買い行ったな、きっと。
まあ、いずれにせよ十代のときのことです。きっと一所懸命背伸びしてた高校生のころかな。
んで、もう一回は、たぶん「カラマーゾフの兄弟」を読んだあとくらいに読んだはずだから、学生んときですね、二年か三年か。
このブログ書くときには、昔のものは、けっこう読み返すんだけど、これは最近読んでない。
読みだすと面白いんだけどね、ロシア文学って。リズムさえつかめば、止まんなくなる部分はある。意外とセリフのポンポンとしたとことかあって、勢いよく読み進めることができたりするから。
ただ、今はちょっと、小さい文字でビッチシと長い段落の本を読む気にならんなー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋

2011-03-25 20:41:53 | 読んだ本
ツルゲーネフ作・米川正夫訳 1933年発行・1960年改版発行 岩波文庫版
前回から、つながりのあるつもりが、ないものになってしまった。
というのも、「『坊っちゃん』の時代」から、「坊っちゃん」の次は「舞姫」に行くべきところなんだが、森鴎外は読んだことがないんである。
「『坊っちゃん』の時代」第二部の「秋の舞姫」の主人公は森鴎外だが、もうひとりの主要人物は、長谷川辰之助・二葉亭四迷である。かといって、二葉亭四迷も読んだことがない。
弱っちゃったな、どーしよーかなってんで、作中で二葉亭四迷がツルゲエネフを翻訳してるとこに注目して、ツルゲーネフにしてみた。
ちなみに「秋の舞姫」のなかには、「浮雲」を書いたあとの長谷川二葉亭が、森鴎外の訪問を受けたときに、書きものをしてるんだけど、「翻訳です 小説を書きつぐ能力なしと 痛感しました」と言って、ツルゲエネフを訳している場面があって。
そこのとこの逸話で、二葉亭は小説ってのは人はどのように生きるかを表現すべきものだと思いあたるんだが、その実践にあたって、「浮雲」を書くときに、自分の書きたいイメージをロシア語で書いて、それを日本語に翻訳して原稿とした、っていうんだけど。
近代知識人の疎外を描くに江戸狭斜の流れるような文章はふさわしくなかったから彼は新しい書き言葉をこのように開発したのである なーんてこととなっている。
(どーでもいーけど、これ読んで、村上春樹はデビュー作の「風の歌を聴け」を最初英語で書いてた、って逸話を思い出させられるね。)

んで、長谷川二葉亭の苦労は、読んでない私には、結局わかんないんだけど、とにかくツルゲーネフ。
なんでもよかったんだけど、手近にあったロシア文学で、いちばん薄かったのが、この文庫なんで、って理由だけで、「初恋」を読み返してみた。
主人公ヴラヂーミル・ペトローヴィッチが、16歳だった1833年の夏、隣に引っ越してきた公爵夫人の娘、ジナイーダ・アレクサンドロヴナに一目ぼれしちゃった話なんだが。
1860年の作品。小説を読んでるだけなら、十九世紀ってのは、いい時代だねえ。
持ってる文庫本は1988年の第50刷。なんで読もうと思ったのか、よくおぼえてない。たぶん、そのころロシア文学を読むのが自分なりに面白かったんぢゃないかと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする