many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

孤独のグルメ2

2015-09-30 18:46:56 | マンガ
久住昌之原作 谷口ジロー作画 2015年9月 扶桑社
来たぞ、きたきた! 「孤独のグルメ」待望の新刊である。
ときどき週刊SPAに新作が載るというのは知ってたんだけど、私は雑誌読む習慣とかそのテの情報得る機会があまりないので、このなかで読んだことあるのは、2011年7月の第4話と11月の第5話だけ。
巻末の初出一覧によれば、2009年6月から2015年5月までに発表された13作を集めたのが、この第二集ということになってるんだが、足掛け七年かかるので、次の単行本は東京オリンピックより後だな、きっと。
まあ、それでかまわない、そういうペースのマンガがあったっていいぢゃないかってことよ。
で、とりあえず急いで、急ぐ必要はないが、ついついページを早くめくってしまうんだけど、一読したところ。
どれも期待にたがわぬ、らしさのある面白さである。
主人公の五郎さんのセリフ、モノローグも、当然いいんだけど。
「ほう これは 外連味のないピザだ」とか、「見た目どおり 原寸大にウマイ」とかね。
やっぱ、お店の側のひとが口に出す何気ないひと言が、私にとってはおもしろい、妙にリアルだからかな。
「汁がカラシに なってるので 気をつけて」とか、「寒いのに 冷麺」とかね。
その類で今回の傑作は、冷やし中華を注文したときの、「はい アイス一丁」かな。
さてさて、とりあえず一度読んだところで、食べてみてえなあと思ったのは、鳥取市役所の食堂のスラーメンと、東京大学の学食のエコノミーかな、といったあたり。
読み返すたんびに、また違った感想がもちあがってくるとは思うけど。
どうでもいいけど、今週末からテレビ東京のドラマの新シリーズ(Season5)が始まるみたいで。
(そのタイミングで始まるのは偶然なのかメディアミックスというのか私にはわかんないが。)
最初のシリーズを、たまたま、あまり期待しないで、ケーブルテレビの再放送で見たら、けっこうよくて、以来欠かさず観るようにしてる。
テレビ特にドラマを見ない私としてはめずらしいことで、ただし夜遅くまではとても起きてられないから録画してだけど、翌日以降なるべく早めに見て、CMを切って編集してディスクに保存したりしてる。(ただし実際に後日見返したことはないなあ。)
テレビの実写で見ると、またたまらなく食いたくなるものがあるんだよなあ。
第1話 静岡県静岡市青葉横丁の汁おでん
第2話 東京都新宿区信濃町のペルー料理
第3話 東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン
第4話 東京都三鷹市下連雀のお茶漬けの味
第5話 東京都世田谷区下北沢路地裏のピザ
第6話 鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン
第7話 東京都世田谷区駒沢公園の煮込み定食
第8話 東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー
第9話 東京都千代田区有楽町ガード下の韓国料理
第10話 東京都渋谷区松濤のブリ照り焼き定食
第11話 東京都千代田区大手町のとんこつラーメンライス
第12話 東京都荒川区日暮里繊維街のハンバーグステーキ
第13話 フランス・パリのアルジェリア料理
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れてる馬(?)は乗りやすかったりする

2015-09-28 15:13:25 | 馬が好き
乗馬にいく。2週間ぶり。入り口の門をくぐったら、かすかに金木犀の香りがした。

きょうの馬は、天蓬、ひさしぶり。
5月に駈歩の完歩コントロール練習しようとしたら、火が点いちゃって、どうしようもなくなっちゃった記憶がある。今日だって、もしエキサイトしちゃったら、止める自信ない。
ところが、きょうは、他の馬もそうだけど、きのう何かの競技会をやってたんで、軽い運動だけにするという、それはよかった、軽くだったらバトルにまではならんだろう。
馬装して、またがって、馬場へ。
なんか歩きがいいなあ、いつもよりフワリフワリ弾む気がする。
これってたぶん踏み込んでる証拠、全然疲れてなんかないんぢゃないの?天蓬?
練習始まる前に、常歩、手綱伸ばしてるけど、アタマが下がりすぎない程度に持つようにする。
ポンと脚つかうと、サッと前に出る、いい反応ぢゃない?疲れてなんかないでしょ?天蓬?
隅角で内に入らないように脚で圧してみると、素直にコーナーの奥まで入ってく、ノッシノッシと歩く感触が頼もしい、ホメる。
ぢゃあ部班スタート、4頭立ての2番手、隅角で内に入ると、すぐに前の馬をつっつく形になっちゃうんで、ちゃんと回ろうっと。
とはいうものの、最初の軽速歩は馬のリズムを大事に、動かす動かす。でっかい馬なので、人間が遅れると後ろにドッスンって座っちゃいそうになるし、前へ前へ。
輪乗りして、正反撞でしばらく乗って、やがて駈歩へ。
駈歩ポンと出る、出たら何歩か勢いつける、ジャマすると跳ねるイメージがあるので、決して手を強くしない、人間の身体が遅れないように動いていく、軽やかにステップしていく感じで駈歩してくれる、ホメる。
左右の手前で輪乗りの駈歩する。比べると左手前のときのほうがすこうし内に倒れてくる気がする。それはいいけど、直そうとジタバタするとヒザが浮いてアブミが踏めなくなる、困ったもんだ。
はい、そんなところで、終了、乗り替わり。
よく動いてくれたし、イーッてハミ引っ張ったりしなかったし、とても乗りやすかったのでムチャクチャホメる。

これで疲れてるとは思えない、天蓬。疲れてんだったら、私にとっては疲れてるほうが乗りやすいってことになる。あるいは、試合やるからってガッツリやっつけられてたのかもね、カドがとれて丸くなってる感じがした。
練習終わって、手入れしてると、ハエがうるさいので落ち着かない天蓬。
シッポでバサッと払われるくらいならいいけど、ときどきイラついたようにバンッ!って前肢をその場で叩きつけるのが、すごい迫力で、その下に人間の足が入ったらひとたまりもねーなーと思って、警戒せざるをえない。

蹄油塗り終えるころになると、それとはまた違った前肢の動きをみせる。高く持ちゃげて、ときどき空中でクイクイと。
はいはい、手入れ終わったらおやつの時間だね、よくご存知で。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鷲は舞い降りた

2015-09-25 20:32:20 | 読んだ本
ジャック・ヒギンズ/菊池光=訳 1992年 早川書房
前回からは訳者がおなじというだけの、たまたまのつながりで。
「THE EAGLE HAS LANDED」は、「村上朝日堂」の「本の話(2)」という章で、神田にある中古洋書屋の話題のなかで、店の主人が手製の腰巻に書きつける日本語タイトルが適当で、この本について「鷲は土地を所有していた」となってた、ってことだけで私の記憶に残ってたんだけど。
1992年に「完全版」と銘打たれた本書が出て、読んでみようと思って買ったんで、完全版以外のものは知らないけど。7月に発行で、私の持ってるのは8月で既に再版である。
でもなー、当時ちゃんと読んだんだろうか、まったく記憶がない。もしかしたら買って安心して仕舞いこんでしまった可能性もある。二段組みでこの分厚さだから、けっこう量的に読み応えがあるし、冒頭の導入部があんまりおもしろいとは今回も思わなかったし、むかしの私は放り出しちゃったかもしれない。
買った当時も、内容とか何も知らずに、タイトルに関する前述の記憶だけで手に取ったわけなんだが、私は勝手にハードボイルドものかミステリーか何かぢゃないかと思いこんでたんだけど、全然ちがいます。
帯によれば「冒険小説」ってことになるらしいんだが、第二次世界大戦のドイツ軍の物語である。
イギリスの片田舎に一日だけ休暇に訪れるチャーチル首相を、ドイツ落下傘部隊が誘拐しようという作戦が決行される。
もちろん失敗に終わるという歴史的必然性はわかっているんだが、なかなかスリリングで読ませる。
今回読み返してみたら、たいそうおもしろい、止まらなくなる。
本来悪役のはずのドイツ軍の面々がとても魅力的なキャラクターで、最後は応援したくなってしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歩く影

2015-09-23 18:40:48 | 読んだ本
ロバート・B・パーカー/菊池光=訳 1994年 早川書房
もう持ってるものは全部ここに並べ終えたとばっかり思ってたんだけど、よく探したら、もう一冊だけ発見した。これがホントに最後。
原題「Walking Shadow」は、スペンサー・シリーズの第21作目。
スペンサーは、スーザンにつれられて、ボストンからちょっと離れたとこにあるらしいポート・シティって港町に行く。
そこでスーザンが理事をしている劇団の関係者を尾行している奴を探す仕事を引き受ける。
あまり気が進まないまま調査を始めようとすると、その劇団の上演中の舞台で殺人事件が起きてしまう。
スペンサーは、「おれは偶然の一致というのが嫌いなんだ」と言い、尾行者がいるらしいということと殺人のあいだには当然関係があるとにらむ。
町で調査をしていると、どうも触れてはならない誰かを怒らせてしまったらしく、中国人ギャングが暴力的な手段で、二度とこの町に来るなと脅しをかけてくる。
そんなことでおとなしく引っ込むスペンサーではないが、身を守るために、いつもの相棒のホークに加えて、今回はかつて敵方の用心棒的存在だったヴィニイ・モリスにもついてもらうことになる。
誰がホントの悪党で、殺人の動機はなんだったのか、なかなか事情が込み入ってて、真相にたどりつくのが難しい、意外と複雑な話。
どうでもいいけど、ポート・シティの警察署長のデスペインという登場人物について、スペンサーは「非常に厳しい警察官だ」と評すんだけど、そこでスーザンが「あなたよりタフ?」って訊くと、
>「乗りこなせない馬はいない。放り出されない騎手はいない」
って言う、おもしろい言い方だ。
意味をきかれると、「いずれそのうちに判る、という意味だ」って答えるんだけど、余計わかんないって。
いずれにせよ、やっぱ、このへんまで読み進むと、ちょっと飽きてしまうというのが、初めて読んだころ(単行本の初版を持ってるんだが)と何も変わってないことに気づいた私。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

馬のカレンダー

2015-09-22 20:30:07 | 馬が好き
今週は、諸般の事情で、週にいちどのおたのしみ乗馬の練習は休みである。
私の事情(サボり)ではない、残念。ま、来月も再来月もそういう展開だと思うけど、ハッピーマンデーとやらは必ずしもすべてのひとがハッピーとは限らないということである、しょうがないねえ。
それでも、近くに馬がいるとこに住んでたときは、練習がなくても顔を見に行ったりできて、それだけで楽しかったりしたんだけど、いまはなかなかそうもいかない。

んで、どーでもいーんだけど、馬のことで書くことないか探したら、去年の暮だったかな、馬のカレンダーってのを貰って、という話。

これが日めくりなのさ。まったく、私という人間の性格をわかってないなー、毎日コツコツと何かをコンスタントにやるタイプぢゃないんだよね、私は。
ほっぽっとくと、一日もめくられないままになりかねないので、寝室・枕元に置いてみた、朝起きたら一枚めくる、やってみたら意外と続く。
年が記されてないので、繰返し繰りかえしで、永久に使えるものらしいけど、どうかなあ、永久とは遠い時間だ、私にとっては。とても続けられるとは思えない。

それはそうと、北海道の馬関係でできてるものだけど、知ってる馬がいたりして。
これだから油断ができない。

こういうところにとりあげられてるのはうれしいねえ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする