many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

飛行士たちの話

2009-12-31 13:53:59 | 読んだ本
ロアルド・ダール 永井淳訳 昭和56年ハヤカワ・ミステリ文庫
はい、きのうから“むかし読んだ短編集”つながりで。
私の持っているのは昭和62年の7刷、学生んとき読んだんでしょう。キッカケは忘れちゃいましたが。当時は今よりいろんなものに手を延ばしてたことだけは確かです。
原題は「OVER TO YOU」、1945年のものらしいです。
収録作は、
「ある老人の死」
「アフリカの物語」
「簡単な任務」
「マダム・ロゼット」
「カティーナ」
「昨日は美しかった」
「彼らは年をとらない」
「番犬に注意」
「この子だけは」
「あなたに似た人」
邦題のとおり、第二次大戦で数々の空中戦をかいぐくった自身の経験をふまえた、飛行機乗りの話。
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O・ヘンリ短編集

2009-12-30 18:50:00 | 読んだ本
O・ヘンリ 大久保康雄訳 昭和44年 新潮文庫
私の持ってるのは昭和57年の28刷。
一日飛んだけど、こないだの続き、サキをあげたんで、一応O・ヘンリも。
ってのは、『サキ短編集』の後ろの解説に「泊り客の枕もとに、O・ヘンリイ、あるいはサキ、あるいはその両方をおいていなければ、女主人として完璧とはいえない」という批評が引用されていることもあり。
読んだのは、やっぱ中学生のころでしょう。
新潮文庫の短編集は(1)~(3)まであるのに、なぜか持ってるのは(2)だけってのは、自分でもよくわからない。三冊も読んだ記憶はないので、たまたま本屋にそのときあったのが(2)だったってだけ、ってのが正解ではないかと思う。
うん、そうなんですよね、何冊も読む感じぢゃないです、私にとっては。O・ヘンリってのは、サキに比べると毒がなくて。あまり魅力的ぢゃない。やっぱ英語の教科書に載るタイプ的なものあるぢゃないですか、O・ヘンリって。
収録作は、
「賢者の贈りもの」
「アイキイのほれぐすり」
「手入れのよいランプ」
「睡魔との戦い」
「黒鷲(ブラック・イーグル)」の失踪」
「人生は芝居だ」
「ハーレムの悲劇」
「詩人と農夫」
「マディソン・スクエア・アラビアン・ナイト」
「千ドル」
「犠牲打」
「臆病な幽霊」
「うしなわれた混合酒」
「二十年後」
「運命の道」

…でも、ホント、枕元に“サキ”置いてあるホテルとかあったら、三ツ星あげちゃうよな、私。
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年末だけど、いつものように乗馬

2009-12-29 15:56:26 | 馬が好き
仕事のほうでは、一応、御用納めとか何とかあるらしいんだけど、実際すぐ来週にはいつものように始まることもあって、年末とか年始とか、あんまり関係ないような気がします。私だけの感覚かもしれませんが。
私生活でも大掃除とか年賀状書きとかする性格ぢゃないんで、今週一週間も結局ふだんと変わらない過ごし方になりそうです。
というわけで、いつもの火曜日のように、乗馬の練習へ。
馬は、正月だろうがゴールデンウィークだろうが関係ないんで、誰かが乗んなきゃいけない。
冬休みなんで、小・中学生、高校生が来てました。みんな頑張るねえ。

小学生に混じろうかと思ったんだけど自重して(?)、高校生にまざって練習することにした。
乗ったのはミラノ。乗るの2回目。なんか乗りやすい。
なんで乗りやすいのかが説明できないんだけど、乗っててラク。(途中から、クビを下げて手綱ひっぱり始めたんで、油断できなくなったけど。)
歩様変えるときのギアチェンジがスムーズ(スピードがガクンと変わらない)だったり、左右の回転がしやすかったりするのを、乗りやすいと思うのかもしれない。
回転っていうより、輪乗りの大きさをコントロールできるんで、うまく乗れてるような気になる。
馬の上での揺れも心地よいんで、もしかしたら馬のカラダが柔らかいのかもしれない。とかくドンドン上下に突き上げられちゃうと、乗っててつらい。(私という人間のほうは、まちがいなくカラダ硬い。)
まあ、とにかく楽しい。
障害も何回か飛んだ、これは障害に向かうところで速歩が速くなっちゃうのをなかなか抑えられず、うまくいかなかったけど、止まったりせずに結構高いのまで飛べたので、私にしては上出来でしょう。

きょうで年内の練習はおしまい。今年は途中で一度くじけてヤメたんだけど、秋に復帰して、その後はなんとか乗っている。また、来年もつづけられるかは正直わかんない。
ただ、美浦のウマは、どれもレベル高いんで、きょうみたいに、自分がうまくなってんぢゃないかと錯覚させられちゃうと、調子にのって続けてしまうんだろうなーと思う。(先週の競技会だって、私なんかがポンと乗って80センチを飛んで(一個落としたけど…)まわってくるなんて、馬の力がすごいんである。)
でもやっぱ秘かに自分では、以前よりちょっとだけうまくなったんぢゃないかと思っている。
どこがどうって、見てるひとには分からないだろうけど、前よりアブミを踏んでる感覚がリアルになってる。リアルってのはヘンか、でも靴底の砂がアブミとの間でズリッて滑るのとかを感じるんで、そういう意味で。前は、アブミで乗らずに、ヒザで馬を挟みつけて乗ってたようなとこあったんで、踏んでる感触とか無かったし、そのころに比べたら、だいぶ重心(?)が下に降りてきてると思う。
あとは敢えて挙げれば、自分のお尻が左右二つに分かれてる感覚、これは前にはなかった。二つに分かれてるのは当たり前なんだけど、以前は椅子や座布団に座るように、お尻がまるごと鞍の上に乗っかってたようなのを、最近は跨っているんで、左っ側に傾いて乗ってたり右っ側に体重が行ってたりっていうのを感じながら乗ってる。もちろん真ん中に乗ったときに左右均等に座ってることが意識できている。
そんなことが、ホントに上達のチェックポイントかどうかは知らないけど、自分では前より馬の動きについていけてるような気がしてる。
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サキ短編集

2009-12-28 22:59:00 | 好きな本
サキ 中村能三訳 昭和33年新潮文庫
私の持ってるのは昭和56年の25刷。
年末だからって、大掃除をするとか、そういう人間ぢゃないんだけど、私は。
たまたまこの時期、整理してたら、ダンボール1箱の文庫本を片付ける破目になってしまった。
主に十代から二十代初め(学校卒業するまで)に読んだものと思われる。
このサキ短編集は、中学生のときには読んでたハッキリとした記憶がある。
元はと言えば、小学生のとき、児童向けの“怪談”の本を読んでたなかに、サキの『開いた窓』が入ってたのが始まりである。
もちろんこの短編集にも入っていて、自分がいくつになって読んでみても、面白いものは面白いんである。
ほかには『話上手』なんてのも、何回読んでも好きな話である。
どこがどう面白いかは、書いちゃうといわゆるネタバレなので、読んでもらうしかないんだけど。
収録作:
「二十日鼠」
「平和的玩具」
「肥った牡牛」
「狼少年」
「話上手」
「七番目の若鶏」
「運命」
「開いた窓」
「宵闇」
「ビザンチン風オムレツ」
「休養」
「マルメロの木」
「親米家」
「十三人目」
「家庭」
「セルノグラツの狼」
「おせっかい」
「ある殺人犯の告白」
「ラプロシュカの霊魂」
「七つのクリイム壺」
「盲点」

うん、今また適当に開いて読んでみたら「宵闇」もなかなか面白い。
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クリスマスソング

2009-12-25 08:19:00 | CD・DVD・ビデオ
えーと、クリスマスにどんな本を読むべきかっていっても、ちょっと思い当たらない。
まあ、もともと読書ってそういうもんぢゃないし。
でも、もしかしたら私がそういう本を知らないか嗜好しないかってだけなのかもしれないけど。
何にしても、基本的に公私ともどもクリスマスはあんまり関係ない生活してるし。以前はたしかに“クリスマス要らない教”の信者みたいなとこあったけど、最近そういう突っ張ったことも言わなくなった、ただ単にクリスマスは私には関係とか影響とかないんだなって。そういう街中のみんなが騒ぐイベントより、誕生日とかパーソナルな記念日は大事にしたいなとは思いますが。

で、きょうは音楽のほうに振っちゃうんだが、好きなクリスマスソングといっても、いわゆる定番系なのとかメジャーなのとかは聴かないです、私。
だから、あんまり思い当たんないんですね、クリスマスに関する曲。
勝手に趣味で、強引にあげさせてもらうと、ひとつは荻野目ちゃんの(荻野目洋子さんの歌う曲はどれもすばらしい)『思い出のクリスマス』
アルバム『NUDIST』(1992)に入ってます。

あんまりハッピークリスマスな曲ぢゃないですね。一年前の思い出はあるけど、今はあなたはどこで何してんでしょう、でもメリークリスマスは言っときます、って感じですか。ま、そういうシチュエーションの歌は嫌いぢゃないです。

もうひとつは、竹内まりやの『Special Delivery~特別航空便~』

『PORTRAIT』に入ってます。ずいぶん昔ですね、高校のころレコード借りて聴いてた時代のものかな、ただ後年あるとき、どーしてもこの曲聴きたくなって中古CD探して買ってきました。
これまた二人楽しいクリスマスってわけぢゃないですね。ひとり異国に来てんだけど、クリスマス近づいたからエアメール出します、会いたい気持ちわかってもらわなくちゃねって感じですか。
いいっすね、そういうの。離れているけど好きですよ、みたいな曲は好きです。
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