many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

いちばん乗り

2012-04-30 07:02:56 | 馬が好き
新乗馬苑、今日引っ越し。
それに先駆けて、今からいちばん乗り!










こういうときの相棒は、もちろん、頼りになるおとこ、ウィスパーII!

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宴[utage]

2012-04-27 18:44:24 | CD・DVD・ビデオ
麗蘭 1993年 東芝EMI
こないだスライダーズなんか聴いたんだけど、今回は、また麗蘭。
宴[うたげ]は、1993年春の全国ツアーで収録されたライブアルバム。
ライブだと、ギターもボーカルも、チャボのネバッとしたとこ(?)が出てて、またイイです。
今になって聴くと、当時は何となく通り過ぎてた、「がらがらヘビ」とか「ココナッツバター」みたいな曲が、妙に心地よい。
黒いそのお前の身体で 乾いた街を這いずりまわれ 濡れた目をした ガラガラ ヘビ
とか
誘発のメロディー ココナッツバター 魅惑の手ほどき お前はココナッツバター
みたいなのが、なんの隠喩だか分かったような分からんような、引っ掛かる面白さがある。
ちなみに、ライブだと、やっぱ曲が微妙に長いです。(チャボのライブは長い、と渋松対談でもあったように。)

Opening SE:浪路はるかに/BILLY VAUGHN
ミッドナイト ブギ
ヒッチハイク‘93

蜜の味
BIRTHDAY SONG
クッキーと紅茶
がらがらヘビ(P.Greenに捧ぐ)
ココナッツバター
今夜R&Bを…
ミュージック
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SOS大東京探検隊

2012-04-25 21:57:05 | マンガ
大友克洋 1996年 講談社
ついでなんで、もうひとつ大友克洋。(私の持ってる大友の単行本は、これで一旦おしまいだし。)
ヤングマガジン編集部による「大友克洋短編集(2)」ってことになる。((1)は「彼女の想いで…」か。)
しかし、初出はまちまちだったりする。(それ考えると、よくぞ一冊にまとめてくれたなって思う。)
あとがきで「これでもう単行本に収録できる作品は在庫一掃ですから。もう次に単行本を出すときは新作しかないという。」なんて著者は言ってますけど。

・「SOS大東京探検隊」朝日ソノラマ マンガ少年1980年
子どもたちが、東京の地下に入ってく話。幻の地下鉄丸ノ内駅を探し出す冒険。

・「RUN」小学館 GORO1979年
刑事が殺人事件の重要参考人である暴力団関係者の若いもんを追う話。
走るとこの描写、いいっすね。あと何気ないけど、カメラアングルがぐるぐるしてる画が何ともいい。

・「SPEED」光文社 JUST COMIC1982年
高校んときの同級生たちといまだにロックバンドなんかやってるいい大人たちの話。
「おっ ドライブ すてるなや」って東北弁ですか。

・「猫はよく朝方に帰ってくる」少年画報社 ヤングコミック1981年
猫探しを依頼された、叔父のやってる興信所のお余りでどうにか食い繋いでいる下請け探偵の話。
>主人公は青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」のパロディ っだってんだけど、私は知りません。

・「危ない!生徒会長」みのり書房 コミックアゲイン1979年
これは笑う。少女マンガ的技法をつかって書かれた、なんでこんなもの描いたの?って思う謎の作品。
少女マンガをおちょくってるとしか思えないんだけど、あとがきで「少女誌に、この作品を持ちこんで、少女漫画家に絵を描いてもらって原作で続けようと思ってたんですが…。」とかヘンなこと著者は言ってます。

・「訪問者」徳間書店 SFアドベンチャー1984年
訪問者の視点で描かれてる、うーん、なんつーか、習作みたいなの。
あとがきで「まあ失敗作ですね。」と言っちゃってます。

・「サン・バーグヒルズの想い出」プレイガイド・ジャーナル社 漫金超1980年
西部劇ですね。西部劇につきものの、銃撃戦がいいです。

・「大友克洋の栄養満点!」ロッキング・オン rockin'on1979年と1980年
2ページもの二点。ひとつは裏返しになってる人が元に戻る。もうひとつはガリバー旅行記。

・「マドロスくん」角川書店 バラエティ1982年
なんかよくわかんない脱力系のマンガだなあ。諸星大二郎のかるーいギャグものともまたちょっと違う感じ。
あとがきで「こういうのをどーしよーもない作品ていうんでしょうね。」と言っちゃってますけど。

・「とことんそれまでくん」「日常の中の物語」徳間書店 アニメージュ1987年
4コママンガ。映画「アキラ」制作中の息抜きで描いたそうで、ペン入れしてません、下書きのまんまみたい。

・「饅頭こわい」角川書店 バラエティ1982年
マンガというか、イラストつきエッセイみたいなの、2ページものを2ヵ月にわたって連載したらしい。
饅頭に対する愛があふれてはいますが。

・「上を向いて歩こう」講談社 ヤングマガジン1985年
東京オリンピック頃の若者の話ですね、パロディらしいけど。

・「火之要鎮」イースト・プレス COMIC CUE1995年
江戸の町火消しの話だな、こりゃ。これは初出で読んだんだけどね、突然なにをやりだしたのかと驚かされた。
「どうでへ となりが でへぶ をとなしくなった ぢゃねへかィ」ってセリフとかね。
(「どうだい、隣が大分大人しくなったぢゃねえか」なんだけど。最後の「かィ」が江戸っ子っぽいよね。)

あとがきで、なんか江戸物をやりたいって力説してんだけど、どうやら今度の新連載は、江戸だか明治だかそういう時代らしい。
SFであれだけ緻密な都市の光景とか描いたひとが、イノシシを描くのが難しい、なんて言ってるとこが、めちゃめちゃ面白いんだけど。
とにかく私は、そんな大友克洋を支持します。
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最後の乗馬

2012-04-24 19:18:08 | 馬が好き
きょうが、最後の乗馬である。

…なーんて、いかにも私がヤメるみたいな出だしにしてみたんだが、私は来週以降も馬に乗るんである。(たぶん…。)
ぢゃ、なにが最後かっていうと、美浦の乗馬苑がいよいよ引っ越すんで、ここの馬場で乗るのが、私にとっては、今日でおしまいってことである。
(4月29・30日で引っ越す。29日はべつの場所で仕事あって不在なんだが、30日は引越の手伝い(何すんの?)して、5月1日は新しい馬場で(ドキドキしながら?)乗る。)

さて、馬割のほうは、そういう感慨とは全然別のものであって、なんでもいいんだけど、今日のところはニアフュージョンを選ぶ。
ニアフュージョンに乗るときは、何か運動が移行したりするとき、尻っパネしないよーにしなくてはならない。
他人が乗ってハネてるのを見ると、「やってる、やってる!」って、私は笑っちゃうんだけど、そのぶん自分がハネられたら、みっともない。
やむをえずハネられちゃったりしても、怖がったり慌てたりすると余計ヘタに見えるんで、そんなもん織り込み済みです、って涼しい顔して前へ出すよーにすんだけどね。
さて、ニアフュージョンを馬房から出すと、なんかネワラがすごいことになってる。まず、ハンパぢゃない量が入ってんだよ、控え目にみても通常の倍くらい。で、それが洪水でもあったみたいにビショビショ。
状態によってはササッとボロ拾うだけのつもりだったんだけど、これぢゃどーしよーもないんで、大半のワラを引っ張り出して、干す。
当然、いつもの倍くらい働いたんで、もう疲れちゃった。みんなはとっとと馬装も終わって乗ってるけど、こっちは乗る体力まで使い切っちゃったんで、マジこれにて帰ろうかと思った。
そうも言ってらんないんで、とりあえず乗る。

常歩でハミうけて、うけたら伸ばしてやる。なんかゴム手綱をスルスルと伸ばせないんで、滑り止めつきの手袋は脱いぢゃう。
馬場行ったら、私を入れて7騎。最初に部班する。
やばい…。私なりに、段階を追って、入念に準備運動をしてけば、ハネない自信あるんだけど、集団のなかに入ってるとマイペース騎乗できない。駈歩に移るとこでピョンピョンいく可能性大である。
とりあえず、最初っから手綱短くもってグイグイ押しこんでく。常歩ではできんだけどな。これで速歩にしようとした時に油断すると、アタマなんか上げられた日にゃあ、次の瞬間、後ろ蹴り炸裂である。
軽速歩。隅角で内に入ってきそうになるんで、なるべく奥まで押し込む。今それができないと、このあと回転するときに苦労する。(馬を内に向けたときにバランスが崩れて、そのとたん後ろ蹴り炸裂、とかね。)
ときどき耳がシューっと絞られる場面もあるんだけど、まあ速歩ではおとなしくしている。
プレッシャーから逃れようとしてハネるんだと思うんだけど、そこで前に出ればプレッシャーは解消するということを、ニアには理解していただきたいんだけどね。
ただ、こっちもヘタだから、前出た時にすぐプレッシャー解除してやれるとは限らないからね、そこでバトルになっちゃう。
んで、駈歩。最初はわりとすんなり出たんだけど、輪乗りで。そこから蹄跡に出てって直線で歩度伸ばそうかと思ったところあたりから、ひどいことになってきた。
ハネる。身体斜めにして前に出やしない。ラチ蹴んないように気をつけて、それから、人間がどんどん前に倒れて馬の肩に乗っちゃうと、もっとひどいことになるので、体勢崩れないようにする。そして、立ち止まって勝手に苦しがってる(としか私には思えない)馬に、「前に出んだよ!」って言葉に出して言う。
ホントは私の場合はアブミに立ったりしたほうが、馬のジャマしないと思うんだけど、座ってちょっと強くおしてやろうとしてるんで、格闘しちゃう。
けっこうハネたよ。ただ、スピードが変わったり馬の重心が上下したりしないハネ方なんで、真っ直ぐ乗ってりゃいいだけだし、このくらいぢゃ落ちない。(私が落ちるのは障害前でビタ止まりするとき。)後ろの人馬は、ビックリ(直後は迷惑?)してたみたいだけど。
私ひとりがグジャグジャにしてるうちに、部班終わり。てんでに乗る時間になる。

私はやりそこなった再確認、輪乗りでまずは速歩する。
軽速歩で、馬をなるべくちゃんと内側に曲げる。内の手綱開いて、言うこときいたらかえす、あとは外の手綱で回るつもりで。つもりに過ぎないけど。
軽速歩で、踏み込ませるつもりでガンガンいく。伸びてっちゃいそうな気がしたら、かなり強く拳つかってでも受けさせる。力のたまったような歩きができたような気がしたところから、歩度を伸ばす。
だいぶ前に出てきた感じなので、速歩から駈歩を出す。ハネない。
それでも、あやしい気配がしたら、止まらないように前に出す。ちょっとギュウギュウ抑えつけて乗ってる感じがしないでもないけど、プランプランにしてバランス前に倒れたりしたほうがハネる危険があると私は思ってるもんで。
どーでもいーけど、右手前のほうが、外にふくれるときがあるかな。クビもうまく右向いてこないような気もするし。
駈歩の輪乗りは、ツーポイントして、こんど座って、ゆっくり詰める、というのの繰り返し。
結局、馬のジャマしなきゃ、そんなハネるわけぢゃないんだけどね。ジャマしちゃうんだな、これが。
ところで、一歩ごとにカカト踏み下げるつもりなんだけど、なんか足が外向いちゃう気がする。
ニアフュージョンは身体の幅がそんなないんで、やろうと思えば馬の腹の下のほうまで脚をまわすことができる。UFOキャッチャーみたいに持ち上げてやろうかとか思うんだけど、あまりヘンに触ると危ないかもしれないんで、まあふくらはぎの密着を目指すくらいにしとく。(しかし、カカト下げようとすると、突っ張って柔軟性がなくなるね、俺は。)
あ、書くの忘れてた。きょうは最初っから、アブミ相当長めです。ハネても、落ちないようにね
はい、だいぶ動いてきたんで、広いほう行って横木でも探すか。これで横木一本を駈歩の輪乗りでリズムよく跨げれば、もうハネることはないでしょ。

でも単発の横木がないんで、しかたないから5本置いてあるのを速歩で通過することにする。
お!一回目からわりとスムーズに通過したよ、いつも最初は跨ぐのヘタな雰囲気があったんだけどな、とりあえずベタボメしとく。
何回か繰り返し。ああ、今日は横木跨ぐの上手だよ。これなら大丈夫かな。
ぢゃあ、ほかの馬に追いついて、クロスを速歩で飛んでみましょう。
あらら、最後の二歩くらいが、すごい急いで行っちゃう。
エキサイトして向かってくっつーんぢゃなくて、もう、いかにも「嫌で嫌で、危ないから、勢いで突破しちゃおう」みたいな感じなんだよね。
繰り返し。回転のとこで強く、向いたら受けたままじっとする、仕掛けてはいけない。
最後の一歩までジーッとしていたいんだけど、近づくとダダッて加速するように、馬は障害を通過していく。当然、私は「ゆっくり、ゆーっくりだ」とか声に出して向かうんだけどね。
繰り返すうちに、高さが上がってく。クロスで高さが上がってくのって、両サイドが高くなってくんで、私には真ん中飛ばなきゃってプレッシャーが強い。ニアフュージョンは、素直に真ん中に行くから、いいんだけど。
で、高くなるほど、勢いで突破しないように、ジッとして行く。最後のほうは、もう停まっちゃってもいいや、くらいな感じでゆっくり入ってった。停まんないけどね、ニアフュージョンは。
最後は、近くから高く上がってきたような気がした、私としては納得のいく飛越。
あ、人間のほうの随伴の練習、またできてなかった。これぢゃいつまでたっても高いの飛べないかも。(飛びたくねーけど。特にオクサー。)
そしたら、速歩でクロス飛んだら、駈歩で回転してってクロス飛ぶってのを、左右一回ずつやる。
二回とも、一個目飛んだあとの駈歩の手前が逆で、直すのに手間取った。ポンと一発で替えらんないんで、いちど速歩にしてから、駈歩出し直す。
駈歩で飛ぶクロスは、放しちゃうと勢いで突破しちゃうんで、起こすつもりでゆっくりと行く。遠くなんないようにって感じで向かう、二度目のほうが、一歩余計に入るような感じで、自分としては納得。
イラっとしてるときの(?)ニアフュージョンは、「障害って、飛んだあと、後ろ蹴りをバーに命中させる競技」と勘違いしてんぢゃないの?って感じの動きをみせるんだけど、今日はそういうとこ無かった。よくホメてやる。

汗もかいたし、不良馬場の砂が腹とかにも付いてるし、丸洗い。
暑からず寒からずなんだけど、すぐには馬体が乾ききんないとこを、厩舎のまわり4周くらい引いて歩って乾かす。
意識してサクサクした引き馬をしようとしてみると、けっこうよく踏み込んでるように見える。やっぱ乗ってるときは相当ジャマをしてるに違いない。
かくして、最後の練習は、おしまい。来週は、新乗馬苑の模様をお伝えできたら、いいんだけど。(火曜日は「2頭乗る」宣言を、もう、しちゃってる。天気だけが心配。)
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GOOD WEATHER

2012-04-23 20:27:35 | マンガ
大友克洋 1981年 綺譚社
きのうからのつづき。大友克洋の三冊目の単行本、らしい。
私の持ってるのは、1987年の第9刷だけどね。
「CHUCK CHECK CHICKEN」(1976年)「子連れ狼」をパロった感じのもの。
「トウキョウ チャンポン」(1978年)ヤクザの身内の抗争もの、中山と梅崎が組をまっ二つに分けて争うなかを、立ちまわろうとする松堂(マットー)の話。
「信長戦記」(1978年)説明不能、読んでもらうしかない。織田信長を名乗る人物が、日本国に対し、静岡県を開け渡し独立国として認めるよう宣戦布告する話。
「GOOD WEATHER」ペンギン編(1977年)天候不順な夏の、海の家の話。
「GOOD WEATHER」模型飛行機編(1977年)模型店って看板掲げてるけど、たぶん貸本屋の久保田のおじさんと、作家志望の芥山さんと、田中のおばちゃんの話。
「愛の街角2丁目3番地」(1978年)オカマとコジキの喧嘩の話w
「VIRGIN SHADOWに一番乗り!」(1980年)著者いわく「『バージンスノーに一番乗り』ってスキーの宣伝コピーがあって…。あとは冗談です。」 4ページものなんで、それ以上は言えません。
「カツ丼」(1978年)死んぢゃった田中正雄君と、同じアパートに住んでた住人の話。そんなかに「カツ丼」ってあだ名の男がいるんだけどね。「A荘殺人事件」に似た感じ。
「SO WHAT」(1978年)高校生のロックバンド=クラブ活動の話。「おっ今日はサンタナか」とか「おっホンキートンクウィメン ヒロスだな」みたいなセリフがいいよね。
「アメリンゴ」(1976年)甲子園に出場した高校球児の話。ただし、大友だからね。熱血スポ根もののはずもなく。
「BOOGIE WOOGIE WALTZ」(1974年)これねえ、なんの話って説明しづらい。ヤクザの若い衆が主人公なんだけど。著者いわく「あの頃『ブギウギワルツ』はウェザー・リポートが好きで、タイトルに使いたかったんです。」とか言ってるだけだし。
うーん、そーゆーわけで、タイトルと内容がなかなか、一致というか、一見で結びつかないんで、せめて自分にわかるよーに、テキトーに書いてみました。


ちなみに、きのう、江口寿史が、
>『NOTHING WILL BE AS IT WAS』。最初のひとコマ目から衝撃。あのコマで日本のマンガが変わったんです。
って言ったって、引用したけど、それって、これです↓
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