many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

野獣死すべし

2010-04-30 20:22:46 | 読んだ本
大藪春彦 昭和47年新潮文庫版
ハードボイルドつながり。日本のハードボイルド。
これは、これまであげてきた私立探偵ものに比べて、読んだの古いよ。持ってるのは昭和55年の17刷。
それまで児童向けの本とか、いわゆる名作文学、定番の古典みたいなものしか読んでこなかったんで、私にとっては、こういう現代の“オトナ向け”の小説読んだ、最初のころに位置してる。
なんで読もうとしたんだろう? 当時、松田優作主演で映画化されたんぢゃなかったかな?
で、これは面白かったんで、その後も何度か読み返したし、大筋は記憶にある。
まあ、でも中学生の感じた面白いってのは、「拳銃、撃ってみてー!」くらいかもしれないけど
でも、いまパラパラとめくって気付いたんだけど、「野獣死すべし」って、なにか音楽の曲名なんだろうか。それはまったく聴いたことがない。
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マルタの鷹

2010-04-29 21:38:00 | 読んだ本
ダシール・ハメット 村上啓夫訳 1961年 創元推理文庫版
私立探偵つながり。って、これは、ばりばりのハードボイルド。
持ってるのは1987年の39版なんで、やっぱ同じころ読んでたんだと思うんだけど。
この不朽の名作、大学の生協の文庫カバーに包まれて、本棚には入ってるんだけど、全然記憶にないんである、私
たぶん一度しか読んでないな。なんか語ろうと思ったら、ひさしぶりに、これから読み直してみなくては
当時、いろいろ手を伸ばしてはみたんだけど、結局、私にとって残ったのは、パーカーとチャンドラーだけってことになるかもしれない。うーむ。
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二日酔いのバラード

2010-04-28 22:05:23 | 読んだ本
ウォーレン・マーフィー 田村義進訳 昭和60年ハヤカワ・ミステリ文庫版
原題は「Two Steps from Three East.」
きのうから、保険調査員つながり。
っていうのは、主人公のデヴリン・トレーシー(トレース)は、保険調査員なんで。
いわゆる探偵ものなんだけど、トリックと推理に重点を置いてるものや、ハードボイルドものとは、ちょっと違って、主人公は、ペラペラペラペラ、よくしゃべる。
そうやってコメディかと思うような、トークをやってるうちに事件は解決へ近づいてくんだけど。
これがシリーズ第一作らしく、私の持ってるのは昭和62年の5刷なんで、たぶんロバート・B・パーカーの「スペンサー」を読み始めたころに、なんか似たテイストのものないか探したりしてるうちに手にとったんぢゃないかと思う。
ただ、あと数冊は読んだんだけど、その後は追っかけんの放棄しちゃった。
だって、ちょっとしゃべりすぎなんだもん なんか作者とか訳者の、どうだ?おもしろいだろう!みたいな圧力を感じちゃって、読んで自分自身で世界を構築するような楽しみがない。(←えらそうですいません
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MASTERキートン

2010-04-27 13:30:33 | 好きな本
勝鹿北星作・浦沢直樹画 1989年~1994年 小学館ビッグコミックス全18巻
マンガですけど、「好きな本」のカテゴリーに入れたくなりますね。
父が日本人、母が英国人の主人公、平賀=キートン・太一は、考古学の講師であり、フリーの保険調査員(オプ)もやっていて、かつてはSAS(英国特殊空挺部隊)の曹長であり、サバイバル術の教官。
バツイチで、別れた妻に未練いっぱいって、当時のヒーロー像としては珍しかったんぢゃないでしょうか。
基本的に1話読み切りタイプのエピソードを重ねていくんですが、各回の中心はどうしても、何かの事件に関する保険の調査と、そのとき出くわす危機をかつて軍隊で得た技能で乗りきる、っていう活劇になっちゃうんですが、主人公本人がいちばんやりたいのは考古学。
とくに、学会では認められていない“ドナウ文明”があったのではないかという着想から、いつか発掘をしてみたいというのが、シリーズ通してのテーマとして流れ続けてます。
最初にその話がでてきたのは第2巻かな? そして最終第18巻で結実するという、一本ピンと筋が通ってるとこが、ダラダラした積み重ねぢゃなくて、また好きだったりします。
私が初めて読んだのは、いつか忘れたけど、たぶん散髪にいったときの待ち時間に、たまたまそこにあったのを手にとったんだと思います
第1巻の「砂漠のカーリマン」の章を読んで、“ろくに武器も持たずに敵地に潜入し、現地にあるモノを利用して、戦闘、脱出をこなす特殊技能”を使った、そのキャラとストーリに、ぶっ飛んぢゃって、やおら買い集め始めました。
古本屋でポチポチ買ってったんですが、いま持ってる第1巻が1998年の第43刷、第18巻だけは本屋で新刊を買ったんだけど、1998年の第17刷なんで、1998年ころのことと思われる。
どの巻のどの話から読んでも面白いので、私の寝床の近くに欠かせない、何度も繰り返して読んでるシリーズです。(それでも飽きないんだよねー
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セルスコールで練習

2010-04-26 19:14:06 | 馬が好き
はい、いつものように、乗馬に行きました。
だいたい、乗れる馬には乗ったんで、打者一巡という感じで、ひさしぶりにセルスコールを指名。まあ、ちょっと障害も飛んでみたいし。(先週やってないし、来週はたぶん乗れないから。)

セルスコールは、鹿毛のサラブレッド、1991年生まれの19歳。父ニッポーテイオー・母セルベール、母の父シンザン。シンザン!? ま、平成6年から美浦で乗馬やってるっていう、最古参。
乗ったのだいぶ前だしなー、どんな馬だか、まったく忘れた ただ、はたから見てても、なんの問題もなく誰が乗っても大丈夫、優等生って感じ。

なんか眠そうなとこを、ポンポンしながら馬装して、いざ乗ろうと思ったら、さあたいへん。乗ろうとすると(私の乗り方は、情けないことに飛び乗りぢゃない ふつうに左のアブミに足をかけて、ヨッコラショと乗る。とくに最近は踏み台も使ったりするんだが)、イヤぢゃイヤぢゃとばかりに後ろに数歩下がる さては、昨日おとといと少年団・高校生とハードトレーニングして、きょうはヤル気ないな?
繰り返すこと数回、結局ほかのひとに助けてもらって、乗る。乗っちゃうと、もう前に進まないなんてことはなくて、意外とサクサクした動き、さすが優等生。
馬場では先週同様、すぐ隣でクレーンまで使って、芝馬場をどうにかする作業なんかしてるけど、こっちは優秀な乗馬に乗ってるんで何の問題もナシ。いつも狭い区画のなかでいろいろ運動をするんだけど、いきなり広いほうの馬場で練習を始める。
乗り出してしばらくして、思い出した。私ごときの扶助にもすばやく適切な反応。速歩の歩度を伸ばそうと思えばスッと明らかに出る。もちろん駈歩も。ちょっと思ったより背中の揺れは大きかったんだけど
障害やるつもりなんで、駈歩で輪乗りの大きさを変えたり、歩度を伸ばしたり詰めたり。ほんと何の問題もない、イラつくとこもないし、扱いやすいなぁ
先週言われたとおり、少し従来のイメージより脚を後ろに位置してお尻の下にくるように。ヒザで鞍を挟むようにしてツーポイントの練習。うーん、これでできてるかどうか、自分ではわからないけど
さあ、障害やりますか。最初は、速歩でクロス。なんか思ったより元気がないんで、ガンガン動かそうとすると、勢いよく飛ぶ。「もっとユックリきてください!」 一発目から、当然、注意されちゃう。
んぢゃ、ユックリ、って行くんだけど、助走の段階で、けっこうイケイケになってきたんで、抑えるようにしてるんだが、“こんなに抑えたら、もしかして止まっちゃわない?”とか思ってしまう私は、最後の障害直前とこで、手綱をぱっとゆるめちゃう あるいは、“あれ?これぢゃ飛ばなくない?”とか思って、グッと推進かけちゃう。すると、馬は最後の一歩が駈歩っぽくなって飛んだり、なんせ障害うまいんで、ちょっとくらい踏切合わなくても、遠くからでもビューンって飛ぶし、近くからでもポーンって高く飛んでくれる。
「助走のペースを最後まで保って。あんまりプレッシャーかけると、飛んだあと走ります」と言われて、じーっと待つようにして飛ぶ。鞍上の不安はよそに、ゆっくりしたペースでも、馬はちゃんと飛ぶ。ただ、ちょっと左にいくんだけど クロスで、真中のいちばん低いとこぢゃなくて、どっちかの高いとこにわざわざ向かってくのは、こわいものです
ぢゃあ駈歩で!ってことで、駈歩で垂直を飛ぶ。俄然元気いいんで、障害へ向けただけでシュパーンと飛ぶ。「前かがみにならないように! じっと待って」と言われちゃう。何回かやって手前を替えて、また飛ぶ。飛んだあとイケイケ、すぐ巻乗りして収めてると、「飛んだあと、なるべく真っ直ぐいって、速歩におとす」と言われるんで、次からは飛んだあと真っ直ぐラチに向けてって、速歩、常歩へとおとして、止める。
何回か繰り返すうちに、抑えた落ち着いたペースで飛ばすことができる。そんなときは、飛んだあとクビをポンポン! でも飛んだあと、異様に元気いいんだけどさ
さあ、次の障害は、垂直の下に、なんかツイタテ(色つき)があるやつ。「馬に障害見せて」って言われたんで、近くに寄って見せる。見てんだか見てないんだかわかんないけど なんかフンフンしてる感じもしなくもないが。びびってる感じは皆無なんで、たぶん昨日もこれ飛んで練習はしてんだろうなって思う。「大丈夫、馬はこれでモノミしません。見るとしたら、人!」って言われちゃう まわりからも「セルなら大丈夫だっ」って言われちゃう。
はい、ぢゃあ行ってみますか、ってことで、駈歩で飛越。人間が「だいじょぶかなー、馬があのバーの下の物を見て立ち止まったりしないかなー?」とか思うと、そんな気配を察知して止まってしまうんで、なるべく下を見ないようにして、遠く先の方を見る、問題なく飛越
次これ行きますか、ってことで、こんどは障害の下に赤とピンクの箱が置いてあるやつ。まあ、一応、形式上、近くに寄って馬に見せて(“知ってるよぉ”って感じでロクに見てないけど)、さあ駈歩で向かってく、問題なく飛越

次、レンガ。…レンガぁ? レンガ、私飛んだことない また馬に形式上ものを見せて、飛ばなかったらどうしよう、ビタッと止まったら俺レンガの上に落ちちゃうのかな、とか思いつつ、向かっていくと、軽々クリア。
ぢゃあ経路やりますか!って展開に。経路っていっても4つだけだけど。垂直飛んだら、120度くらい左に回転して、赤とピンクのボックスの垂直。飛んだら270度くらい右に回転して、ツイタテのある垂直。飛んだらまた270度くらい左に回転して、レンガ。どれも80センチくらいかな。一回でうまく飛べたら、きょうはそれでオワリにしましょ、って言われたら、一発で行かざるをえない
「セルは飛んだあと速くなるんで、しっかりペースを保って!」 ゆっくりした駈歩で、ひとつめの垂直へ。「飛んだらカラダ起こす。もうひとつ飛ぶくらいの感じで!」 飛んだあとカラダ起こして回転、次に向かう間もジッと待つ感じ。飛んで右へ、そろそろ馬はエンジン全開?むやみに走んないようにしっかり座って、手綱にビンビン手ごたえ感じる。飛んだら左に回転、馬への指示は明確に、真正面にレンガが見えたら馬はやる気満々、踏切ちょっとくらい合わなくても飛べちゃう馬だってわかってたけど、今回は遠からず近からずタイミングよし、ポーンっと軽く飛ぶ。よぉーし!飛べた、飛べた!とクビをポンポン
練習おわったあとも、クーリングダウンしながら話してたんだけど、ほんとセルスコールは、どんなひとにとっても練習馬として最高。19歳だけど、馬は若いしね。
練習後にリンゴやっても、もぞもぞ味見しただけで、食わなかったけど。しょうがないから、ほかの馬にやっちゃった。

↑写真は、最近ラインナップに加わった新馬=イマジンノココロヲ。でも、リンゴさし向けたら、食べない。しょうがないから隣のナモンゼウスにやってると、なんか前ガキするし で、もう一回、口元に持ってたら、やっぱ食べないし ま、しょうがないな、慣れないものは食べないもんだから。
ちなみに、ポニーのハッピーとジョニーは、いつものように寄ってきて、喜んで食べてましたけど

それにしても、乾いた良馬場で練習したの、ひさしぶりのような気がするなぁ
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