先週は、天気予報を読み違えて、乗馬をサボッてしまった
っていうのは、月曜か火曜のどちらかに行こうと、土日に考えてるうちに「火曜は降りゃせんだろ」と判断して、月曜に別用いれて火曜に行こうという予定にしたんだけど、月曜お天気で火曜雨になっちゃったってこと。
…というのは、外向けの言い訳で。
その気になりゃ、月曜に馬乗るスケジュールに変えられたし、実際、火曜には「雨の合間を突いて乗ろう」なんてスタンバイをすることもなく、月曜の夕方には「あしたは雨だってことにして、もう行くのはヤメよう」って決め込んぢゃった
つまり、やる気がなかったんである
もう、すべてにおいて、やる気が出てこなくて、地震の後とかちょっとピンチのときは「乗馬でリフレッシュできたら」とか、「馬の顔みて頑張ろう」なんて思ったもんだけど、いろんなことに、あまりに嫌気がさすと、馬を見に行く気にもならなかったのには、自分でも驚いた
今週行かないと、たぶんホントに未来永劫行かなくなっちゃう
と思って、折れそうな心、奮い立たせて出かけてった。(←まったくいちいち大げさだ
)
何人か来てたんで、どの馬にするかは、他のひとたちに先に決めてもらって、最後まで待つ。残った選択肢のなかから、「暑いから」って理由(動かすの大変な馬で大汗かきたくないの意)で、キリーンを選ぶ。
馬房の前に行って呼ぶと、ノソノソとクビ出してくる。馬ってカワイイ
キリーンにかぎらず、月曜に運動してなくて休んでると、外に出たくて人のほう寄ってくる馬が多い。
これが火、水、木とビッチシやったりすると、金曜あたりには呼んでも来なかったりすることもある
私みたいに、今日はヤル気がとか何とか、ややこしいことを言わず、体力の余りようがもろに態度に反映するのが、馬のカワイイところ
んぢゃ、馬装して行きますか
おお、常歩が元気、元気
さてさて、実は先週「障害馬術講習会」なるものがあって、私なんかには、実践はおろか理解することもできない、高度な内容だったんだけど、「んー、馬に乗るっつーか、馬を動かすってーのは、真剣にやると大変なんだなー
」という思いを強くしたところである。
なにをどうするかっていうと、後肢からのエネルギーを(背中をとおして)力強くハミに伝えるにはどうするか、ってことなんだけど、言われりゃ、ハァなるほど、とは思うものの、実際にどうしたらできるかってのは、ものすごく難しい。
んで、今日は、ウォーミングアップの段階から、まずは「馬が自分の前にいる」って乗り方をしようと思ったんだけど、あらら
何のことだかわからない
できるできないぢゃなくて、どうしたらいいかわからないよ
ナマイキなことをしようというのは、さっさとあきらめて
さて、元気のいいキリーンをせっせと歩かす
最初のうちの速歩とかで、クビを伸ばしてサーっと歩かせてみたいんだけど、意外と馬自身がクビを起こして、そのままドンドン歩く。
けっこう背中とかが、ほぐれたところから、手綱を短く持つ気だったんだけど、こちらの思惑にはおかまいなしで、最初っから普通の位置に馬のアタマがある
これだったら、さんざ練習したあとで手綱伸ばしてやったときとかのほうが、よほど自然にスーっとクビを低くするよ
まあ、いいや
元気のいいのを利用して、歩度を伸ばしたり、また詰めたり。
詰めるほうが難しい。がっつんがっつんブレーキかけるみたいにしてもしょうがないので、巻乗りなんかをしながら、まあ適当に
隅角ってのは、馬が勝手に予測して、内に傾きがちなんで、内方の脚でちゃんと圧して、ゆっくりきっちり回る、内側のトモを馬の重心に向かって踏みこませないと、って
ああ、勝手に内に行かれちゃってるよ、元気のいいキリーンに
常に「内側の脚、外側の手綱」ってんだけど、特に外側の手綱の何がどう働いてんのか、まったくわかんないねー
んなこんなで、速歩も駈歩も、もちろんときどき常歩も入れて、歩度を伸ばしたり詰めたりをしようってことで小一時間格闘する
歩度伸ばすとき「馬のクビを低く長く」と思ったんだけど、ありゃ、馬に全然そんな気がないみたい
(←馬まかせ。)
だいたいねー、ハミ受けがなってないのよ
どーでもいーけど、キリーン、なんか前よりすごくクチ固くなってない?
(クチが固いってのも慣用句であって、ホントに固いのはクビ?)
んー、クチ固いってのとは違うか、それは制御できないってことだもんね、キリーンは、こーんなに巻乗りだって小さく回れるし。「強い」って言うのかな?
前に出して、なるべくベタっと座って、ウリャって背中の筋肉まで使って引っ張っても、引っ張り返されるだけ、折り合うとこがなかった、今日の騎乗
脚使えば前に出るだけラクだったけど、結局うまく乗れず、バトルに終始してしまいました。なにやってんだか。
終わったあと、手を見たら、薬指んとこ、少しだけ皮おかしくなってました。(手袋はしてないよ。)
洗って拭いてブラシかけたりしてると、目が合って、なんか物欲しそうである、ときどき前掻き。
バレてるなーと思いつつ、リンゴ取り出して、やる。
「おう、次回はちゃんと乗れよ」って感じ、なんか見下されてるような気がする、やばいな。“人馬の主従関係の確立(リスペクト)”は、手綱握る以前の話だよね