筒井康隆 昭和56年 新潮文庫版
持ってるのは昭和62年の18刷。
こないだ「家族八景」を読みかえしたついでに、見つけたんでこれも読み返してみた。
主人公の七瀬さんは、私立高校の事務員として働いているが、その学校に香川智広という、ちょっと変った二年生がいることに気づく。
その生徒に危害が及びそうになると、野球のボールは空中で破裂するし、人は見えない力でふっとばされてしまう。
彼の父は画家で、母は十二年前に死んでいることを調べた七瀬は、その出身地に両親のことを調べにいったりする。
そんなことしてるあいだに、二人は激しい恋におちるんだけど。
同時に、彼を守っているのは、「意志」と七瀬が名付けた圧倒的な精神力みたいなものだと気づくんだけど。
その力はまさに全知全能というべきもので、恐ろしくもなってくるが、抗うことはできない。
うーん、人ひとり、一夜明けてみたら、最初っからこの世に存在してなかったことになるなんて、凄すぎ。
持ってるのは昭和62年の18刷。
こないだ「家族八景」を読みかえしたついでに、見つけたんでこれも読み返してみた。
主人公の七瀬さんは、私立高校の事務員として働いているが、その学校に香川智広という、ちょっと変った二年生がいることに気づく。
その生徒に危害が及びそうになると、野球のボールは空中で破裂するし、人は見えない力でふっとばされてしまう。
彼の父は画家で、母は十二年前に死んでいることを調べた七瀬は、その出身地に両親のことを調べにいったりする。
そんなことしてるあいだに、二人は激しい恋におちるんだけど。
同時に、彼を守っているのは、「意志」と七瀬が名付けた圧倒的な精神力みたいなものだと気づくんだけど。
その力はまさに全知全能というべきもので、恐ろしくもなってくるが、抗うことはできない。
うーん、人ひとり、一夜明けてみたら、最初っからこの世に存在してなかったことになるなんて、凄すぎ。