kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何を想い走るのか?

2008-01-24 | 陸上競技
朝から雪がちらつきましたがそれほど本格的にならずにすみました。いやーかなり寒かったですね。

今日はフッと切なくなる瞬間がありました。来年の修学旅行の話があって「本当に来年この場にいるのか…」という想いが頭をよぎりました…。持ち上がりが本当に出来るのか??そもそも学校にいることが出来るのか?何故だか分かりませんがそう思いました。。担任と部活、居なかったらどうなるのかな…。深い意味は全くありませんが、フッとそう思って切なくなった。担任も部活も「何事もなかった」ように回る。分かってはいるが…。何でしょう…。別に転勤しろと言われている訳ではないのですが……。

私のどうでもいい「感傷的な気持ち」はさておき、検定課外中の本格的練習は今日で最後です。明日は基本と補強だけにしようと考えていたので、今日を乗り切ればあとは何とかなると思っていました。最近、意識の高まりを感じていたので「基本までは細かい指示を出す。メインは自分達でどうやって取り組むかを考えろ。」と話してから始めました。さっきの話とも少しだけつながる部分です。私が「こうやるんだ!」と言うから出来るというのでは万が一私がいなくなったら何も出来なくなる。練習に対する意識は自分達でなんとかしなければいけなくなる日がいつか来る…。そんな感情も少なからずありました。また、スタートラインに立つ時は一人。自分が「本当に強くなりたい」と思うなら、自分自身の意志で考えて練習に取り組まなければ大切な場面で力が発揮できない。今は以前と比べて「意識」が高くなったので、求める水準もかなり上がっています。私が「意識すること」を言わなくてもこれまで言われて来た事を自分達で確認していく事ができるレベルになっていかなければいけません。

女子は苦しい場面での声かけや「勝ちたい」という前向きな意識が見られました。つなぎのwalk中に個人個人で他の選手に声をかけていました。何を言っていたかは全く分かりませんし、知る必要もない気がします。自分達の中での「確認事項」だったり、「励まし」を顧問が知って指示を出すわけではありません。この子達の中にある『感情』は一緒に走れない私には完全には共有出来ないのです。「同じ時間」「同じ空間」「同じ苦しさ」「同じ気持ち」を共有できる仲間だからこそ、『声かけ』に意味があるのだと感じました。こちらも少しだけ寂しいですね…。私には『できない』事を選手同士でやっているわけですから。

かなり良い感じで練習に取り組めたのではないかと思います。40秒走も折り返し走も『気迫』が感じられました。いつもは付いていく選手が前半積極的に勝とうとして走る。2本目は別の選手が勝とうとしてプレッシャーをかける。それを跳ね退けて勝つ。足をつりながらも必死に着いていく。今までとは違う!!それぞれが『想い』を持ち始めました。「速く走る」だけでなく『大切なモノ』を手にできるかもしれない。可能性を感じます。

色々な場面で『何が何でも』という「強い気持ち」を感じるようになりました。一先ず明日は落とします。日誌を見るのが楽しみです。
コメント
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