kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ミーティング

2008-11-10 | 陸上競技
昨日合宿から戻って来て女子とミーティング。今日は男子も含めてミーティング。自分達の取り組みを見直す時間も必要だと思います。

今回の合宿と昨日の記録会から感じた事は「言われた事は出来るが、自らの判断で行動が出来ない」という部分です。普通のチームよりは間違いなく取り組みのレベルは高いと思います。やるだけ、やったつもりになるだけのチームもありますから。言われたことすら出来ない選手もたくさんいます。それから比べるとかなり頑張れています。

が、まだまだ私に依存する部分が大きい。自分達に必要なモノを自ら得ようとする姿勢が不足しています。細かい指示を受けて行動する事に慣れてしまっています。自ら考えて行動に移すという部分がまだ足りません。記録会に向けての準備にしても自分達の「判断」だけで動いています。考えて、正しいか分からなかったら「聞く」べきです。ここは依存とは違う。自分達で考えて行動するだけでは間違える事もある。ここをきちんと修正しなければ後悔する事になります。

技術的な取り組みに関しても同じ事がいえます。自分達が「わかったつもり」になっている事が多すぎる。きちんと「本質」を理解していないから、狙いとする部分がズレてくれ。自分が思っているポイントが本当に必要とするモノとズレていたら、修正するのに膨大な時間を要します。もったいない。きちんとやっていることの「意味」を考えて取り組む必要がある。ここがまだまだ不足している部分でしょう。

これまでは「どうやって手を抜かず練習に取り組ませるか」が私の課題でした。選手の「心」が育てば低次元の指導からは脱却できます。これからはどれだけ意味のある行動ができるか、を課題にしていきたいと思っています。「やる」のは当然です。「やらされる」ならやる必要はない。私が「やってください」と頭を下げているわけではありませんから。「嫌」なのに「やらされる」というモノ程苦痛に感じることはないはずです。本当に「上の大会を目指したい」と思うなら、自分のためにしっかりと「努力」するべきです。そこが分かっていないから「それなり」にしか頑張れない。もったいない話です。

本当に「強くなりたい」と願うなら、与えられたモノだけをやっていくだけでは足りません。自ら「強くなろう」とする姿勢が必要です。分からなければ周りの動きを見たり、指導者に聞けばいい。動きを見てもらいたいなら他校の指導者であっても「見てください」と頭を下げればいい。それくらいの「気持ち」がなければ本当に強くなることはできないと思います。

選手が合宿中にkurashikiの1年生の話を耳にしたようです。「出来れば男子と走りたい」「どうすればもっと速く走れるようになるんだろう」という事を普通に話していたようです。高い意識レベルです。1年生とは思えないですね。だから強くなる。学年は関係ありません。どれだけ「気持ち」が強いかどうかです。

そういう姿勢を目の当たりにする事ができてうちの選手は更に上を目指そうと感じたようです。中には「やるだけ」の選手もいたでしょう。勿体ない話です。チャンスを逃しているわけですから。だから「勝てる」と感じました。うちの選手は足りないことに気付いてそれを補おうとしている。参加するだけでなく、「学び取ろう」とする姿勢は確実に身について来ています。

強くならなければいけない。その「責任」があります。「能力」 だけではない。今出来ない事が出来るようになるだけで確実に成長できる。そう感じています。

ミーティングはうちのチームの特徴だと思います。選手自身が感じた事をきちんと自分の口で他のみんなに伝える。人前できちんと話せない者には「想い」はないと思っています。何も感じないような選手はその程度の意識レベルです。話が出来るというのは「想い」があるから。ここは大切だと感じます。もっと強くなれると思います。

これからが大切です。目指すモノを見失わず、前に進んでいかなければいけないと思います。得るものは多かった合宿でした。肌で感じる事の大切さを重視してもらいたいですね。
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