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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

評価と感謝

2008-11-24 | 陸上競技
基本的に誰かに認められたいという部分は少ない。自分のペースでやるべき事をやっていきたいと考えています。まーかなり好き勝手にやっていると思いますが(笑)。

先日、うちのBOSSから今のチームの目標について話がありました。昨年は「4分04秒」を目標としてトレーニングルームに掲示していました。「届かないだろうと思って見ていた」と言われました。客観的に見て無理だという判断だったと思います。チームとして機能していない部分がかなりありましたから…。同じ事を繰り返すチームは強くなるはずはありません。私の指導力の問題も大きかったのでしょう…。
今年の選手の取り組む姿勢はかなりのものです。今年の目標は更に高くなっています。まだ書きませんが、昨年よりは高いのは確かです。4分04秒は今年でも十分出せたと思っていますから。BOSSから「去年は無理だと思ったが、今年は届くだろう。あとは準決勝勝負。」だと言っていただきました。ありがたい事です。評価されるためにやっているわけではありませんが、選手の頑張りを私以外の指導者が認めてくれるというのは嬉しいですね。

話の中で私が師事している方の話が出ました。「盗める所は全て盗め」というアドバイスをもらいました。もうかなり学ばせてもらってますが(笑)。そういう方と縁あって関わる事が出来るというのは非常に恵まれていると思います。普段あまり「評価」を口にされないBOSSが「評価」されるというのは非常に貴重な事です。

私は「人」に恵まれていると思います。今のチームが評価を受けるようになったのは、選手の頑張りが大きい。今のキャプテンの存在がかなり影響しています。私がやるように指示した事は必ずやりますし、他の選手の手本として「精神的な支え」になっています。その周りの選手達も非常に素直な子ですし、決して手を抜かない。指導はあまり変わっていないと思いますが、「やれば伸びる」というのを証明してくれています。選手に恵まれているのだと思います。感謝しなければいけません。

また、私に「力」を与えてくれる様々な指導者の方々にも感謝しなければいけません。私の「力」は微々たるモノです。それを伸ばして下さる&温かく見守って下さるおかげで少しずつ結果が伴ってきました。

評価を受けるべきは私ではないと思います。選手と私の周りにいる人達こそ評価を受けるべきだと思います。目標に向かうための「裏方」であり続けたいですね。私は様々な方に支えられています。それに対して恩返しをしていきたい。それが私を動かしている。出来ることを全てやりたい。それが未来につながると思います。様々な話を聞きながら成長していきたいですね。
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技術&トレーニングの意味について学ぶ

2008-11-24 | 陸上競技
今日は雨。かなり降っていました。今日からテスト週間に入りますが、家でグダグタやるよりは学校に来てこちらで時間を確保させる方が勉強すると思います。休みだから家で勉強するというのは単なる思い込みです。

練習前に頭のトレーニングとして技術的なモノの確認とエネルギー供給形態によるトレーニングについて板書を交えながら講義しました。日頃やっていることの「意味」をきちんと考えさせる必要があると思います。きっかけは昨日メールで「トレーニング」について聞かれたから。興味ある者に対してはきちんと説明して何のための練習かを理解させる事で練習の「質」が上がると思います。
技術的な話は本当に基本的な部分を話しました。直線的な動き(膝を締めて持ってくる)、縦の動き、フォローのタイミングを図説しながら話しました。見た目の動きと意識の違いについても説明しておきました。連続写真を見たりしただけでは100%間違える部分ですから。詳しくはまた別の機会に(無いかも知れませんが)。

後はエネルギー供給形態について。基本的な3つの形を理解させて、どの練習がそれにあてはまるかを教えました。エネルギー効率を高めるというのもトレーニングの狙いの1つです。漠然と練習に取り組むよりは確実に効果が高まると思います。技術的な部分は「意識させない」事で身につく事も多い。「意識が分からない」のとは違います。分からないまま「他の人がやっているから」で技術練習的な事をやっている指導者もいます。まー私には関係ない話ですが、「本質」を見抜こうとする努力が出来るかどうかの問題が大きいですね。

話がそれました、乳酸系について説明をしました。「たくさん出す」「出た状態で耐える」「出さない」の3つの要素を理解しておく必要があると思います。感覚的にこの辺りを理解している人もいると思います。それがきちんとトレーニングに導入されていれば問題は無いと思います。とにかく「走る」だけでは絶対に足りない部分がありますからね。「走っていたら強くなる」というのはある意味正しいですが、効率が悪い&一部しか伸びない危険性は高いと思います。速い選手は何をやっても速い。全体的なレベルを上げていくためには、きちんとした取り組みをしていかなければ「1人だけ速い」チームになってしまいます。そうならないために全体の意識を高める。素質があっても「気持ち」が無い者は強くなりきれない。そう思っています。

色々と考える事があって講義をしました。最大のきっかけは昨日メールで、「筋肉」と「乳酸」について聞かれた事です。選手達の意識は確実に変化しています。それにきちんと応えていけるようにしていきたいですね。私の自己満足で終わらないようにしていかなければいけません。有り得る話ですから。反応を見ながらやっていきます。
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