kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

それぞれの練習

2008-11-17 | 陸上競技
今日は朝から肌寒い日でした。とはいっても11月中旬なのでこれくらいの気候でないとおかしいのですが。

今日はハードルを使った技術練習。様々な要素を含んだ練習になります。接地のポジション、タイミングや身体のコントロール等今のうちが目指す部分の練習です。手を変え品を変え、色々な方法で動きの習得を目指しています。最近は特に身体のコントロールに課題を置いていますから、調整力を高めるためには大切な練習だと思います。
うちには400mHの選手が2人いますから、ハードル練習としても重要です。日頃特別ハードル練習の時間は取りませんから、こういう形でハードリングを磨くのも必要。練習の一環としてのハードル練習がきちんと専門に生きてきます。

ハードル練習をした後のスプリント練習、選手達はかなりスピードを感じるようです。技術的なモノを意識して取り組むので、平地の走りになると解放されたのかかなりスピードが上がります。この感覚を身につけていくために前半の練習を使っているのです。動きが崩れていた選手も少しずつ戻ってきています。崩れるのは簡単ですが、戻すのはかなり時間がかかります。最近の練習がきっかけになって感覚をしっかりと作っていきたいですね。

足の痛みを感じている故障組は完全別メニュー。自転車練習と補強をかなりやりました。走練習よりも確実にキツイと思います。それでもチャレンジさせました。故障しているとどうしてもマイナス思考になりやすく、「自分は練習できていない」という焦りを生みます。それではチームにとっても本人にとってもプラスになりません。脚の筋肉にかなりダメージが来るのを覚悟した上で追い込みました。私は付いて行かず、選手同士で声を掛け合いながら練習に取り組ませました。「強くなる」という「想い」が本物なら、苦しい場面でどれだけ自分自身と向き合えるかが重要になってきます。競技場に戻って来てから、走練習をしている選手の前で補強でさらに追い込みました。これはチーム内の競争意識を持たせるためです。
故障組はその前にかなり追い込んでいるのは、先週の自転車練習をしたあとの話を聞いてみんな分かっています。その状態で更に身体を動かし続けるのですから、見ている方も辛いですね。それでも故障組は自分を追い込み続けました。その姿を見て「強くなって欲しい」と強く思いました。これまでに無い意識レベルで取り組めていたと。終わった後は動けませんでした。ここまで練習が出来るようになるのは各自の「気持ち」が、「想い」が強いからだと思います。

全体の前でも簡単に話をしました。きちんと目標に向けて努力を続ける事が出来れば、届く可能性がある選手達だと思います。私はその「想い」に応えていく義務があります。いや、応えていきたいと「心」から思います。選手には「心」をどう成長させるかを考えていくように話しました。全てを決めるのは「心」です。どちらの方向に「心」を動かすのかで全ては決まります。やるからには全ての事に一生懸命になれる人間になって欲しい。今は文化祭前。その準備も、練習も、身体のケアも一生懸命になれる人間に成長して欲しい。それが目標に到達するためには必要です。

良い練習ができました。継続していきたいですね。
コメント
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