kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿(男女キャプテンの存在感)

2009-01-07 | 陸上競技
うちのチーム、女子の活躍が目立ちますが、実は男子もかなり良い選手がいます。自分達でミーティングを何度もやっていますし、なんとか中国に行こうという気持ちを強く持っています。その中心にいるのはポール専門(短距離かも(笑))のarimaです。融通が利きませんが熱意はかなりのものです。男子は全員真面目過ぎる位真面目で応用が利かない。だから上手くいかない部分が多く自信を持てません。今までの合宿では付いていくだけでしたが、今回は自分達で「積極的に前に」という気持ちで臨むと決めていたようでした。これまでとは見違える成長を見せていました。「力」もついてきていますが、そういう部分の成長が嬉しいですね。
冷たいようですが男子と女子の関わり方は違います。これは「力」があるないではありません。意図があります。ogawa先生にはいつも怒られてますが(笑)。選手もある程度分かっていると思います。最近はやっと自分から「今の走りはどうでしたか?」と聞けるようになって来ました。いつまでも受動的な取り組みではワンランク上がることは出来ないと思います。「本当の強さ」のためにはまだまだ足りないものがあります。それでも今回の合宿でかなりの自信は持てたのではないかと思いますね。

arimaが故障せずに個人でポールのインターハイが狙えるレベルまで来ればチームは大きく成長してくれると思います。全体ミーティングで個人の目標を話しました。これまでとは意識が変わって来ているのは間違いないと思いますね。「自分から一歩踏み出さなければ、変わらないと思ったからみんなの前で話をしようと思った」と言っていたのが印象的でしたね。男子キャプテンを中心にしっかりとまとまって欲しいと思います。

キャプテンはshima。これは昨年の早い段階から決めていました。「力」で引っ張る「エース」と「取り組む姿勢」で引っ張る「キャプテン」がチームには必要だと考えているからです。まー少しレベルが違いますね。最初の段階から「リーダー」としての指導をしてきました。一方的な投げ掛けではなく、双方向の関わりを重視してかなりの事を考えさせてきました。責任感が強いのでそのプレッシャーに潰されるのではないかと言われた事もありますが、思った以上に強いですね。まー視野が狭くなるので周りが見えなくなる事もあって痛い失敗を数回繰り返しましたが、今はかなりの所まで来ていると思います。

うちのチームは私のチームではなくキャプテンであるshimaのチームだと思っています。男女関係なく中心にいますし、私が言おうとしていることも自分の判断で言っています。かなりずけずけ言います(笑)。まーそれくらいでないとチームは作れませんし、それで「なんなんだ」と思うような者がいたとしたらチームはそこまでのレベルという事ですから。

今回の合宿、様々な意味で中心にいたと思います。特に女子にとっては大きな影響力があったのではないかと思います。どんな姿勢で取り組むかの手本になったはずです。
全体ミーティング、みんなの前で10分は話したでしょうか。誰に似たのか話が長い(笑)。困ったものです(笑)。しかし、「想い」があるから話が出来るのだと思います。我々指導者の口から話を聞くのと同じ高校生の選手から聞くのとでは違うと思います。一生懸命になれる人間は人の「心」を動かすと思います。他校への宣言であり、自分達の今までの取り組みをチーム内に投げ掛けて確認させているように感じました。そこまでは考えていないと思いますが、確実にうちの選手は感じるものがあったはずです。あとは『力』です。最低あと2秒…。ここが何としても必要です。『気持ち』を越える『力』を身につけさせたいですね。

これからのうちの課題はshimaの意識を越える選手がどれだけ出て来るかです。特に1年生の中にあのレベルまでの選手が出てこないとインターハイは「夢」のままです。しっかりと自分の事として考えて欲しいですね。

「顧問に似て…」と言われる事が多かったですが、性格的な部分や考え方の部分が確かに近いモノがあります。自分を見ているようで…。私も負けじと成長していこうと強く思いますね。
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合宿(走り込み)

2009-01-07 | 陸上競技
2日目の午後以降はかなり走りました。メインの走り込みは短短と短長に別れて実施。私は長い方を担当しましたが、どちらもかなりの量走りました。

短短は技術的な部分を少し実施してから短めの距離での走練習。短長は午前からの流れを意識してスピードが高い中での短めの折り返し走と150m。400m系の課題を簡単に説明してからの練習でしたが、苦しさに負けない取り組みをして欲しいと思ってキツイ言い方をかなり…。短短に行ってもいい、向こうで補強しておいてもいいと投げ捨てるように言いました。「こんなこと言われて悔しい」と思うか、「きついなら止めておこう」と思うか…。うちの選手は慣れていますし、強くなりたいと思う部分が大きいのできちんと走りますが、慣れていない選手にとっては何かきっかけが無いと追い込む前に気持ちが切れてしまいます。そこまでやる必要はないかもしれませんが、この合宿に参加しているのだから気持ちの部分で成長して欲しいと思いました。

負荷はかなり高かったと思います。女子はうちの選手が後ろから追い続ける形だったのでプレッシャーだったと思います。「マイルで中国に行きたい」という選手がいたので「うちの選手に簡単に負けていたら中国には行けない」とキツイ口調で話しました。自分達だけでは「力」はわかりませんからね。意識しなければいけません。

うちの女子はそれぞれ課題を持って取り組んでいました。途中マイルの場所取りをイメージさせたり、何がなんでも勝とうという意識を持たせました。4人が競り合いながら前を追い続ける姿にはこれまでにない「気迫」がありました。年末の合同合宿とは全く違いますね。力を高めていくためには課題を持って取り組む必要があります。年末からかなりの時間をかけて「エース」としとの「自覚」を促してきました。これには様々な意味があります。これはまた別の機会に書きますが、大きな意味がありました。これによりエースとして成長が見られたと共に周りの者が更に「エースに勝ちたい」という気持ちが強くなりました。苦しい中でもハイスピードで競り合う事ができていたというのは大きいですね。

短長は人数の関係上、2人ずつスタートの追い越し走形式でやっていました。女子は奇数になったのでmisatoは一番後ろから一人でスタート。2セット目から人数が一人減ったので偶数となりrinaと一緒にスタートすることになったのですが私の所に来て「一番後ろから一人で出たい」と訴えて来たのでそれを認めました。他の3人がそれをどう感じたか?何故一番後ろから追うことを選んだのか?単純にトップでゴールドしようと思えば前から出ればいい。自己満足でしかありません。後ろから追う。何がなんでも勝とうとする気持ちを強くするために自分から選んだ方法です。かなりの成長を感じました。

これによりチームに大きな刺激が与えられたと思います。マイルメンバーの3人だけでなく、他の2人にも与えたモノは大きいと思います。女子だけでなく男子もその姿を見ていますからやはり刺激を受けていました。一人の「気持ち」がチームを動かしていたと思います。大切な事です。その雰囲気をどれだけの選手が感じてくれたでしょうか。合宿をきっかけに変わることができる。そう強く感じました。

全体的に良く走れていたと思います。夏に比べると声も出るようになり、意識レベルが上がって来ていると思います。一部はかなり上がってますが、一部は少しだけ。あと数ヶ月したら「大差」ですね。

走り込みで選手が感じた部分大切にして欲しいと思いますね。
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合宿(うちの選手について)

2009-01-07 | 陸上競技
今回はずっと前で指導ではなく補助的なサポートの部分が多かったので、時間をかけて走りを見る事が出来ました。年末の課題は少しずつ修正されて来ている感じがあります。前半の動きをどう改善していくかがポイントになると思います。別の形の練習になるとすぐに忘れてしまいます。全ての動きはつながっているのだから、やはり意識しなければいけないと思いますね。

スティックを使っての練習、単純な「もも上げ」になってしまっている者もいました。それでは走りには結び付きません。最初から走りを意識した動きをしなければ「ドリルは上手い」で終わってしまう。途中で「加速段階」を意識させる事で随分動きが変わってきたと思います。まだまだ時間はかかりそうです。とにかく「つながり」を考えないといけない。忘れてしまいがちな部分です。全ての練習できちんと意識させていきたいと思いますね。

男子が走れるようになってきていました。ある程度は「力」がついていると思っていましたが、現時点ではまずまずだと思いますね。決勝で戦っている選手達と良い勝負が出来ました。大きな収穫です。今回の男子に関しては県新人で決勝に残っているチームが3ついるので高い競技レベルでの練習が出来たと思います。
うちの男子まだまだ安定がないのでこの辺りが課題です。良い時はかなり走れますが悪くなると全く…。本数を重ねる事で強くなるのではなく、きちんと1本目からの「力」の出し方を意識していく必要があると思いますね。後は故障が多い…。硬い走路と練習量も関係してくると思いますが、なかなか練習が継続できない。ここが最大の課題だと思います。『継続』が強くなるためには必要です。まだまだ基礎的な部分が足りないのだと思います。

女子に関してはある程度走れて当たり前の部分があります。力関係としては少し差があります。他校の女子に刺激になったと思います。自分達の取り組みを示す事で周りにプラスになる。うちの選手は見られているという意識をする事でさらに意識レベルが上がる。相乗効果だと思いますね。
走りに関しても形になってきつつあります。もちろん男子同様課題が多いですが地道に潰していくしかありません。年末からの課題をどう克服していくかが大きいと思います。ここは私の指導力が不足している部分も大きいと思います。私が苦手としている部分だからこそしっかりと勉強しなければいけません。

女子に関してはある程度の段階までは来ていると思います。目指すモノがはっきりしている分だけモチベーションがかなり高い。後はどれだけ足りないモノを補っていけるか。時間がかかる部分も多いのでどう取り組むか?勢いだけ、気持ちだけではどうにもできない部分があると思います。一生懸命にとりくんでいるからこそ、やらなければいけない課題がたくさんあると思います。

長くなったのでまた書きます。
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合宿の練習

2009-01-07 | 陸上競技
プライベート合宿において技術的な部分での最大の利点は「技術練習を繰り返す事が出来る」事だと思います。単独練習ではなかなか比較できませんから、他校の選手と比べて課題や良い部分を見ることができます。選手もいつもと違う環境で集中して練習出来るので身につくものはかなり大きいと思いますね。これは日頃からある程度の技術指導が出来ている所に限られるのかもしれませんが。

合宿中、投擲の先生と話した時に「投擲の練習は地味に繰り返すのが一番の近道」だと言われていました。単純に繰り返すだけではなく『正しい動きを繰り返さないといけなくて、それが出来ないから伸びない』のだと。当たり前ですが、短距離と同じ部分がありますね。「やればいい」わけではありません。きちんとした「動き」を理解して意識していかなければいけないのです。それを意識させるための練習手段をしっかりと見極めなければいけません。

今回はその辺りも意識した合宿での練習になりました。走り込みもかなりやりましたが、同じような技術練習を6回の練習うち4回実施。きちんと意識して取り組んでいる者はかなりの変化が見られます。技術練習に偏らず様々な要素を取り入れていく必要があります。

今回は特にhayashi先生に指導をして頂きました。私達の年代でのトップであるkubota先生も、ずっと動きをみてアドバイスを送っていました。そういう部分からも私自身、学ぶものが多い合宿だと思いますね。日頃とは違う視点から技術的な指導を受ける事で自分の中に「これだ!」と思うモノがあるかもしれません。一つの方向からの指導ではなく多方面からの指導を受ける事で選手にとって確実にプラスになると思いますね。この合宿の最大のメリットであり、他の合宿と比べて段違いで質が高いと思います。

単純に1日練習を3日間やるのとはかなり違うと思います。地味ですが、技術的なモノを繰り返す事で必ず変化が生まれます。前提として「速くなろうとする意志がある」事が必要ですが…。頑張り方を知らない選手もいますからね。そういう選手にとっても「本気で取り組んでいる選手」を見る事で何か感じるものがあるはずです。

とりあえず合宿の意義を書いてみました。感じたことはかなりあるのでまた書きますね。
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