kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し流れを作る

2009-01-13 | 陸上競技
朝起きるとうっすら雪が積もっていました。まーびっくりするレベルではありませんでしたが、久々に雪が降っているなーという感じでした。

今日からは検定課外が実施されるため、商業系の1年生は課外のため1時間程練習に参加できません。これまでの経験上、これを「練習しなくて済むから良かった」と思うタイプは間違いなく競技に真剣に向き合えません。他の者は練習しているのだから「遅れてしまう…」と焦る選手もいます。大きな差です。気持ちの部分が大きく影響してきますが、本当に「目標」があるならやるべきことは明らかだと思います。足りない部分をどうやって補うのか?各自が考えていく必要があります。

練習はいつも通りサーキットをやってからドリル。ここ1週間は1つ1つ丁寧にやっていましたが、流れを作るためにも必要な要素だけに絞って実施することにしました。加速ドリルとして1歩目の投げ出しから加速段階をひたすら練習してきましたが、それに時間を掛けすぎてしまうと他の大切な部分の練習ができません。スティックを使って動きを作っていく中で自分の走りを作っていく。自分の感覚で動きの変化を感じていく事が大切なだと思いました。

その部分に毎日かなりの時間を使ってきましたが、通常授業が始まりましたから練習時間も限られます。やらなければいけないことはたくさんありますから時間配分を考えて効率的に使っていかなければいけません。動きを意識させる練習をどれだけきちんと練習に取り入れていくかが今後の課題だと思います。繰り返す中で動きは確実に変わっていくと思います。先日からかなりポイントを絞って動きを意識させていますから、選手自身も変わってきているのを感じているようです。
加速段階から中間疾走へ。膝を引き出す中で「待つ」という要素が必要になるのではないかと感じました。上手く表現出来ないですが単純に「落とす」だけでは不十分でした。そのためにスティックを使っていかなければいけない感じを受けています。これも選手の動きを見て感覚を確認する中で感じた部分です。まだ模索中ですが…。

その後、昨日感じた「動きの硬さ」を修正するための練習を実施しました。無駄な力みをどうすれば無くすことができるか?400系も200も上手く中間が走れなければいけませんが、冬期に入ってそこを意識し過ぎていた部分がありました。きちんと動きを作っていく中で意識的に動きを維持しようとし過ぎてしまい、力みがあったのでタイミングが合わなくなってしまう部分が出ていました。そこを改善するために上手く「力」を使う事を覚えさせたいと思います。あとは動きの「切り替え」でしょうか。選手の話を聞く限り比較的上手く感覚作りができたようです。これも定期的に取り入れていきたいと思います。

その後はウエイト。これはいつも通り。かなりダメージがありますが、身体作りのために継続してもうワンランク上の力を身につけたいですね。筋力と神経系の結び付き…。ここもきちんと探っていきたいと思います。どうすればきちんと筋力が使えるようになるかを考えていきたいですね。

最後に少しだけ話しました。選手の日誌に「補強をやるのは当たり前。そこから何をするかが大切だ。」と書いてありました。目の前にあることに対して全力を尽くせない者が将来に向けての努力が出来るとは思いません。自分達が目指すモノがあるならそれに向けて「今」やるべきことを1つ1て確実にやっていく必要があります。そこが全てにつながっている。目指すモノに向けて「心」を1つにしていくために選手自身が何をしていくか?ここが全てを決めると思います。どこまで伝わるか?きちんと考えていく必要があります。技術面も重要ですが「心」をどう動かしていくかで結果は変わってくると信じています。

しっかりと自分自身のやるべき事に目を向けて欲しいと強く願います。
コメント
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